- Item Specificsの重要性
- Item Specifics入力方法
本記事ではこれらを学ぶ事が出来ます。
なぜItem Specificsの入力が重要なのか?
入力する項目は商品 のカテゴリーによって異なります。
これらの項目は年に数回のセラー アップデートのタイミングで追加や変更となることがあります。
Item Specificsを入力することは検索結果に影響を与えます。
商品ページに表示されるItem Specificsの入力は商品の購入率を高めるだけでなく検索結果表示回数を上げる上で 非常に重要な項目です。
Item Specificsに必要な情報が入力されていると該当商品を求めているバイヤーに商品が露出される確率が高まります。
Item Specificsは商品詳細情報データを構造化して保有していきます。

そして出品された商品ページ内のItem Descriptionの上にもこのように商品詳細情報がまとめて整理された状態で表示されるためバイヤーが商品情報を確認するのに役立ちます。
Item Specificsに入力する項目には商品のカテゴリーごとにRequiredという必須項目とRecommendedという推奨項目そしてAdditionalという追加項目があり必須項目は出品時に必ず入力する必要があります。
そして必須項目に関しては 年に数回あるセラーアップデートでカテゴリーごとに新たな項目が 増える場合があります。
推奨項目は入力任意箇所ではありますが できる限り追加することで検索結果に商品が表示される可能性 が高まります。
そして追加項目についても分かる範囲で入力することで検索結果にプラスの影響をもたらします。
例えばカメラズアンドフォトFilm Photographyのカテゴリーでフィルムカメラを出品する場合、このカテゴリーでRequiredとなる必須項目はブランド・タイプ・モデルの三つです。

こちらは必ず入力が必要な項目ですので分からない場合は調べて入力をしてください。
入力する情報は各項目の右側の値かショーオールをクリックすると入力広報が出てきますのでそこから選んでください。
該当する情報がない場合はご自身で入力して登録をすることもできますできる限りeBayが元から用意している値から選択 いただくとバイヤーが商品を検索する際のフィルターに利用され検索にヒットしやすくなりますので 可能な限りEBay保有の値か 選んで入力するようにしてください。
そして同じくフィルムカメラの 例ではその下にRecommendedとなる推奨項目にFormat Features Focus Type Color Country Region of Manufacture Series MPNが挙げられています。

このときに推奨項目のどの項目を優先して入力すべきかを判断するのに各項目の右側に表示されている検索数が役立ちます。
バイヤーがこのカテゴリーの商品を検索するときにそれぞれの項目がどれぐらい検索されているかを数字で表しています。
例えばFormatの横に188.3K Searchesつまり18万 8300回検索をされているので この項目を入力することで 約19万回の 検索でヒットする可能性が出てくるということになりますし逆にこちらを入力しないと 約19万回の検索にヒットするチャンスを失うことになってきます。
数字で見ると アイテムスペシフィックスに情報を登録しておくことの重要性がお分かりいただけるかと思います。
また 最後に出てきたMPNはManufacturePart Number つまり製品識別番号のことでこのMPNやUPC EAN ISBNなどは商品固有の識別情報です。
識別番号 の登録をしておくと登録しないよりもインプレッションが30パーセント以上の向上ができるというデータもあります。
インプレッションとは検索されて検索結果として表示される回数のことです。
この場合インプレッションが向上するというのはeBayのサイト内検索だけでなくGoogleなどで検索した場合でも eBayの商品ページが検索にヒットし そこから eBayに流入してくる効果も期待できますのでこの商品固有の識別情報は分かる範囲で入れていただければと思います。
ちなみに UPCはUniversal Product Codeの略で カナダ アメリカで使われている統一の商品コードのEANはEuropeArticle Numberの略で ヨーロッパで 使われている商品コードのことです。
日本ではJANと呼ばれるJapan Article Numberが使われていますがこれら三つは互換性のある国際的な共通商品コードになります。
またISBNは国際標準図書番号のことで書籍に表示される番号のことです。
Item Specificsの設定方法
ここまででアイテムスペシフィックスの入力の重要性がよく分かっていただけたと思いますのでここからは具体的な入力方法をご説明いたします。
入力方法は大きく三つ あります。
- 新規出品にてItem Specificsを入力する方法
- 出品後パソコンからItem Specificsを修正する方法
- 出品後モバイル端末からItem Specificsを修正する方法
新規出品にてItem Specificsを入力する方法
最初に新規出品でアイテムスペシフィックスを入力する方法です。
まず出品の編集ページを開けます。
My eBayから selling > Listings > Create Listingsで出品の編集ページを開きましたらItem Categoryの下にItem Specificの欄があります。

こちらに情報を入力する場合は各項目の選択肢をクリックする、または右側にあるShow Allをクリックして任意入力を行ってください。
出品後パソコンからItem Specificsを修正する方法
続いて既に出品している場合のItem Specificsの修正方法をご説明いたします。
Seller Hub > Listing > Activeの画面でQuick Filters開いていただくとアイテムスペシフィックスの入力すべき箇所が抜けている出品がある場合にはMissing required Item Specificsの項目が出ていますのでそちらをクリックしていただくと修正すべき出品が絞り込まれます。

その後は各出品をエディットで修正が行えますので先ほどご説明したように出品編集画面でアイテムスペシフィックスを追加入力してください。
Item Specifics required soonとは今はまだ必須項目ではないものの今後サイトのアップデートにより入力が必須になる項目が含まれていることを指します。
今後のためにもお早めに入力しておく ことをお勧めいたします。
そして既に出品をしている場合のアイテムスペシフィックスを一括で修正する方法です。
こちらは出品の編集画面から一つずつ 修正するのではなくCSVファイルをダウンロードすることで 一括で修正できる便利な機能です。
Seller HubからSeller Hub > Listing >の画面でActiveの出品一覧の右上にある青い文字ダウンロードの右端の三角ボタンをクリックしてください。

そうすると修正できる該当出品がある場合 Missing Required or Recommended Item Specificsという項目が出ますので こちらをクリックします。
ここで対象となるカテゴリーが複数ある場合は最大50個までカテゴリーを選びDownload SelectedをクリックするとExcelファイルがダウンロードされます。
次にダウンロードしたExcelファイルより必要な情報を入力します。アイテムIDごとにアイテムスペシフィックスの情報が追加修正できます。
まずはExcelで表示される色の意味を説明いたします。赤が入力必須項、目黄色が今後入力が必須項目になるもの、そして青が入力推奨項目、グレーが入力不要項目となります。

黄色の今後入力が必要になる項目というのはeBayのUSサイトのListing with Structured Dataのページからもご確認いただけます。
こちらは今後のために優先的に入力をしておくことをお勧めいたします。
例えばこちらの商品の場合ですと赤色のスタイルは入力必須項目にも関わらず現在入力できていない項目なので必ず入力いただく必要があります。
また黄色のタイプは今後入力必須となる項目なのでこちらも入力しておくことをお勧めします。
そして青色のリングサイズからメインストーンカラーまでは推奨項目になりますので分かる範囲でできる限り入力をしましょう。
入力すればするほど検索に有利に働きますこちらで注意点となります。
入力が終わりましたらパソコン上でCSVファイルに変換して保存をします。
このときこのExcelファイルにはInstructionとListingsとCategoriesの3つのシートがもともとありますが保存する際にはInstructionsとCategoriesのシートは削除し修正を施したListingsのシートのみを残した上で CSV形式にて保存をお願いします。
せっかくご入力いただいたシートがCSVに変換する際に削除されてしまうことを防ぐためListingsシートのみ残していただくようお願いいたします。
そして先ほど保存したListingsのCSVファイルをeventの画面のアップロードをクリックしてアップロードします。

アップロードが終わりますと先ほど追加で入力したアイテムスペシフィックスの情報が出品に反映されます。
出品後モバイル端末からItem Specificsを修正する方法
続いてモバイル端末からアイテムスペシフィックスを修正する方法をご紹介していきます。
eBayのアプリからselingを選んでいただきActiveの商品横の3点マークをクリックしReviseを選択してください。

Requiredは入力必須項目、Recommendedは入力推奨項目です。
さらにスクロールをするとAdditional Specificsの追加項目が表示されますのでこちらでご入力ください。
最後に最下部のRevise Itをクリックしてモバイル端末からのアイテムスペシフィックスの修正は完了です。

モバイル版もパソコン版とほぼ変わりがない仕様になっております違いは最初のReviseを押すまでの手順のみです。
パソコンとモバイルからのItem Specificsの入力方法については以上となります。
またオークタウンを利用して一括でアイテムスペシフィックスを修正することも可能です。
こちらはオークタウン一括ガイドをご参照ください。
以上アイテムスペシフィックスの説明でした。
最後に本日のおさらいです。
アイテムスペシフィックスとは商品の詳細情報です。
アイテムスペシフィックスは検索結果に影響を与える重要な情報であるということがご理解いただけたかと思います。
アイテムスペシフィックスの設定方法についてはアイテムスペシフィックスの入力方法をおさらいしRequired Recommended Additionalの項目に情報が入っているかを確認しましょう。
CSVダウンロード機能なども利用し効率よく修正を行っていきましょう。
【輸出参考文献・引用元】
ebay.com
ebay japan
JETRO(ジェトロ日本貿易振興機構)
危険物国際輸送における留意点:日本
税関(財務省貿易統計)