2025年6月24日から、eBayの広告課金モデルが変更されます。
一部のセラーは、意図しないコスト増など利益に直接影響が出る可能性もあるでしょう。
この記事では、以下の点について詳しく解説します。
- 広告課金ルールの変更(アトリビューションの拡大)
- 新課金モデルが適用される市場について
- 広告表示位置の変更
- セラーへの影響は大きい

新しいルールのポイントを押さえ、今後の影響を理解すれば、あわてることなく広告戦略を見直せますよ。
ぜひ、最後までご覧ください。


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広告課金ルールの変更(アトリビューションの拡大)


2025年6月24日から、広告課金ルール(アトリビューション)が変更されます。
変更前と変更後では、どのような違いがあるのか比較してみましょう。
ルール変更前(現行モデル)
ルール変更前(現在のモデル)は、Aさんが広告をクリックし、30日以内に商品を購入した場合のみ、広告手数料が発生する仕組みです。


ルール変更後(新モデル)
ルール変更後は、Aさんが広告をクリックしてから30日以内に、Bさん(別の人)が商品を購入した場合でも、広告手数料が発生します。


なお、同一商品を複数出品している場合でも、1度のクリックで30日間は広告料が発生します。
このルール変更で懸念される影響は、以下のとおりです。
- 広告費が増加する
- 利益が減少する可能性がある
- 以前は広告が発生しなかった場合でも、課金される可能性がある
例:DMや直接交渉、ストア経由での購入 など - 在庫が多いセラーほど影響が大きい
同じ商品を多数出品している場合、クリックされると30日間は広告料が発生する



広告が誰かにクリックされた状態で、別の人に「こんな商品があるけど買いませんか?」と交渉し販売しても、広告費が取られてしまいます。
新課金モデルが適用される市場


現時点では、以下の国では新課金モデルが適用される予定です。
■新課金モデルが適用される国(6月24日以降)
- イギリス(ebay.co.uk)
- オーストラリア(ebay.com.au)
- フランス(ebay.fr)
- イタリア(ebay.it)
- スペイン(ebay.es)
■既に適用されている国
- ドイツ(ebay.de)
※2025年2月から新課金モデル適用済み
現時点では、日本やアメリカ(ebay.com)は新課金モデルの対象外です。



これだけの国で新課金モデルが適用されているため、いずれは日本やアメリカでも適用される可能性は高いと言えるでしょう。
ただし、eBaymagなど他国経由で出品している場合、課金対象になるリスクもあります。
eBaymagをまだ利用していない、どのようなサービスか知らない方は、こちらの記事もチェック⇩


広告表示位置の変更


今回のルール変更では、課金モデルだけでなく、広告が表示される場所についても変更が行われます。
広告の表示順は、以下のとおりです。
- Promoted Listings Priority
1日の上限額を設定し、クリックされるごとに費用が発生する - 通常の検索結果
- Promoted Listings General
商品が売れた時に手数料が発生する成功報酬型の広告



Promoted Listings Generalが最上位から除外され、Promoted Listings Generalが最上位に独占表示されます。
セラーへの影響は大きい


2025年2月に新モデルが導入されているドイツでは、広告費が最大50%増加したとの報告があります。
ドイツの事例を考慮すると、以下の方は新課金モデルの影響を受けるかもしれません。
- 広告費を高く設定している人
- eBaymagを使って出品している人
- UK(イギリス)、AU(オーストラ)、FR(フランス)、IT(イタリア)、ES(スペイン)で販売している人



ただし、米国市場のみで販売している日本人セラーへの、直接的な影響は現時点では限定的です。
まとめ|広告課金ルールの変更によるコストアップには要注意!


この記事では、eBayの広告課金モデル変更(2025年6月24日から適用)について解説しました。
- 主な変更点:広告をクリックした人以外が購入しても課金対象になる
- 影響:意図しない広告費の増加と利益率低下
※ドイツでは広告費50%増の報告もある - 対象市場:英・豪など6カ国(米は対象外)
※eBaymag利用者は要注意



今回の変更はセラーの利益に直結するため、内容を正確に理解し、今後の広告戦略に活かしていくことが重要ですね。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
なお、今回ご紹介した内容は、以下の動画でもご覧いただけます。




今回のような広告課金モデルのように、セラーが不利になるようなルール変更は今後も考えられます。
ただし、周辺の状況が変わっても、セラーに求められるのは商品が売れるための施策を実施すること。
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