今回は、AwiiinのコミュニティメンバーToshiさんへの、インタビュー後編をご覧いただきます。
54歳で陸上自衛隊を退職後、試行錯誤を経て物販ビジネスで成功を収めたToshiさん。
現在は7人の外注スタッフと共に、eBayやAmazonで安定した収益を実現されています。
■この記事でわかること
- 外注化の具体的なステップと成功のポイント
- 月30万円の利益を生み出す収益構造
- 信頼関係構築のためのコミュニケーション術
理想的な外注化を達成するために、どのような工夫を重ねてこられたのか、そのノウハウを詳しく教えていただきました。
物販ビジネスの効率化をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、インタビュー前編ではeBayやAmazonといったECプラットフォームの特徴についても解説していますので、合わせてお読みください。
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Toshiさんのご経歴
- 陸上自衛隊を54歳で退職
- 営業の仕事に再就職したが、約1年半で退職
- コロナ禍で再々就職が難しかったため、独立を決意
- ブログのアフィリエイト・オンラインカジノ・FXなどを試すも上手くいかなかった
- 最終的にeBayのスクールの入会し、本格的に物販を始める
- 現在は、eBay・国内Amazon・アメリカのAmazon輸出を運営している
外注化について
外注の役割分担について
eBayの作業を外注化されているそうですが、どの部分を外注化されているのですか?
梱包作業などを外注化したので、自分で発送することはなくなりました。最初は発送だけだったのですが、今ではほとんど外注しています。
Toshiさんは単に外注に出すだけではなく、段階的に外注化を行っています。
発送担当:商品の梱包作業や発送作業を担当する
リサーチ担当:リサーチした商品をスプレッドシートにまとめる
出品担当:リサーチ担当がまとめた資料から、情報を入力し出品する
※リサーチと出品は別の担当者が行う
以前、リサーチと出品作業を同じ人に依頼していたら、自分でeBayを始め抜けられてしまったので、今は別々に担当を割り当てています。
買付担当:ECサイトやオークションサイトで商品を購入する
リサーチや出品作業を見て、信頼できるようになったスタッフのみ担当してもらっています。
外注リーダー:各外注の担当者に指示出し、顧客対応を担当
私と外注さんとの間に入ってもらって、指示を出す役目を担当してもらっています。
外注さんの人数について
外注さんは全部で何人いるのですか?
全部で7人の外注さんに、AmazonやeBayの作業をしてもらっています。
外注する際に重要なポイントは、
- 複数のECプラットフォームの作業を担当させる
例:eBayのリサーチ担当にAmazonのツールを伸ばしてもらう
結果的に各ECプラットフォームの良いところを吸収できるので、相乗効果が生まれよりアカウントが強くなっていきます。
外注さんとの働き方
一緒に働かれている外注さんとは、どのくらいの期間が経っていますか?
長い人では2年、短い人でも1年は経過しています。
Toshiさんが実践されている外注さんとの仕事の仕方は、
- 全体ミーティング:2週間に1回
- 主な連絡ツール:チャットワーク(顔出しは自由)
- 業務連絡:都度連絡
- 情報伝達:リーダー経由が基本
外注さんと良好な関係を築くには
発注側・外注さん、どちらも納得して仕事をするために、意識されていることはありますか?
例えば、リサーチと出品作業ならどっちがやりやすいのかなど、外注さんの希望を聞いてからお願いすることですかね。
その他に実践されていることは、
- 外注スタッフをまとめられる人に、リーダーの役割を打診する
各作業の外注費について
各作業でどのくらいの外注費がかかるのですか?
各作業の外注費は、以下のとおりです。
外注作業 | 外注費用 |
---|---|
リサーチ | ・1商品につき30円 ・ツールを回す場合は1URLにつき500円 |
顧客管理 | ・月額報酬(例:1カ月あたり〇〇万円) ・売上に応じたボーナスや報酬を追加支給 |
外注化の仕組みができるまでの期間
完全に外注化できるまでの期間を教えてください。
外注さんとの信頼関係を作らないといけないので、1年以上はかかりました。
外注さんはどのようにして探したのですか?
クラウドワークスやランサーズなどといった、クラウドソーシングを利用しました。
これまでに経験した外注作業のミス
これまでに外注を依頼して、トラブルなどはありましたか?
初期の頃は、出品する値段のミスや送料計算の間違いなど、度々発生していました。ですが、注意の仕方を工夫することで今では減っています。
外注さんのミスを減らすコツは、
■段階的に注意する
- 軽く注意する
例:「次はやならいでくださいね」 - ミスに応じて報酬を減額する
例:ミスが何回も続いた場合
収益構造について
商品が売れた場合の収益構造(お金の流れ)について教えてください。
最終的に手元に残る金額が、約30万円ほどになります。
Toshiさんの収益構造は、以下のとおりです。
- 粗利率:30~35%
- 外注費・手数料:約50%(そのうち外注費は月10万円程度)
- 利益率:15%(30万円の手残り)
リサーチする時のポイント
外注さんにリサーチしてもらう時は、どんなところを見てもらうのですか?
Toshiさんがリサーチの時に重視しているポイントは、
- Sold listing:過去に売れた商品をベースにリサーチする
- セラーリサーチ:人気のあるセラーさんの商品をリサーチする
- プロダクトリサーチ:季節で売れる商品や統計的に売れる商品をリサーチする
3つのリサーチを外注さんにお願いしています。
今回のインタビューで、外注化の全体像が見えてきました。Toshiさん、いろいろ貴重な話ありがとうございました。
まとめ
今回は、AwiiinのコミュニティメンバーでもあるToshiさんへのインタビュー後編をお送りしました。
- 外注化の段階的なアプローチと成功のポイント
- 7人体制での効率的な運営方法
- 外注スタッフとの信頼関係構築の重要性
- 具体的な報酬体系と収益構造
特に興味深いのは、リサーチと出品を別々の担当者に分けることで、ノウハウの流出を防ぐ工夫をされている点です。
外注化ができれば、効率的に物販ビジネスを拡大させることができるでしょう。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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