- Business Policyについて概要と基礎知識
- 適切なシッピングポリシーを設定する
本記事では、これらを学ぶ事が出来ます。
Shipping Policyの設定方法
それでは シッピングポリシーについてご説明します。価格戦略の考え方という動画にて送料無料設定フリーシッピングと送料を別で設定する配送料請求の大きく2パターンが戦略として考えられるとご紹介しています。
厳密にはこの2つを配送先の地域によって 混合できたりするのですがそれらを決定する際にどうやってどのサービスでいくらで配送しどの国と地域を対象とするかを 組み合わせて考える必要がございます。
配送地域については皆さんの戦略に一任するという形にはなりますがまずはシンプルに主要国にのみ設定をし販売活動を開始されることを我々としては推奨しています。

送料無料の設定
まずは送料無料設定を全地域に設定するという前提でご説明します。
まずビジネスポリシーの管理画面へのアクセス方法ですが画面左上のお名前があるプルダウンメニューからアカウントセッティングをクリックしてください。その後表示された画面左下にセリングの欄がございますのでこちらよりビジネスポリシーズをご選択ください。
その後ビジネスポリシーズの管理画面となりますのでクリエイトポリシーボタンより設定されたいポリシーをご選択ください。もしくはMy ebayサマリーアカウントの順にクリックしていただいても②にアクセス可能となります。
なおこちら②のセリング欄にてビジネスポリシーズが表示されてないという方はビジネスポリシーの動画にてご案内していますがビジネスポリシーのオプトイン導入の設定が必要となります概要欄にございますURLより導入を進めて先に進んでください。

こちらからシッピングをクリックしていただきますとこのような設定画面が表示されます。
ここでは見やすいように一部ずつ抜粋しております。

まずポリシーネームはご自身で分かりやすい名前を記入してください。今回は送料無料設定なのでフリーシッピングという風に入力しています続いてドメスティックシッピングについてです。
ドメスティックは直訳すると国内という風になりますがこのシッピングポリシーにおけるドメスティックはアメリカ国内を指しアメリカへの配送方法を設定できます。
ただこちらはebay.comサイトの場合アメリカサイトのためアメリカ国内となりますが他の国のサイト例えばebay.ukなどで出品される方はイギリスがこのドメスティックを指す国となりますのでその点ご留意ください。
ただ多くの皆さんはebay.comを利用されるかと思いますのでebay.comを前提に勧めさせていただきます。
このflat same cost to all buyersは定額すべてのバイヤーに同じ料金という意味になるのですが基本的に日本のセラー様はこちらを選んでいただくという認識で問題ございません。
その後Services見て配送手段をプルダウンメニューより選択します。
プルダウンメニューを開いていただきますと様々な配送手段が表示されるのですが日本から出品される皆様におきましてはこちらに表示のあるエコノミー、スタンダード、エクスペライテッド、シッピングフロムアウトサイドUSこの3つからご選択いただけます。

こちらの違いとしては発送してから到着までどのぐらいかかるかとなっていますエコノミーは11〜23営業日スタンダードは5〜10営業日エクスペライテッドは1〜4営業日となっており例えばクーリエサービスの早い配送サービスを利用される場合はエクスペライテッドを選ぶことになるかと思います。
早い配送のエクスペライテッドならいくらスタンダードならいくらという設定もできますがここではまずシンプルにスタンダード一択という前提で設定を進めます。
まずは送料無料設定のためこちらにあるフリーシッピングのチェックボックスにてチェックを入れていただくとこちらのコスト、P1アディショナル両方に自動的にゼロドルというふうに表示されます。
そしてハンドリングタイムはフルダウンメニューより入金があってから出荷するまでの日数を選択することができる部分になります。特にとしては入金後3営業日以内に出荷できるよう設定いただくことを推奨しています。

こちらはシッピングポリシー内、ドメスティックシッピングの下にあるインターナショナルシッピングの設定画面です。ebays.comであればドメスティックで設定したアメリカ以外の国と地域への配送を設定する部分ですまずはドメスティック同様、フラット、Same Cost to All Buyersをクリックしてください。

その後Ship To All、今回に関しては全地域へ配送料を無料とするという風な前提と置いているため全世界を意味するワールドワイドを選択しアメリカ以外の国と地域を一律の設定とします。
その中でドメスティック同様、サービシズを選択します。インターナショナルシッピングにおいても多くの配送サービスが表示されますが基本的に日本から出品される皆さんにご選択いただけるのはエコノミー、スタンダード、エクスペライテッド、インターナショナルシッピングこの3つとなります。
こちらドメスティックと違い配送の営業日が記載されていませんがインターナショナルシッピングにおいては配送先の国と地域によって配送期間が自動で設定される仕様になっています。

こちらもドメスティック同様、スタンダードを選択しますサービスを選択したらドメスティック同様、金額の入力になりますがインターナショナルにはフリーシッピングのチェックボックスがないため手動で0と入力してください。
一旦中段にありますシッピングレートテーブルは後ほどの送料別設定のパートにてご説明させていただきますのでこちらでは割愛します。
その下、エクスクルードシッピングロケーションズこちらですが、こちらにて配送除外国を設定することが可能となります。

こちらのクリエイトエクスクリュージョンリストこちらをクリックしていただきますとこのような画面が表示されます。
まずドメスティックと一番下のアディショナルロケーションズこちらの欄にある地域ですがアラスカとハワイはお分かりになるかと思います。
US Protect RangeAPOスラッシュFPOは母国や米軍基地を指し取り特殊な地域となりますので配送除外国設定をされているセラーが個人的には多い印象になりますそしてPO、POボックスは紙書箱を指しています。
またインターナショナル欄においては各地域が記載されていますがこちらのチェックボックスにチェックを入れることで一括で配送除外国設定も地域ごとに可能ですし細かい国と地域ごとに設定されたりという場合はShow all countriesこちらをクリックすることでその地域の中にある国が表示されますので細かい設定も可能となります。
国際情勢や配送業者の引き受け停止などが発生した場合に備えこまめに除外国設定は見直してください。配送を除外したい国と地域を選択しましたら最後にApplyをクリックしていただきますと先ほどのNo locations are excludedと記載のあった部分に配送除外国設定した国と地域が表示されます。

こちらの確認ができましたら最後にSaveをクリックすることで送料無料のシッティングポリシーは設定完了となります。
送料別の設定
では続いて送料無料ではなく送料を別で設定する方法を説明します。

様々な設定方法がありますが一旦例題としてヘッドフォンを販売する場合に大きく地域を分割してアメリカのある北中米を基準にしたこの値段にて送料を設定していこうかと思います。
送料無料同様Create PolicyよりShippingを選択してShipping Policyの設定画面を開きます。Policy Nameは分かりやすい名前とするためヘッドフォン以外の似たような重さの出品商品にも使えるようスタンダード1から2kgというような名前を記載しています。
重さや配送会社などによってShipping Policyをそれぞれ設定されている方が個人的には多い印象にあります。
Domestic Shippingについてですがこちらも送料無料設定同様Flat Same Cost to All Buyersを選択しサービスはEconomy・Standard・Expirated Shipping from Outside USこの中より今回はスタンダードを選択しています。
先ほど例示した表にて北中米は25ドルかかるというふうに想定していたためコストとしては25ドルと記入しています。
また先ほど送料無料設定でご案内しなかったのですがコストの右にあるEach Additionalこちらは2つ以上の複数商品が購入された際箱の大きさや重さも2つ以上となってくると変更され送料が高くなってしまうため1つ商品が追加されるごとに送料をいくら加算するかという設定になります。
こちらではヘッドフォンが1つ増えるごとに10ドル送料が高くなるというふうに想定をして1つに10ドルと記入しています。

またハンドリングタイムも送料無料設定同様に支払いがあってから発送までにかかる時間の設定となりここでは3営業日というふうに設定しています。
続いてインターナショナルシッピングの設定です。こちらも今まで同様Flat Same Cost to All Buyersを選択していただきShip Toを送料無料設定では地域統一のワールドワイドとしていましたがこちらではChoose Custom Locationを選択します。
そうしますと設定できる主な国と地域がこのように表示されますので先ほどの表で18ドルであったアジア圏の中国とオーストラリアこの2つを選択しコストには18ドルというふうに記入しています。
この場合商品追加ごとに8ドルかかると想定をしてこちらには8ドル、リーチアディショナルには8ドルと入れていますそして先ほどの表で32ドルであったヨーロッパこちらは主要国であるイギリス、ドイツ、フランスこの3つにチェックを入れてコストには32ドル商品追加ごとに15ドルとして設定しています。
この他に例えば北中米のカナダを追加したいという場合はこちらのアジアアディショナルサービスをクリックすると選択欄が増えますのでそちらにて同じくChoose Custom LocationsStandard International Shippingを選択していただきアメリカ同様の北中米のためコストには25ドルというふうに記入する形になるかと思います。

ではもし仮にこちらのアジアのところに記載のない韓国に配送したいとする場合どうするのかという説明をいたします。
さらに細かく国ごとにエリアごとに送料を設定したいという場合はShipping Rate Tableという機能を利用します。
こちら先ほど送料無料設定の説明にて割愛させていただいた部分です。
Apply Domestic Shipping Rate Tableはdomestic=ebay.comではアメリカになりますのでアメリカの州ごとに送料を設定することができます。

日本郵便ではアメリカは全国一料金となっているかと思いますがクーリエなどでは東側と西側で価格が多少変わることもありますのでそれに対応した送料設定をしたいという場合はApply Domestic Shipping Rate Tableこちらにチェックを入れてCreate Rate Tableをクリックします。
またApply International Shipping Rate Tableにてアメリカ以外の国を国別に送料設定することができます。
先ほど選べなかった韓国こちらの送料を個別に設定するという場合Apply International Shipping Rate Tableこちらにチェックを入れCreate Rate Tableをクリックします。Create Rate Tableをクリックしていただきますとこのような画面が立ち上がります。

まずテーブルネームを付けます。
テーブルは複数作成できますのでどんな内容で設定したのかが後から分かるように名前を付けてください。
そしてその下にありますExpellited Standardエコノミーの送り方に対して追加したい州や国地域を選びます。
例えば例示の送料配送サービスで韓国に送る送料を設定したいという場合はスタンダードの下のPlus Add Regions Slash Stateこちらをクリックして地域の一覧が表示されますのでこちらアジアという地域の中からKorea Southを選んでチェックを入れ右下のSaveをクリックします。

そうするとスタンダードの下に今選んだアジアのKorea Southが表示されますのでその横のCost こちらに設定したい送料の金額を入力してセーブします。

このように国ごとや地域ごとの送料をさらに細かく設定したいという場合は必要に応じてShipping Rate Tablesこちらを活用してみてください。
ちなみにChoose Custom LocationとShipping Rate Tablesこの設定の優先順位はChoose Custom Locationsで設定したものよりもこちらのShipping Rate Tablesで設定したものが優先されます。
まとめです。
Shipping Policyはアメリカへの配送方法と送料その他の国と地域への配送方法と送料売れてから発送するまでの日数であるハンドリングタイムそして発送対象にする国の設定をするものです。
商品の大きさや重さ配送する国やエリア配送サービスごとに送料の設定を変えることができます。
送料無料と送料別の計算方法を理解して適切なShipping Policyを組み合わせて作成してみましょう。
Payment Return Policyの設定方法の動画もe-learningで別でございますのでぜひご覧ください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
【輸出参考文献・引用元】
ebay.com
ebay japan
JETRO(ジェトロ日本貿易振興機構)
危険物国際輸送における留意点:日本
税関(財務省貿易統計)