eBayの発送で、CPaSSを利用している方も多いのではないでしょうか。
実はCPaSS以外にも、送り状発行システム「Ship&co」と関税計算システム「Zonos」を連携させると、日本郵便の国際郵便で米国向けにDDP発送ができるようになりました。
この記事では、Ship&coとZonosを使った米国向けDDP発送について、事前準備から料金の支払いまでを実際の流れに沿ってご紹介します。
orie初めての方でも迷わず設定できるよう、各ステップを順番に解説していきます。
まずは、Ship&coとZonosを連携すると何ができるのか、仕組みから確認していきましょう。
Zonosについては、以下の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。


Ship&coとZonosの連携とは?日本郵便で米国DDP発送ができる仕組み


Ship&coとZonosを連携すると、日本郵便の国際郵便を使った米国向けDDP発送をスムーズに行えます。
DDP(関税元払い)とは、関税や通関手数料を販売者側(セラー)が負担する発送方法です。
購入者(バイヤー)は受け取り時に追加費用を払う必要がなく、受け取り拒否などのトラブルを防ぎやすくなります。
それぞれのサービスの役割は次のとおりです。
| サービス | 役割 |
|---|---|
| Ship&co | eBay・Shopify・Amazonなどの注文を取り込み、1クリックで送り状を発行する |
| Zonos | 米国の関税・手数料を自動計算し、米国税関(CBP)へ代理納付する |
すでに米国宛てのラベル発行にShip&coを使っている方は、いつもの発送作業にZonosの関税計算・徴収が加わるイメージです。
米国向けDDP発送を始めるまでの4つのSTEP


Ship&co×ZonosでDDP発送を始めるまでの流れは、大きく分けて次の4ステップです。
特に①の料金後納契約は必須です。
契約には数日〜数週間かかる場合があるため、早めに手続きを進めておきましょう。
【STEP①】日本郵便と「料金後納」契約を結び、ゆうびんビズカード番号を取得する


Zonosの日本郵便用アカウントを認証するには、日本郵便の料金後納契約で発行される「ゆうびんビズカード」(32桁の番号)が必要です。
- 1か月分の郵便料金を翌月にまとめて口座振替などで支払う制度
- 発送のたびに窓口で支払う手間が省けるため、発送数が多い方ほど便利
申し込み前の確認からカードが届くまでは、以下の流れで進めます。
まずは、料金後納を利用できる発送数(目安)かどうかを確認します。
- 原則:毎月50通(個)以上
- 国際小包:毎月10個以上
- EMS:毎月4個以上
条件を満たしていれば、申し込みに必要な書類を用意します。
- 料金後納承認請求書
- 口座振替依頼書
- 本人確認資料(運転免許証・パスポート・住民票の写しなど)
- 法人の場合:登記簿謄本または印鑑登録証明書(求められることがあります)
書類は、日本郵便のホームページからダウンロードするか、郵便局の窓口で受け取れます。
申込書には、ご自身が予定している発送数と料金をもとに記入してください。



私の場合は、上記に加えて 預金口座を確認できる書類 も求められました。
必要な書類は郵便局によって異なることがあるため、事前に利用する郵便局へ確認しておくとスムーズです。
書類がそろったら、郵便局の窓口へ提出します。
提出後、日本郵便による審査が行われます。
完了までに数日〜数週間かかることもあるため、余裕をもって申し込みましょう。
審査に通ると、「ゆうびんビズカード」と「料金後納取扱承認書」が届きます。
カードに記載された32桁の番号を、次の【STEP②】で使います。
【STEP②】Zonosで日本郵便用の認証済みアカウントを作成する
日本郵便の国際郵便で米国向けDDPを利用するには、Zonosで日本郵便用の認証済みアカウント(Verified Account)を作成します。
※Zonosのアカウントをまだ作成していない方は、先にアカウント登録を済ませておきましょう。


日本郵便の認証済みアカウントの作成手順は、以下のとおりです。
ダッシュボードの「アカウント」>「請求」から、関税・通関手数料の決済に使うクレジットカードを登録します。


「アカウント」>「一般」を開き、「Later Pay Number」欄にSTEP①で取得した32桁の番号を入力します。


「設定」>「インテグレーション」を開き、表示されている「Account key」の文字列をコピーしておきます。


※Ship&coとの連携に使うのは「API key」ではなく 「Account key」 です。
間違えやすいので気をつけましょう。
【STEP③】Ship&coとZonosを連携する
STEP①②が完了したら、Ship&coとZonosを連携させます。
※Ship&coのアカウントをまだ作成していない方は、先にアカウント登録を済ませておきましょう。


Ship&coとZonosの連携手順は、以下のとおりです。
Ship&coにログインし、「運送会社」画面の「運送会社を追加」からZonosを選択します。


STEP②でコピーしたAccount keyを「アカウントキー」欄に入力して保存します。


STEP①で取得した番号を入力し、利用する配送サービスを選択して保存します。


運送会社一覧にZonosが表示されれば連携完了です。


※1つのShip&coアカウントに登録できるZonosアカウントは1つのみです。
【STEP④】HTSコードを登録して、DDPラベルを発行する
Zonosが関税を正確に計算するためには、商品ごとの HTSコード(米国の関税分類番号) が必要です。
Ship&coの「設定」>「内容物リスト」で、よく扱う商品のHTSコードと原産国をあらかじめ登録しておきましょう。
ラベル発行時にプルダウンから呼び出せるようになり、入力の手間を大幅に減らせます。


設定が完了すれば、以下の手順でDDPラベルを発行します。
「出荷待ち」リストから、発送したい米国宛ての注文をクリックします。


梱包後の重量を入力し、「DDP」のチェックボックスをオンにします。


内容品の品名・数量・単価・HTSコードに誤りがないか確認し、右下の虫眼鏡マークをクリックします。


配送方法の選択肢から「Zonos(EMS、国際エアパケットなど)」を選び、印刷ボタンを押します。


追跡番号が発行されたら「送り状」をクリックし、DDP専用ラベルを印刷します。




あとはラベルを荷物に貼り付けて、郵便局へ差し出せば完了です。
料金の支払い方法|送料と関税は請求元が異なる


Ship&co×Zonosでの発送費用は、「送料」と「関税・手数料」で請求元が分かれます。
| 項目 | 請求元 | 支払い方法 | タイミング |
| 運賃(送料) | 日本郵便 | 料金後納(指定口座からの自動引落など) | 月締め・翌月請求 |
| 関税・通関手数料 | Zonos | Zonosに登録したクレジットカード | 発送実績に基づき都度 |



2つの費用は別々に請求されるため、経理上も分けて管理しておくと安心です。
なお、Zonosからの請求内容は、Zonosのダッシュボードから確認できます。
まとめ|Ship&co×Zonosで米国向けDDP発送を効率化しよう


Ship&coとZonosを一度連携しておけば、日本郵便を使った米国向けDDP発送を日々スムーズに行えます。
事前に準備しておきたいのは、主に次の2点です。
- 日本郵便の料金後納契約と、Zonosの認証済みアカウントを用意する
- よく発送する商品のHTSコードをShip&coに登録しておく



この2つを済ませておけば、送り状の発行から発送までの入力の手間を大きく減らせます。
日本郵便で米国向けDDP発送をしたい方はもちろん、eBayなど複数の販路を運営していて発送業務を効率化したい方も、ぜひ参考にしてみてください。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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菊池 駿(きくち しゅん)
株式会社Awiiin 代表取締役・eBay物販輸出のツールBee運営者
- 芝浦工業大学 数学科 卒業
- 2014~2019年:5年間中学校数学教師として勤務
- 2018年:YouTubeチャンネル「eBayライフを快適に by Bee」開設
※チャンネル登録者数”9,570人”(2025年9月時点) - 2020年:「株式会社Awiiin」設立
- 2024年:「埼玉を代表する企業100選」に選出
- 2025年:サッカーチーム「シュワーボ東京」をスポンサード
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