【AI×eBay輸出】ChatGPTの進化でcsvファイルの読み込みが可能に！その他にも様々な分析結果を共有

2024年10月4日

eBayでの市場分析や商品選定に時間を取られていませんか？

本記事では、ChatGPTの進化によりeBayでの売上向上に直結する具体的な解析スキルを手に入れる方法を紹介します。

■本記事で得られる3つの主要な内容
・eBayでの販売戦略を格段にアップグレード
・CSVファイルの読み込みによる時間効率の向上
・AIによる市場分析で、売れ筋商品を事前に把握

この記事を通じて、eBayの売り手として一歩先行くための情報を得ることができます。

具体的な実例を元に、AIの力を最大限に活用して、商品選定から売上アップまでのプロセスを効率化しましょう。

読了後は、ぜひ自分のビジネスに活かすための第一歩として、ChatGPTを用いた分析を始めてみてください。

キーワード分布で市場を可視化

「eBayプロダクトリサーチ」というツールを使ってキーワード分布で市場を可視化できるようになりました。

以前「Terapeak」と呼ばれていたサービスですが、「eBayプロダクトリサーチ」と名前が変わりました。

名前が変わっても商品の売れ行きや市場の動向を調べることができるなどその便利さは変わりません！

高木

具体的な画面や、何か変更点はあったんですか？

菊池

市場規模の大きさを表すそのカテゴリーのGMVと言われる売上送金額、流通送金額がなくなってるのと、あとはその期間で何個売れたのかっていうトータルカウントがなくなりました。

グラフ上の「バブル」（泡のようなマーク）の大きさは、その市場の大きさを示しています。バブルが大きいほど、その商品の市場が大きいということ。つまり、多くの人がその商品を求めているという証拠です。

グラフの見方
横軸（X軸）：商品が売れる確率（SellThrough）を示します。これは、出品された商品の中で実際に売れた商品の割合です。
縦軸（Y軸）：商品の最高販売価格（MaxPrice）をドルで表示します。

データの重要性
このツールを使うことで、売り手はどの商品を出品すれば良いか、どのように価格設定をすれば競争に勝てるかなど、重要な判断材料を得ることができます。
特に、eBayには世界中から多くの商品が出品されており、どの市場に参入するかはとても大切です。

初心者にとっては、大きなバブル（SellThroughが高い）の市場に参入することで、売り上げを伸ばしやすいです。

一方、経験豊富な売り手は、小さなバブル（SellThroughが低い）あるいはMaxPriceが高いところに目を向けることもありです。競争が少なく、独自の商品を出品することで高い利益を得る可能性があるからです。

eBayで成功するためには、このようなデータを活用して、どの商品が売れているのか、どの市場にチャンスがあるのかを理解することが非常に重要です。

データはただの数字ではなく、売り手にとっての「羅針盤」のようなもの。

上手に使えば、eBayでの販売戦略を格段にアップグレードすることができます。

ChatGPTでの画像生成がさらに進化

ChatGPTの画像生成機能がどのように進化しているのかを、わかりやすく解説します。

高木

具体的にどういうところが進化して、どういうところがeBayに使えるんですか？

菊池

具体的な進化したポイントは３点あります。
・文字も割と正確に入力できるようになった。
・より高度に作成者の意図を理解できるようになった。
・プロンプトをすぐに確認できるようになった。

また、ストアカテゴリー用の画像としての使用も可能と考えています。

文字の出力

例えば「30%セールの画像を出して」と伝えたら、これだけ綺麗に文字を出せます。

作成者の意図の高度な理解

「より春らしくして」と伝えると、作成者の意図をくみ取り桜の様な花が出力され、より「春らしい」感じになってきました。

プロンプトの簡単な確認

画像を生成する際に使用される「プロンプト」という指示文を確認できるようになりました。

これにより、どのようなキーワードが画像生成に影響を与えたのかが分かり、より良い指示が可能になりました。

ただし、ブランドを模した画像を生成する際には注意が必要です。

偽ブランドに見える画像が生成されることがあり、これは著作権などの問題に触れる可能性があります。

画像生成AIにはミッドジャーニーという製品もあり、上記のプロンプトをそのまま使用することで、違った印象の画像を生成することも可能です。
また、アニメ系の画像を生成する際にはニジジャーニーも使用が可能です。

CSVファイルの分析が可能に&正確!!

ChatGPT4oの素晴らしい新機能についてお話しします。

それはなんと、CSVファイルの読み込みと分析が可能になったことです！

CSVファイルの読み込み

CSVファイルの読み込み
ChatGPT4oでは、CSVファイルを直接読み込むことができます。
例えば、ウェブサイトのトラフィックデータや商品の売上データなど、様々な情報をCSV形式でアップロードし、分析を始めることが可能です。

分析の基準は、トラフィックレポートにはアクティブ商品とソールド商品があるので、どちらをを分析するかによっても違います。
エクスポユーザーの方とかはソールドのタイトルから分析したいことが結構あると思うので、そっちでやってみたら面白いと思います。

分析の自動化とエラーの自動修正

分析の自動化とエラーの自動修正
AIはファイルを読み込む際に発生するエラーを自動で検出し、修正します。
たとえデータが不完全であっても、ChatGPTがそれを見つけ出し、修正してくれるのです。
これにより、分析がさらにスムーズに進みます。

今までの機能だとエラーが出たら1回ずつ止まって、じゃあここ直してなどの指示をしないといけなかったですけど、自動でやってくれるのは凄い進化です。

クリック率の高い商品の分析

クリック率の高い商品の分析
ChatGPT4oを使って、例えば「クリック率が高い商品」を基準にデータを分析することができます。
AIはそのデータをグラフ化し、どの商品が最も注目されているかを瞬時に教えてくれます。

スプレッドシートを整理してフィルターかけてソートしたものととTop 10 Listings by Click-through Rate（クリックするレートが高い順のトップ10）を比較すると全部合っていました。
つまり、正確性は担保されてます。
今までですと、こういうデータをChatGPTで生成すると結構間違いがあることあったのですが、正確になってたのでちょっと驚きました。

では、このデータがそのまま参考になるか結論から伝えますと、これだけでは売れやすくなる商品か売れやすい商品が何なのかみたいなことを分析するには他の検索軸を足さないといけません。
売れやすい商品とかは、クリックするレートが高い順だけでの出力では足りず、他のデータを見る必要もあります。
トータルインプレッションがそもそも小さいからクリックするレートも高くななるという状況が発生するケースもあるため注意が必要です。

AIが算出した「売れやすい」商品の基準

AIがどのようにして「売れやすい商品」を見つけ出すかについて、わかりやすく説明します。

AIと商品分析

【AIが、どう商品データを分析して、「売れやすい」商品を予測しているか】

・Click Through Rate：商品の広告がクリックされる割合。
・Sales Conversion Rate：クリックされた後、実際に商品が購入される割合。
・Total Page Views：商品ページが閲覧された総回数。

これらのデータから、AIは「セールスポテンシャルスコア」という指標を算出します。
これは、商品が将来どれだけ売れる可能性があるかを数値化したものです。

セールスポテンシャルスコアの役割

セールスポテンシャルスコア
⇒この商品がどれだけ売れる可能性を持っているか

菊池

ただ、上記の方法で出した「セールスポテンシャルスコア」だと「sales conversion rate」が0になるなど、正しい「セールスポテンシャルスコア」でなかったんです。

ですので、別の要素でChatGPTに指示した結果、以下の3つを参考にして改めて「セールスポテンシャルスコア」を出してくれました。

・Click Through Rate
　商品の広告がどれだけクリックされるかを示す割合です。
　高いクリックスルーレートは、商品に対する興味の高さを示します。
・Total Impressions on eBay Site
　商品ページが全体的にどれだけ閲覧されたかを数える指標です。
　これにより、商品がどれだけ露出されているかが分かります。
・Top 20 Search Spot Impressions from Promoted Listings
　広告が特定の検索結果で上位に表示された回数を計測します。
　これは、プロモーションの効果や商品の市場での立ち位置を評価するのに役立ちます。

菊池

実際に見てみたら高木さんの感覚的にも合ってました？

高木

はい、本当にばっちり合ってたんで、自分の中では「ChatGPT正確だなっ」てびっくりしてます！