eBayを続けていると、誰もが一度は悩むのが 「海外バイヤーとのメッセージ対応」 です。
- 英語が不安
- 丁寧にしすぎて長文になる
- 説明しても伝わらない
- クレームが怖い
稲舟私も最初は同じでした!
しかしebayを続けながらオーストラリアで1年ほど生活する中で、「海外バイヤーに伝わるメッセージの感覚」 が見えてきたので、まとめました。
メッセージ対応がいまいちしっくり来ていない方、文章を考えるのに必要以上に時間を使ってしまっている方に参考になる内容の記事になっていると思いますのでぜひ、最後までご覧ください。
1. 完璧な説明より「今どうなっているか」が最重要


■体験談①:職場で問題が発生したときに気づいたこと
オーストラリアの職場で問題が起きた時、私は説明する文を考えすぎて報告が遅れたことがあります。
すると上司にこう言われました。
「まずは“今起きていること”と“今できる最善策”を教えてくれればいいよ。」



これはすべての言語に共通することですが、母国語以外だと意外と忘れてしまうことなので注意!
これは eBay でも同じです。
- 長い説明 (パニックになっているのに更に悪化する可能性)
- 背景の話 (背景は落ち着いてから説明するかそもそも必要ない場合も多い)
- 言い訳 (言い訳したい気持ちもわかりますが顧客に自分側の事情を言う必要はなし)
こういったものは本当に必要ありません。
- 結論
↓ - 状況
↓ - 今後の対応
この順番でメッセージを作成すればバイヤーは十分安心します。
2. 長文は読まれない。重要なことは短く伝える


■体験談②:ebayのディスクリプションや説明文
「丁寧に説明しないといけない」と思い込み、昔の私は長文で説明していました。
でもなかなか読んでくれなかったり、違う意味で捉えられてトラブルになったことも…
しかしある瞬間に気づきました。



「そもそも長文を読む人が少ないのでは?」
そこで最重要部分だけを短く書くようにした結果──
- トラブルが減った
- 質問が増えた
- 返信率が上がった
海外は「要点文化」。
短く書いたほうが圧倒的に伝わります。
3. 丁寧すぎる日本語を英語にすると意味が不自然になる


日本語のように丁寧語・敬語が発達した言語は珍しく、英語のメッセージで同じように丁寧に書くと、逆に硬く、不自然になります。
実際に私も、英語が失礼にならないようにと考えすぎて、「必要以上に丁寧で長い文章」になってしまうことがよくありました。
■体験談③:メッセージの文章についてバイヤーさんからの指摘
ある親切なバイヤーさんからはこうアドバイスをもらったことがあります。
「改行が多すぎて読みづらいよ。英語はあまり改行しないほうが伝わりやすいよ。」



日本語は改行したほうが見やすいから同じようにしていた…
この時、はっきり気づいたことは、“日本語の丁寧さ=英語の丁寧さ” ではない。
そして、“英語は文章が散らばると逆に読みにくい” ということ。
実際、これは英語圏では一般的な感覚で、英語の文章は
- 改行が多い
- 行間が広い
- 一文が短すぎる
などが続くと、「まとまっていない文章」という印象になることもあります。
だからこそ
- 文章は短く、1〜3行程度にまとめる
- 改行は日本語ほど多用しない
- 長い話は段落で区切る
という書き方のほうが、英語として自然で読みやすいです。
海外生活で私が体感したのは、英語では 「簡潔さ」や「一貫性」=読みやすい文章 だということ。
丁寧さを意識しすぎると、英語では逆に伝わりづらくなる。
そのことを教えてくれた出来事でした。
4. 伝えにくい時は「写真」が最強


文章で説明しても伝わらない部分は、写真1枚で解決する場合もあります。
- 傷の位置
- 梱包状況
- サイズ感
- 動作の様子
文化と言語を超えるのは、文章ではなく画像です。
5. 軽い雑談は距離を縮める“魔法”


修正テープや服を褒められたことがあるように、
オーストラリアでは雑談が日常。
■体験談③:バイヤーさんとのやりとりの中で
eBayでも軽い雑談は効果的で、
私はオーストラリアのバイヤーには「以前◯◯に滞在していました!」などと一言添えることがあります。



他の国の人でもその人の国の知っている食べ物や興味のあることを聞いてみると案外返事くれたりします!
すると相手が心を開き、
- 趣味を話してくれる
- リピートにつながる
- 追加で欲しいものを相談される
など、このような軽い会話から良い関係が気づけて長い間リピーターとして買い物してくれる顧客になっている人もいます。
6. メッセージの最後に “気軽に聞いてね” を添える


私が全てのメッセージに入れている定型文がこれ
海外では、「聞いてOK」というサインが非常に重要。
この一文だけで
- 質問しやすい
- 誤解が減る
- 安心してくれる
と大きな効果があります。
7. 発送後の不安は“自動で安心”を作るのが最強(Bee活用)


バイヤーが最も不安を感じるのは、荷物が今どこにあるか分からない時。
そこで役立つのが
マーケティングツールBeeの「発送追跡メッセージ機能」 です。
- 通関開始時
- 通関完了時
- 相手国到着時
など、荷物の状態に応じて自動で通知してくれます。
人柄(手動メッセージ)+ 安心の自動化(Bee)が最強の組み合わせです。
📝 まとめ


海外バイヤーに伝わるメッセージは、
短く、優しく、誠実に。
そして
現在の状況や今後の対応について正確に伝えるだけです。
ワーホリ生活で気づいた“海外の温度感”が、eBay顧客対応でも本当に役立っています。
これらが、海外バイヤーに最も伝わる「顧客対応の本質」 です。



もちろん毎回使うことのできる文章はテンプレとして保存して使う効率化も大切です。また、私がオーストラリアで実際に経験した「海外生活 × eBay」のリアルな状況については、下記の記事で詳しく紹介しています。


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