「アメリカ以外にも販売したい…」
「オーストラリアへの販売も検討しているけど、どんな国?」
オーストラリアは、のんびり・フレンドリーな国民性で、電化製品や中古の車など、日本製品に対する信頼度は高いです。
この記事では、前回に引き続き筆者がオーストラリアで実践したeBayでの経験についてご紹介します。
稲舟オーストラリアへの販売拡大に向けてヒントが欲しい方は、参考になるかとおもいます。
前回の記事はこちらから


🏝️ 暮らしてみてわかった、オーストラリアの“人となり”


オーストラリアで1年間暮らしてみて感じたのは、人の温かさとマイペースさ。
店員さんが「How’s it going?」(調子はどう?)と笑顔で話しかけてくれることも日常です。
仕事でもプライベートでも“焦らない文化”が根付いていて、どこか余裕を感じます。
ただ、実際に住んでみて気づいたのは、「オーストラリア人」といっても実はいろんな人たちがいるということ。
オーストラリアは世界でも有数の移民国家で、街を歩くだけでアジア系、ヨーロッパ系、中東系、さまざまな文化が混ざり合っています。
私の職場にもインド、シンガポール、メキシコなど多様な国出身の同僚がいて、それぞれの文化を持ちながらも、みんなフレンドリーでポジティブ。
「お互いの違いを楽しむ」という空気がありました。



だからオーストラリアの“国民性”というのは、多様な価値観の中から生まれた“おおらかさ”なんだと思います。
💬 フレンドリーで会話を大切にする国民性


オーストラリアの人たちは本当に気さくで、会話が大好きです。
初対面でもすぐに打ち解けるし、ちょっとしたことにも素直に声をかけてくれます。
■体験談①:職場でのできごと(日本の文房具が会話のきっかけに)
私が職場で日本製の修正テープを使っていると、同僚が興味津々に話しかけてきました。
「Hey, what’s that?(ねえ、それは何なの?)」
「Wow, that’s awesome! It’s so useful!(すごいね、これ便利だね!)



彼はとても感心してくれて、そこから仕事や趣味の話にまで広がりました。
こうした「気になったら話しかける」「いいと思ったら素直に伝える」という文化は、日常生活のあらゆる場面にあります
■体験談②:街中でのできごと (褒め言葉が飛び交う日常)
オーストラリアでは、街を歩いているだけで見知らぬ人から声をかけられることも多いです。
「Hi there! Hope you’re having a good day!(こんにちは!今日はいい一日を過ごしていますか?)」
「I like your outfit!(あなたの服装、いいね!)」
「Those shoes are so cute!(その靴、めっちゃかわいい!)」



最初は少し驚きましたが、慣れるとその明るさがとても心地よく感じました。
これはまさに、オーストラリアの「会話を楽しむ」文化そのものです。
eBayでのやり取りでも、この“フレンドリーさ”は大切だと私は思います。



テンプレートのような返信よりも、人間味のある一文のほうが信頼されるし返信してくれる率も上がるように感じます。
💡 おおらかだけど“誠実さ”を大事にする
オーストラリアの人は基本的におおらかで細かいことを気にしません。
少しの配送の遅延やパッケージの擦れなどにも寛容で、「No worries!」(心配しないで!)の一言で済むことが多いです。
でも、誠実さはとても大切にしています。
遅れがあるときは、
“Thanks for your patience, I’ve just shipped it out today!”
(“お待ちいただきありがとうございます。本日発送いたしました!”)
のように前向きな言葉を添えるだけで「丁寧な人だな」と信頼してもらえます。
つまり、“完璧”よりも“誠実”なことが重要とされています。
日本人が持つ誠実さは、オーストラリアでもしっかり伝わります。
🌿 健康志向とオーガニック文化


生活していて驚いたのが、オーストラリア人は想像以上に健康志向だということ。
スーパーには食品以外に、オーガニック製品(石けん・オイル・歯磨き粉など)が多数並んでおり、購入される方も多いです。
私の周りの人でも、「成分表示を見てから買う」のが当たり前。
「体に入れるもの」「肌につけるもの」に対して、みんな意識が高いんです。
この文化はeBay販売でもヒントになります。
「無添加」「自然素材」「Made in Japanの安心品質」など、オーストラリアのバイヤーには、以下のような “体に優しい” というキーワードが強く響きます。
- 無添加
- 自然素材
- Made in Japanの安心品質



日本でも有名なAesopは実はオーストラリア発祥のメーカーです!
🌏 資源を大切にするエコ意識


もう一つ印象的だったのは、資源をとても大切にする国だということ。
カフェでは紙ストローが当たり前で、プラスチックの袋やカップを使うお店はほとんどありません。
スーパーではエコバッグが常識で、袋を購入する場合も基本は紙袋です。
こうした文化の中で暮らす人たちにとって、「リユース」「リサイクル」「長く使えるもの」は自然な価値観。
その象徴のひとつが、中古品文化です。
家具、家電、服、そして車まで、日常生活のあらゆる場面で中古品が主流です。



オーストラリアでは「中古=当たり前」。
車検がないオーストラリアの車文化


特に驚いたのは車文化。
街には中古車が多く、日本では見かけないような古いモデルも当たり前のように走っています。
オーストラリアには日本のような厳しい車検制度がないため、10年以上前の車でも普通に走っていますし、走行距離が10〜15万kmは全然普通です。
でも、それが悪いことではなく、「まだ使えるなら使う」という考え方なんです。
日本車は安全性も耐久性もかなりの信頼があり人気です。



オーストラリアは日本車の割合が私の体感7割ほどあったように思います。 オーストラリアへもeBay motorsでの出品は有効です!
JETROのレポートによると、2023年度のメーカー別新車販売台数の上位10社のうち5つが日本車のようです。


画像引用元:JETRO(日本貿易振興機構)
だからこそeBayでも、
- 丁寧に使われた中古品
- 長持ちする日本製品
- 修理可能で再利用できるもの
このようなものが好まれやすいのだと思います。
オーストラリアの人たちにとっては、新品より“良い中古”のほうが価値を感じる場面も多い。
そうした価値観を理解すると、販売戦略の見方も変わってきます。
🎁 日本の“丁寧さ”は、海外では特別な価値になる


オーストラリアでは、日本のように100円ショップで何でも揃うわけではありません。
便利グッズや小物を手に入れるのは意外と大変で、日本の「便利さ」や「気配り」そのものが価値になります。
私がeBayで商品を発送すると、
「Perfect packaging!」「So neatly packed!」とメッセージをもらうことがよくありました。
たった一つの丁寧な梱包が、相手にとって“日本らしい温かさ”に感じられるんです。
こうした小さな心遣いが、海外では想像以上の感動につながると思います。
それを実感したのも、オーストラリアでの生活でした。
✨ まとめ:文化を知ることが、販売のヒントになる


オーストラリアの人たちは、フレンドリーで、おおらかで、そして誠実。
その一方で、健康や環境にも真剣に向き合っています。
こうした国民性や文化を理解すると、
“何をどう売るか”の考え方が自然と変わります。
日本人の丁寧さと、オーストラリアの明るく前向きな気質。
この2つを掛け合わせることで、
「信頼されるセラー」「愛される取引」ができると感じました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回の記事はこちら!(※準備中)


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