Product Research(旧Terapeak)とAdvancedはどっちを使えばいいの?
検索項目が多くていまいち使い方が分からない
みなさんこんにちは!
eBayで売れる商品を出品するには、適切なリサーチが欠かせません。
でも、リサーチツールには「Advanced Search」と「Product Research(旧Terapeak)」の2種類があり、どっちを使うべきか迷いますよね?
この記事では、「どちらを使うべきか?」をお伝えし、それぞれの使い方やメリット・デメリットを詳しく解説します!
ebayのリサーチ方法は結局どちらを使うべき?
ebayのリサーチツールにはAdvanced SearchとProduct Researchがあります。
まずは、どちらのツールが自分に合っているか、直感的に分かる比較表をご覧ください。
機能 | Advanced Search | Product Research(旧Terapeak) |
---|---|---|
料金 | 無料で使える | セラーアカウント必須 |
売れた商品データの期間 | 最大90日 | 最大3年 |
視覚的な検索(画像表示) | 可能 | 数値データ中心 |
競合分析) | 不可 | 可能 |
おすすめのユーザー | 初心者向け | 初心者・ベテラン向け |
「まずはリサーチに慣れたい」という方は、Advanced Searchを使用するのがおすすめです。
「数値ベースで市場規模を把握したい」という方は、Product Researchを使いましょう。
では、それぞれのツールの詳細な使い方を見ていきましょう。
eBay|Advanced Searchの使い方
Advanced Search(アドバンスド サーチ)を使用するためには画像右側にある「Advanced」をクリックしてリサーチ画面にいきましょう。

使用条件
誰でも使用可能
ebay.comのサイトにアクセスすれば誰でも使う事ができます。
メリット
- 細かい条件を設定して詳細検索ができる
- 商品画像ベースで視覚的に商品をリサーチ出来る
- 最大90日間のsold履歴を見ることが出来る
eBayでのリサーチは、視覚的に直感的に行えるのが特徴です。
商品画像が大きく表示されるため、画像を見ながら「これは売れそう」「人気がありそう」と感じることが増えてきます。
最初はピンとこないかもしれませんが、リサーチを続けていくうちに、どんな商品が売れやすいか、どんな商品が人気を集めているのかが自然にわかってきます。
操作方法
- ebayトップページの検索窓の一番右”Advanced”をクリック
- 各項目の検索条件を入力する
【検索項目詳細】
a. Enter keywords or item number
検索したいキーワードを入力する右のプルダウンメニューから入力した単語の検索条
を設定できますが、基本はすべての言葉を含む ”All words, any order” でOK
b. Search including
Title and description : タイトルと商品説明を含む
Completed listings : 売れた売れないに係わらず全ての出品物
Sold listings : 販売済みの出品
c. Price
金額の範囲を指定できます。
d. Buying formats
販売形態を選択出来ます。
Accepts offers:オファー承認
Auction:オークション形式
Buy It Now:即決価格
Classified ads:広告
e. Condition
商品状態を選択できます
New:新品
Used:中古
Not Specified:指定なし
f. Show results
ここでは、さらに細かく検索条件を設定できます。
直近で出品されたもの、オークションでの入札数等…Listings:出品時間の観点から出品を絞り込む
Number of bids:入札数
Multiple item listings:複数数量出品
Items listed as lots:ロット販売されている出品
Sale items:セール商品
Best offer:ベストオファー
eBay for Charity :募金貢献商品
Shipping options:送料無料だけに絞り込む
g. Location
出品された場所を指定出来ます。
日本から出品された商品を見たければ、Located in Japanに
h. Sellers
特定のセラーから(セラーIDを入力)特定のセラーからのみ商品を購入したい場合
もしくは、特定のセラーを 省きたい場合Include:含む
Exclude:除外
i. Sort by
並び替え条件 - ”Search”をクリックして実行

ebay|Product research(旧Terapeak)の使い方
Product research(旧Terapeak)の使い方をご紹介します。
使用条件
・ebayアカウントを持っている
・Seller Hub(セラーハブ)の設定している
上記のボタンからアクセスできない場合は、使用条件を確認して下さい。
以前はebayのストア契約をしていないと使えない機能でしたが、セラーアップデートにより現在は全てのユーザーが無料で使用する事ができます。
メリット
- 数値ベースで商品をリサーチ出来る
- Sell similarで簡単に出品ができる
- 条件項目が分かりやすい
- 最大365日間のsold履歴を見ることが出来る
Product researchリサーチは、Advancedと比べると後ほど画面をお見せしますが商品画像より数値が多く表示されています。
ですので数値的にどの程度売れているキーワードなのかを調べたりebayでのカテゴリーの市場規模を数値から得る事ができます。
また、Product researchを使う理由として大きいのはSell similar機能です。リサーチして気になった商品をその場でコピー出品ができます。
出品ページをタイトルや商品詳細(Item specific)が入力された状態でスタートする事ができます。
操作方法
- Seller Hub > Research > Terapeak product research
- キーワードを入力し検索条件を設定する
【検索項目補足】
Condition filter:商品状態
Format filter:販売方式
Price filter:価格
Top rated:販売者のランク - More filtersでさらに絞り込み
日本から仕入れて出品する商品のリサーチを行なうのでSeller locationsはJapanを選択 - 画面右側青い”Research”ボタンをクリックして実行
- 検索結果を並び替える
検索結果は、価格や販売数で並び替える事ができます。評価集めの高回転商品のリサーチ→Total soldの多い順でリサーチ
高額商品のリサーチ→価格を高い順でリサーチのように自分の探したい商品に応じて並び替えてリサーチしてみましょう。 - コピー出品
Edit > Sell similarをクリック同じ商品や参考にしたい商品がある場合は、この機能を使う事でタイトルや商品詳細が埋まった状態で出品ページ作成を初められるのでおすすめです。自分が1度出品した物についても、ListingからSell similarでコピー出品できますのでこれでかなりの時間を削減出来ると思うので必ず使って下さい。
【ebay輸出】プロダクトリサーチとアドバンスドリサーチの違い
eBayのプロダクトリサーチとアドバンスドリサーチの違いについて、分かりやすく説明します。
1. プロダクトリサーチ
プロダクトリサーチは、eBay内での商品の売れ行きやトレンドを深く分析するためのツールです。
特に販売者向けに市場調査を行うのに便利です。
主な特徴
- 売れた商品データ:過去の売上データや価格、売れた速度などを確認できます。
- 競合分析:他のセラーがどの価格で商品を出品しているか、どれだけの在庫があるか、競合の状況を分析できます。
- 市場トレンド:どのカテゴリーや商品が人気か、または今後需要が高まりそうな商品を予測できます。
使い方
- 商品のキーワードやカテゴリーを入力し、その商品の販売実績、価格、売れ行きの傾向を調べます。
- 競合他者の出品状況や販売データをもとに、自分の販売戦略を練ることができます。
2. アドバンスドリサーチ(高度な検索)
アドバンスドリサーチは、eBayでの詳細な商品検索を行うための無料ツールです。
このツールは、特定の条件を絞り込んで、商品をより精密に検索するのに役立ちます。
主な特徴
- 詳細な検索条件:商品名や価格、販売場所、出品者の評価など、複数の条件を設定して商品を絞り込めます。
- Sold Listings:実際に売れた商品や取引終了した商品を絞り込むことができます。
- 価格帯の設定:価格の範囲を指定して、特定の価格帯の商品をリサーチできます。
使い方
- キーワードやカテゴリを入力し、さらに詳細な条件(価格帯、配送方法、販売地域など)を設定して検索します。
- 特定の商品や過去の取引状況、競合セラーの出品内容をチェックして、自分が出品する商品の価格や戦略を決定できます。
ebayを初めたばかりの方は数字で見るより画像で視覚的に商品画像をみてリサーチしたほうが商品知識が付きますし何より抵抗なく楽しくリサーチ出来ると思いますのでAdvancedをおすすめします。
慣れてきて、「このジャンルの市場規模ってどのくらいなの?」など数値的に観点からリサーチしてみたい場合はProduct researchを使用していくと良いでしょう。
eBay最新の売れ筋キーワード15選【特典】
最後に、eBay最新の売れ筋キーワード15選をご紹介したいと思います!
キーワード15選はeBayで売れているアクションフィギュアカテゴリーのキーワードと具体的な数値を合わせてリスト化にしたものです。
下記からダウンロードしてください。
※SellThroughの降順。2024年10月1日現在の最新版です。
- Keyword:キーワード
- Sold_price_rang:実際に出品されている商品の最低価格と最高価格
- Avg_sold_price:売れた商品の平均価格
- SellThrough:アクティブな商品数に対して売れた商品数の割合
- TotalItemSales:売れた商品の合計金額
- TotalSellers:出品したセラーの数
- TotalSold:売れた商品の数
上記の内容で構成されております。
まずみて欲しいのは、SellThroughの欄です。
これはただの売れた数ではなく、出品されている商品の中で実際に売れた数の割合を表しています。
SellThroughの数字が高ければ高いほど人気があるキーワードであり、SellThroughが高いものを出品し続ければ必ず売れてくれます。
eBay上級者はSold_price_rangを見ていただくと、価格幅が見れるので利益率が高い商品を狙うことができます。
また、TotalSellersが多いとライバルが多いキーワードということになります。
初心者の方であればTotalSellersが多いキーワードは避け、TotalSold売れた商品の数が多いキーワードを狙うと良いかもしれません。
さらにAwiiiinコミュニティの月額課金者限定でその他ジャンルごとにキーワードを見ることができる特典も!
他にもリサーチで役立つ最新ワードクラウドや、70種類のデザインから選べてもらえるItem Descriptionの特典などが盛りだくさん!
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ebayリサーチツールまとめ
今回は、ebayに備わっている2つのツールを比較してみました。
どちらもebayでリサーチを行なうには十分な機能がありますし公式のデータですので信頼して良いと思います。
どちらを使う迷ったらまずAdvancedを使ってみて下さい。
もちろん好みの問題もありますので一概にどちらが良いとは言い切れないので2つを使い比べて見ましょう。

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ebay輸出とは?初心者に向けたebay輸出の始め方・売れるもの全てのまとめ記事はこちら



【参考文献】
ebay.com
JETRO(ジェトロ日本貿易振興機構)
・危険物国際輸送における留意点:日本
税関(財務省貿易統計)
名前:菊池 駿(@awiiin)
株式会社Awiiinの代表取締役。ebay物販輸出のツール開発者
2014~2019年の5年間中学校数学教師として勤務。その後、独立。
ebayに関してはYouTubeチャンネルでも発信しています。
2020年5月〜現在までebayコミュニティ運営をし、最新情報の共有をしています。