eBayにおいて避けて通れない課題が、梱包・発送業務の負担です
売上が伸びるほど、梱包・発送業務に費やす時間は増加し、ビジネスの成長を妨げる要因になりかねません。
■この記事でわかること
- 外注先の選び方と教育方法
- よくあるトラブル事例と対策
- 実践的な梱包テクニック
- 効果的な外注化のタイミング
今回お話を伺った稲船さんの経験は、特に副業として物販に取り組む方々にとって、参考になる内容になっています。
外注化による効率的なeBay運営に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
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外注化の仕方
外注への梱包・発送の教育方法
どのようにして「梱包・発送」のやり方を外注に教えているのですか?
直接お会いして教えることができないので、ZOOMを利用して、実際に梱包作業を見せながら教えています。
稲船さんが取られている教育方法として、
- 梱包した状態の写真を送ってもらい、修正箇所を伝える
例:「緩衝材(プチプチなど)が足りないから増やして」など - 発送管理ツールの使い方などは、テキストベースのマニュアルを送付
外注化するタイミング
どのくらいの販売個数になったら、外注化をした方が良いですか?
特に副業としてやられる方は、早い方が良いですね。発送個数が増えた状態で外注化すると、教える方も学ぶ方も大変だと思います。
梱包・発送のトラブルについて
ケース①外注と連絡がつかなくなる
外注と連絡が取れなくなり、トラブルに発展した事例です。
- クラウドソーシングの「ランサーズ」を利用し、2名を採用
- 数ヶ月は問題なく業務を行ってくれた
- 突然1名と連絡が取れなくなる(商品も外注先に送っている状態)
- 1ヶ月半近く連絡が取れない状態
- 外注していた商品については、再度仕入れるまたはキャンセルで対応
- その後、外注と連絡がつき「入院していた」との報告を受ける
- 外注とは契約終了
最終的に送った商品は戻ってきたのですが、もう全ての処理が終わっていたので、在庫として今でも自宅に残っています。
このトラブルからの教訓は、
ケース②担当者が退社したことで継続艱難に
仕事自体に問題はなかったが、継続が困難になった事例です。
- ランサーズで外注を募集
- 広島のB型就労支援施設から応募があり、外注を依頼
- 作業を担当していたリーダーが退職
- 施設での引継ぎ要員の確保が難しく、継続は困難
- 契約終了
今回は事前に連絡をもらっていたので、トラブルにはならなかったのですが、組織の事情で契約が終了するリスクは外注化にはあります。
今後の外注化対策について
今までのトラブルを受けて、今後の外注化に向けてどのような対策を考えておられますか?
ある程度単価は高くても良いので、発送代行をやっている会社にお願いするか、外注先を増やしてリスクを分散させることも考えています。
■発送代行会社とは
発送代行会社の特徴は、以下のとおりです。
■コスト面
- 単価は個人への外注(100円)と比較して高額
例:1件あたり300円~500円程度
■品質面
- 輸出業務に慣れているため、専門的な知識がある
- 教育する必要がない(教育費がコストに含まれている)
■リスク管理
- 途中で辞められるリスクがない
- 突然連絡が途絶えることがない
梱包方法の実演
稲船さんによる梱包実演
稲船さんに梱包のやり方を実演してもらいました。
今回は、FedExで発送する場合を想定して進めます。
エンベロープ:商品を入れる封筒のこと(書類を送るのによく使用される)
※日本郵便のレターパックと同じ形状
パック:商品を入れる袋のこと
FedExの梱包資材は、無料で注文できます。
商品を梱包する際のポイントは、
- 服や壊れにくい商品は、緩衝材を使わずに防水処理をしてパックに入れて送付
- アジア圏に発送する場合は、スコールなどで濡れることがあるので防水処理は入念に行う
- 防水処理の方法:商品を袋に入れたら、再度同じサイズの袋で2重にする
- 壊れやすいものは段ボールに梱包してから、パックに入れる
段ボールをパックに入れると、パックの料金で発送できるのでお得です。
また、壊れにくい商品はエンベローブ(封筒)を使用して、発送することもできます。
■エンベロープを使用する際のコツ
- エンベロープの底部分を押して、マチを作る
- マチができると商品がたくさん入る
- 封筒の口さえ閉まればOK
私もエンベロープを結構使用しています、安いので(笑)
貼ったからと言って丁寧に扱ってくれるかはわかりませんが、これまでに商品が壊れていたと言われたことはありません。
高木さんによる梱包実演
今回は私の梱包方法もご紹介させていただきます。
梱包事例として、トレーディングカードの梱包方法をお伝えします。
※スリーブ:トレーディングカードなどを保護するために使用される袋状のフィルム
カードをスリーブに入れて、その上から再度スリープに入れます。
2重にすることでホコリが入るのを防ぎます。
※クリアパック:100均で販売しているビニールの袋
※硬質カードケース:カード類や書類を保護するために使用されるプラスチック製の透明ケース
■硬質カードケースに入れる際のコツ
- クリアパックを少しだけケースから出しておく
- バイヤーさんが取り出しやすくなる
- テープで厚紙に貼り付ける
- 厚紙で折り返し、カードを保護する
- エンベロープに入れる
ちなみにカードの価格が高くても安くても、同じような梱包をしてます。今のところ、この梱包方法でトラブルになったことはありません。
外注化を検討されている方へのアドバイス
今後、稲船さんのように外注化を検討されている方も多いと思いますが、伝えておきたいアドバイスはありますか?
最初に外注化するなら、梱包・発送をおすすめします。それだけでもだいぶ楽になると思います。
特に発送数が多いと、以下のような負担が増えてきます。
- 自分の部屋に在庫が増える
- 自分で荷物を受け取らなくてはならない
- 梱包・発送作業が増加する
最初は全て自分でやろうと思ったのですが、負担が増えるにつれて、外注化しようかなぁと思うようになりましたね。
まとめ
今回は、梱包・発送業務の外注化について、稲船さんにインタビューさせていただきました。
- 外注先の選び方と教育方法
- よくあるトラブル事例と対策
- 実践的な梱包テクニック
- 効果的な外注化のタイミング
在庫管理や発送作業の負担が減れば、他の作業に専念できるので、早い段階での外注化はおすすめです。
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