eBayのすごくややこしい手数料ですが、概要を理解しておくことで利益0でも売り切りたい等のギリギリのラインを攻める時にも役に立つかと思います。
そこで今回は手数料について説明していきます。
■本記事で得られる情報
・手数料にはどんな種類があるか
・どういった条件で手数料が変動するのか
・実際のオーダー詳細の画面を使った計算方法の整合性確認
eBayJAPANのページを見ると大体全部載ってますが、ペイオニアの部分であったり、アップデートの部分であったり
色々補足をして分かりやすくまとめています。
『知識は自分を守る武器』基本的なことも理解してeBayライフを盛り上げましょう。
eBayにかかる手数料
■eBayにかかる主な手数料
・出品手数料
・落札手数料
・海外決済手数料
・広告費手数料
・ペイオニア出金手数料
他にも追加落札手数料、払戻手数料、セラーの為替手数料など特殊な
手数料もありますが、先ずは上の5つを押さえましょう。
出品手数料
それでは早速、出品手数料から解説していきますね。
■出品手数料のポイント
・無料出品枠内での出品なら手数料はかからない
・プラン毎に無料出品枠が変化する
下の図を見るとプランによる無料出品枠がわかりやすいです。
ストアを契約していない方であったり、スタータープランの人は月の無料出品枠が250品と決まっています。
【耳寄りな話】
上の表を見てもらうとわかりますが、ベーシックプランではどんなカテゴリーでも1,000品まで月に無料で出品できるんですけど、よく出されるコレクティブルズのカテゴリーは指定カテゴリーなのでベーシックプランでも月に1万品まで無料で出品することができます。
落札手数料
2つ目の手数料が落札手数料です。
■落札手数料のポイント
・落札手数料はその名の通り商品が売れた時点で発生する手数料のこと
・初心者の方は、ほとんどのカテゴリーの場合では13.25%と思っておいて特に問題はない
・落札手数料は下図に示してある通り様々な要素によって複雑に変動する
落札手数料を計算するには以下の計算式を基本的に使います。
(売上総額×カテゴリーに応じた%)+固定手数料(0.40$)
Musicを含むほとんどのカテゴリー(含、コレクティブルズ)は、13.25%に設定されていますが、1つのアイテムの売上総額が7,500ドル超えた分に関しては2.35%手数料がかかってきます。
ちなみにGuitars&Bassesのカテゴリーでは、落札手数料が基本的には6.35%に設定されています。
このようにカテゴリーによって落札手数料もかなり変わってくることをよく覚えておいてください。
自分が出品するカテゴリーの落札手数料が何%なのか見たり、それによって自分が次にどんなものをどんなジャンルで販売していこうか決める1つの指標になるのかなと思います。
もう1つセラーパフォーマンスによっても変動しますが、これはAbove StandardとTRS(トップレートセラー)である限り特に問題はありません。
ビロースタンダードになってくると落札手数料がプラス6%とかされてくるのでセラーパフォーマンスは常に気をつけましょう。
セラーパフォーマンスについて解説した動画もあるのでよかったら見てください。
海外決済手数料
3つ目は海外決済手数料についてです。
■海外決済手数料のポイント
・海外決済手数料の基本は1.35%
・先々月の売上によって手数料がディスカウントされる
以下の図のようにディスカウントされます。
広告費手数料
4つ目は広告費手数料についてです。
これはプロモーテッドリスティングや、セールを何%でかけるのか?またはかけないのか?によって変動します。
ペイオニア出金手数料
5つ目はペイオニア出金手数料についてです。
これは基本的に2%かかってきます。
eBay手数料|実際の商品で解説
それでは、実際の商品のどの部分に手数料が載っているか説明していきます。
先ず、今まで説明した5つが考えるべき手数料です。
その上で、このくらいかかってくるんだなっていう計算のもと出品金額を決めていきます。
実際にこの手数料がオーダー画面ではどこに書れているのかについて実例を使って説明します。
実際の商品のページですが、手数料についてはこのSelling costsに書かれています。
これはトランザクションフィー(取引手数料)で6.84$引かれましたよっていう表示です。
もしプロモーテッドリスティングとか踏んでる時は、ここにもう1つプロモーテッドリスティングの手数量が表示される可能性があります。
この商品を例に実際に計算して数字があってるのか見ていきたいと思います。
誤解しやすいのですが、商品売上40$+自分の設定している送料+バイヤーさんが払った消費税分これを全て足したこのオーダートータルの43.2$ここが売上総額になります。
この時の出品条件は、下図のとおりになります。
上記をもとに手数料の計算をしていきます。
■出品手数料
オプションプランを使っておらず、無料出品枠内での出品のため「0」
■落札手数量
セラーパフォーマンスは、最低基準を満たしているので特に影響はないです。
出してたカテゴリーがコレクティブルズで売上の総額は43.20$と低額であり、ストアプランは、ベーシックストアプランだったので大体の人が当てはまる13.25%のとおりです。
ちなみに固定手数量は値上がり前の0.30$だったので0.30$です。(現在の固定手数料は0.40$)
■海外決済手数料
海外決済手数料は、先々月の売上げが3,000ドル以下のため、ディスカウントは無く基本の1.35%
■広告費手数量
広告費手数料は、プロモーテッドリスティングを経由していなかったので0%
■ペイオニア出金手数料
ペイオニア出金手数料は2%
手数料全部を足すと16.6%+0.30$となりますが、実際にはこれらに消費税がかかってきます。
ですので、コレクティブルズのカテゴリーでは大体20%手数料がかかると考えておけばいいわけです。
さて実際のここのフィーは6.84$となっているので6.84$に本当になるのか計算しましょう。
手数料は、全部で16.6%と認識しましたが、ここの画面にはペイオニアの手数料は関係ないので入っていませんし、
もう1つここの固定価格の手数料0.3$分もオーダーの画面には載っていません。
ですので考えるべきは下図の黄色い字の3つです。
単純にこれらを全部足すと14.6%になり、これに消費税をかけてさらに売上総額をかけたら出てくるのかなと思いきやこれは6.93$になって数字があいません。
では、6.84$という数字をどう出すのか、つまり手数料の計算方法をこれから説明します。
まず、落札手数料と海外決済手数料と広告費手数料は順番に計算して、足していく必要があります。
最初に落札手数料から計算すると売上総額×落札手数料の13.2%×消費税1.1で6.2964$が出ますが、有効数値2桁で切り捨てると6.2$になります。
次に海外決済手数料を計算します。売上総額の43.2$×1.35%×1.1の消費税をすると0.64152$となります。
これを有効数値2桁で切り捨てると0.64$になります。
広告費手数料は今回0になります。
この落札手数料6.2$と海外決済手数料0.64$を足すと6.84$になります。
■手数料の計算のポイント
(誤)全ての手数料の%を合算して、売上総額に掛ける
(正)有効数値2桁で切り捨てて順番に計算された手数料を最後に合算する
もう1つ自分の手数料がどれだけかかっているのかを月ごとにまとめて見ることも可能です。
セラーハブのペイメントの中のレポートに行き、日にちの範囲を選択してアプライを押します。
そうするとデータが出てきますので、ダウンロードCSVを押すとCSVへの変換が始まります。
ここでダウンロードできるようになったらダウンロードしてもらってCSVに落としこみます。
スプレッドシートなどを用いてCSVをインポートして確認することができます。
手順はファイル⇒インポート⇒アップロードで先ほどダウンロードしたcsvファイルが確認できます。
少し見にくいのですが、数字の項目が書いてありますので、Final Value Fee(落札手数料)とInternational Fee(海外決済手数料)を確認してみて下さい。
「0.33」、「5.87」、「0.64」を全部足すと「6.84」という数字になって先程の「6.84」と一致します。
CSVは若干見づらいのですが、この様な形で一気にオーダーの全てをCSVで見ることができます。
ちなみに「Ad Fee Standard」と書いてある箇所がプロモーテッドリスティングがなかった値段になります。
ここまでeBayの手数料の基本を伝えてきました。
こうした少しの気づきでeBayでのあなたの活躍の場は広がります。Awiiinコミュニティを活用いただくことで、学び合える安定した環境を手に入れことができますし、eBayをやっている仲間との繋がりを持つのにお役に立てると思います。
また、無料オンラインミーティングも行っていますので、こちらもご活用いただけます。
まとめ
今回の記事では、「eBayの主な手数料の種類」「手数料が変動する条件」「手数料の計算方法」を紹介しました。
手数料の仕組みをしっかり認識することで「利益0」でも不要在庫にならない販売価格設定などにも繋げることが可能です。
今回の記事で新たに得た知識を十分に生かし、eBayを通して充実した未来を目指しましょう!
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