何が分からないのかも分からない…
eBayを始めたばかりの頃は誰でも迷いがちで、僕自身も最初の1ヶ月は迷いの連続でした。
- 商品が売れない
- 英語が怖い
- 発送方法が分からない
- 説明文がこれで良いのか不安
でも、eBayを4年続けてきて今振り返ると、初心者が最初につまずくポイントは、ほぼ同じところに集約される
と感じています。
この記事では、僕自身の失敗や実体験をもとに、「最初の1ヶ月で知っておくとラクになる考え方」をまとめました。
稲舟これからeBayを始める方、始めたばかりの方の不安が少しでも軽くなれば嬉しいです。
1. 出品しても売れない状態が続き、焦ってしまう
まず一番伝えたいのがこれです。
最初は、絶対に利益を求めない。
初心者が最初につまずくのは、「売れない＝自分のリサーチ力がない」「センスがない」と思ってしまうこと。
でも、これははっきり言えます。
最初に商品が売れないのは、実力ではありません。
評価がないアカウントは、売れる商品を出品していても売れないことが普通にあります。
実際、ベテランセラーでも「最初の1品」が売れるまで時間がかかることは珍しくありません。
ここで諦めてしまうのが、一番もったいないと思います。
稲舟最初の10〜20品は「利益を出す期間」ではなく「経験を積む練習期間」だと割り切ることが大切です。
2. 商品説明の作成に時間がかかってしまう
初心者ほど「丁寧に説明しなきゃ」と思い、説明文がどんどん長くなりがちです。
ですが、海外のバイヤーは長文を細かく読むことはほとんどありません。
むしろ、長すぎる説明は
- 読まれない
- 翻訳が不自然になる
- 誤解を生む
と逆効果になることもあります。本当に購入を考えているバイヤーは、
バイヤーA「ここはどうなっていますか？」「詳しいサイズを教えてください」
など、必ず何かしらアクションをしてくれます。
その都度対応したほうが、誤解も少なく、結果的に効率も良いです。
説明文は短く・分かりやすく・重要なポイントだけで十分です。
3. 英語への苦手意識が強く、出品や対応に不安を感じる
初心者の大きな壁が「英語への不安」
稲舟僕も最初は、1通の返信に20分近く悩んでいました…
でも今は、こう断言できます。
大切なのはこの3つです。
- 難しい表現を使わない
- 誤解されないようにシンプルに書く
- 早めに返信する
今は翻訳ソフトだけでなく、AIツール（ChatGPTなど）もあるので、不安な場合は一度チェックしてもらうのも良いと思います。
ただし、1つの返信に時間をかけすぎるのはNG。
気持ちはすごく分かりますが、返信が遅れるほうが不信感につながりやすいです。
英語は「完璧」より「誠実さとスピード」が正解です。
4. 梱包の正解がわからず、無駄に時間がかかってしまう
どこまで丁寧に梱包すればいいの？
これは初心者が必ず悩むポイントです。
海外発送では、日本のような丁寧な荷扱いは基本的に期待できません。
- 航空機に積まれる
- 何度も積み替えられる
- 国や地域によって扱いが大きく違う
こうした環境を通って届けられるため、eBayの梱包で一番大切なのは
だと僕は考えています。
もちろん、丁寧な梱包や工夫で差別化することも一つの戦略です。
ただ、日本国内向けの完璧な梱包基準を、そのまま海外発送に当てはめる必要はありません。
重要なのは、
- 必要十分な緩衝材を使うこと
- 輸送中の衝撃に耐えられる構造にすること
- 雨や湿気など、最低限のリスクを想定すること
このあたりを押さえておくことです。
■体験談：タイのバイヤーとのやり取り
以前、タイのバイヤーから購入された際に、
「スコール（短時間の激しい雨）が多い地域なので、防水をお願いします」
と言われたことがあります。
それ以来、東南アジアなど雨が多い地域への発送では、必要最低限の防水処理を意識するようになりました。
すると後日、
「丁寧に防水してくれてありがとう！」
と喜んでメッセージをくれたバイヤーもいました。
大切なのは、
稲舟相手の国や環境を想像して対応すること だと感じています。
5. 発送方法が多すぎて、どれを選べばいいか迷う
eBayは世界中に販売できるのが魅力ですが、初心者のうちは、これが逆に混乱の原因になります。
- 発送方法が多すぎる
- 国ごとに送料や条件が違う
- 追跡の有無で迷う
対策として一番おすすめなのは、
まずは次の3点を実践してみてください。
1.販売国は「アメリカだけ」に絞る
eBay.comの場合、販売国の8〜9割はアメリカ。
最初はアメリカだけに絞っても、大きな機会損失にはなりません。
発送国をアメリカに絞ることで
- 発送の流れを覚えやすい
- トラブルのパターンが把握しやすい
- 精神的な負担が減る
というメリットがあります。慣れてきたら、少しずつ販売国を増やせばOKです。
2. CPaSSだけを利用する
発送方法については、初心者の方には CPaSS SpeedPAK が分かりやすくおすすめです。
日本郵便やクーリエ(FedEx、DHL)の個人契約やヤマトの国際便など様々ありますが、まずはeBayと連携していてメリットも多いCPaSS SpeedPAKを利用することをおすすめします。
詳しくはこちらAwiiin内の解説記事を参考にしてください。
3. 商品別の送料は設定しない（送料は一律で無料）
初心者のうちは、商品ごとに送料を細かく設定すると混乱しやすいです。
そのため私は、
をおすすめしています。
このやり方は
- 出品が簡単
- ミスが少ない
- 利益計算もしやすい
上記のようにまずはシンプルにしてみましょう。
稲舟私も最初に複雑にしすぎて結局シンプルに初めて徐々に自分の商材やスタイルに合わせてカスタムしていきました。
慣れてきたら、商品別の送料に挑戦すればOK。
まずは「シンプル」がいちばん続けやすいと思います。
6. 返品・クレームを想像して、トラブル対応が怖くなる
トラブルが起きると、「どう説明しよう…」と考えすぎて、連絡が遅れてしまうことがあります。
僕もそうでした。
でも、オーストラリアで働いていたときに言われた言葉が、今でも印象に残っています。
「まずは、今起きていることだけ教えて。」
完璧な説明や言い訳は必要ありません。
- 今どうなっているか
- 現時点でできる対応
- 今後どうする予定か
これだけで十分です。
eBayでも同じで、沈黙が一番のリスク。
早く伝えることで、大きなトラブルになるのを防げます。
顧客対応についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
7. 情報を集めすぎて、結局行動できなくなる
初心者が一番陥りやすい落とし穴がこれです。
今は、ブログやSNS、YouTubeなどでいくらでも情報が手に入ります。
ただし、
- ネガティブな情報
- 不安を煽る表現
これらは、読者の興味を引くために意図的に強調されている場合もあります。
情報を集めすぎると、かえって不安が大きくなり、行動できなくなってしまいます。
大切なのは、
- 情報源をある程度絞る
- ネガティブ情報は鵜呑みにしない
- まずはやってみる
最初の1ヶ月は、正解を探す期間ではなく、経験を積む期間だと考えてください。
まとめ：最初の1ヶ月は「経験を買う期間」
売れない、英語が不安、発送が難しい…。
それは、誰もが通る道です。
最初の1ヶ月は、利益よりも経験を優先すること が何より大切。
少しずつ慣れていけば、必ずできることが増えていきます。
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