
「eBayは今、成長しているの?それとも減退している?」
「今からeBay輸出を始めても大丈夫なの?」
こうした疑問は、eBayを続ける人なら一度は感じる悩みではないでしょうか。
本記事では、Statistaを活用し、eBayとネットコマース全体の“現在地”をデータでわかりやすく解説します。
当ブログを運営しているAwiiinでは、今回ご紹介するマーケティングツール「Bee」を無料で一般公開しました。
ご興味のある方は、Awiiinの「Bee特設サイト」より詳細をご確認ください。
eBayのデータを分析する前に知っておきたいこと

菊池市場データを読むうえで大切なのは、次の3つの視点です。
ネットコマース市場を分析する3つの視点
- eBayの経営像
- Amazon・Etsy・Shopeeとの比較
- モバイルアプリ/中古市場の成長データ
これらを見ていくことによって、現状のトレンドを全体的に把握する俯瞰が可能になります。


「具体 → 抽象」と「抽象 → 具体」のどちらの進め方もありますが、今回は “抽象から具体へ落とす” 流れで解説していきます。
ネットコマース市場の『今』


eBayを中心にネットコマース市場の『今』を解析していきます。
eBayの経営像


■安心できるポイント
- アクセス数は世界2位のマーケットプレイス
- 北米で最もダウンロードされるアプリの1つ
- 顧客満足度が高く、評価を維持
- アプリ強化 → モバイルユーザーが使いやすい
■気になるポイント
- GMVがコロナ期のピーク(2020/Q2)から緩やかに微減
- アクティブバイヤーが1億3800万 → 1億3200万へ減少(▲600万人)



短期的に数字は落ちるものの、
長期目線では信頼性が上がり、安定した取引がしやすくなる方向へ進んでいます。
Amazon / Etsy / Shopee を比較
【Amazon】


- 売上高は前年比 +9.4%
- 成長スピードは圧倒的
- 世界シェア1位(GMV100兆円規模)
→ 新品強者・スピード重視でeBayとはポジションが異なる
【Etsy】


- 2005年〜2022年に急成長
- ヴィンテージ・ハンドメイド特化
- 売上高2兆円規模(eBayの1/5〜1/6)
→ 中古アパレルはeBayのほうが依然として強い
【Shopee】


- 東南アジア中心に急成長
- 2022年GMVは約3兆円(eBayにはまだ届かない)
- モバイルユーザー中心
→ 若年層やモバイル市場では強敵になりつつある
Shopeeについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
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モバイルアプリや中古市場のデータ
ここでは、モバイルアプリや中古市場のデータについて解説していきます。
それでは、先ず世界中のトップeコマースマーケットプレイスを見ていきます。
1位のAmazonは、GMVが100兆円程度になっており、3位のeBayの約10倍と圧倒的な強さを持っている。
3位のeBayは、10兆円程度の総取引金額になっている。
5位には、中国のアリババグループのタオバオが入っている。
ウォルマートはアメリカで根強い力を持っています。
一方で、実店舗も持っているためeコマースマーケットプレイスとはジャンルが異なるため、説明は省きますね。
また、5位にタオバオが入っており、中国市場も何か仕入れてトイズ帯を中心に仕事をしているのも面白いですね。





具体的にこれから参入する基準を知りたい人が多いと思いますので、
解説します。
基本的には成長率が高いフォーマットに参入することをお勧めします。
データがあることで戦略が立てられることに加え、新規参入の参考にすることもできる。
eBayは、お客さんとの繋がりを深くすることもできるため、今後の参入も問題ない。
沈んでいく産業には行かずに基本的には伸びている産業に乗っていれば恩恵は得られやすいです。
一方で成長率などに意外と目を向けずになんとなくでやってやる人がいるのも事実なので、狙うフォーマットを定めるために、データを準備して戦略を立てることは非常に重要です。
また、Shopeeの成長率が良いことから興味が湧く人、参入する人が出てくることも推察されます。


■モバイルコマース比率
- 米国のモバイルコマース割合
2017年:24% → 2022年:38%(過去最高)
→ スマホで買う人が急増中。eBayアプリ強化は追い風となっています。
また、アプリがたくさんダウンロードされてきたということは、スマートフォン向けにページの仕様を変更することが望ましいということですね。


■中古市場の急成長
- Z世代:36%が「サステナブルだから中古を買う」
- ミレニアル世代:39%で最も高い
- 中古購入比率が毎年上昇
→ 中古アパレルのeBayはまさに伸びる市場の中心となっています。


ここまで【eBay輸出データ分析】成長or減退?自分たちの事業の土台であるプラットフォームは動向を数字で捉えよう!をテーマに解説をしてきました。
まとめ


この記事で紹介したのは、eBay市場を読むうえで必要な視点です。
✔市場全体を俯瞰し
✔具体データを見て
✔また抽象に戻る
この流れを繰り返すことで、
「今どこにチャンスがあるのか?」が自然と見えてきます。
- Amazonは独走
- eBayは2位で健全化を進めている
- Etsy/Shopeeが台頭し市場は広がっている
- 中古市場・モバイル市場は右肩上がり
結論として、
eBay市場はまだまだ十分戦える領域。
むしろ中古・アパレルはチャンスが大きい。
データを軸に、自分の得意ジャンルを掛け合わせ、
参入の幅を広げていきましょう。
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当ブログでは初心者さん向けの記事も多数ご用意していますので、ご覧ください。
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菊池 駿(きくち しゅん)
株式会社Awiiin 代表取締役・eBay物販輸出のツールBee運営者
- 芝浦工業大学 数学科 卒業
- 2014~2019年:5年間中学校数学教師として勤務
- 2018年:YouTubeチャンネル「eBayから始めよう by Awiiin」開設
※チャンネル登録者数”9,570人”(2025年9月時点) - 2020年:「株式会社Awiiin」設立
- 2024年:「埼玉を代表する企業100選」に選出
- 2025年:BigLife CEO Collection2025に選出


