今回は、eBayでの出品を始める際に、知っておくべき重要な注意点をまとめました。
特に初期段階で気をつけるべきポイントは、以下の3つです。
- クレジットカードは必ず本人名義を使用
- eBayのVeROやポリシー違反に注意
- フィードバックの取得は自然な取引で行う
当ブログでは、アカウント育成の観点から、最初は軽くて小さい商品から始めることをおすすめしています。
以上の注意点の詳細と初心者が陥りやすい落とし穴について、解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
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アカウント開設直後の注意点
アカウント開設直後の重要なポイントは、以下のとおりです。
■必ず本人名義のクレジットカードを使用する必要がある
- 家族であっても他人名義のカードは使用できない
- 他人名義のカード使用は不正アクセス禁止法違反となる可能性がある
- 違反するとeBayでサスペンド（アカウント停止）となるリスクがある
過去には、妻が夫のクレジットカードで登録して、eBayの規則に抵触してサスペンドになった事例もあります。
■評価が目標値に到達しても、急な一括出品は避けるべき
- 一度に100品を超えるような出品は警告を受ける可能性がある
- 最悪の場合、サスペンドや販売制限がかかる可能性がある
どちらの場合も基本的なeBayのルールを守ることで、サスペンドを避けられるでしょう。
eBay各種規定の注意点
eBayには、Veroとポリシー違反の規定があります。
規定に違反すると、以下のペナルティが課せられます。
- 規定に違反した場合→SEOの一時的な低下
- 規定に複数回違反した場合→営業停止や販売制限、アカウント凍結
Vero（Veroプログラム）
Vero（Veroプログラム）とは、メーカーやブランドの知的財産権を保護するための制度です。
メーカーやブランドなどの知的財産権の権利所有者に対する侵害から、保護する目的があります。
- ベロープログラムに登録されているメーカー/ブランドの商品は無許可での販売が禁止
- eBayの公式ページでベロープログラムに登録されている企業やブランドの一覧を確認可能
出品前に自分の取り扱うジャンルの商品が、Vero登録されていないか確認するようにしましょう。
ポリシー違反
ポリシー違反とは、eBayが取り決めているポリシーに違反する行為を指します。
例えば、以下のポリシーに違反した場合の具体例を見ていきましょう。
■ポリシー違反を起こした場合
eBayよりポリシー違反の通知を受けます。
この事例では、バイヤーが誤解するような内容を記載をしたために、ポリシー違反になってしまいました。
ポリシー違反になった場合、出品を訂正しないと以下の措置が取られる可能性があります。
- 段階的な販売制限：3日 → 7日 → 30日
- 重大な違反の場合は即時のアカウント凍結の可能性あり
- 繰り返しの違反は最終的にアカウント凍結につながる
ポリシー違反になってしまった場合は、原因を究明し改善を行いましょう。
ポリシー違反には、以下の項目が存在します。
- ナイフに関するポリシー
- アルコールに関するポリシー
- 動物製品に関するポリシー
- 危険物に関するポリシー
- アダルト商品に関するポリシー
- 警察関連物品に関するポリシー
- 切手のポリシー（偽造・レプリカ）
- タバコと電子タバコに関するポリシー
ポリシー違反についてもっと詳しく知りたい方は、以下の公式ホームページよりご確認ください。
本格販売開始前の注意点
本格販売開始前の注意点は、評価集めについてです。
最近では評価集めに対する規制が厳しくなってきている現状があります。
eBayには、「Feedback manipulation policy」というポリシーがあり、評価集めがそれに該当する可能性があります。
ポリシー違反に該当する行為を見ていきましょう。
- フィードバックを目的とした購入・販売・取引
- フィードバック付けを条件とした購入・販売・取引の提案や依頼
- フィードバック数を稼ぐための複数アカウント作成
- 他のユーザーと協力してのフィードバック交換
- 出品タイトル・ページでのフィードバックに関する言及
- フィードバック調整を目的とした繰り返しの購入
- eBayアカウントの売買
特にフィードバックを目的とした購入が評価集めと判断されたケースでは、アカウントの凍結になったという報告も増えています。
ポリシー違反にならないようにするには、
■アカウント作成後に、1ドルスタートの出品がおすすめ
- あまりに安すぎる価格（0.01ドルなど）は意図的な評価集めと判断される可能性
- 1ドル以上のスタート価格が望ましい
■目標とする評価数は、7個から10個程度にしておく
以前、私も0.01ドルスタートのオークションを行った時に、サスペンドになった経験があります。
ポジティブフィードバックを受ける際に注意することは、
- YouTubeなどでよく見られる「フィードバックをちょうだい！」と強要する行為は危険
評価集めと判断されないよう、自然な取引を心がけることが重要です。
本格販売開始後の注意点
本格販売開始後の注意点は、以下のとおりです。
- SEO向上を目的とした実現不可能な発送期日を設定
例：7日以内に出荷できないのにも関わらず、出荷したと見せかけて遅れて出荷する行為 - 後出しでの出荷はトラブルや未着のケースにつながる可能性がある
出荷可能日数を把握して、余裕のある日数に設定しましょう。
ハイブランド商品には、以下のリスクがあります
- VeRO（ベロー）の対象となる可能性
- 一括出品には向いていない
- 偽物が多数混在している
高利益＝高額商品と安易に考えず、ルイヴィトンやグッチなどのハイブランド商品は取り扱わない方が無難ですね。
番外編
番外編として、以下の点にも注意しましょう。
リサーチをしないという意見を鵜呑みにしない！
「リサーチをしないでも売れる」といったネットの情報もありますが、鵜呑みにしないほうが良いでしょう。
なぜなら、eBayを始めた当初は出品リミットに限りがあるため、「数打ちゃ当たる作戦」では効率が悪いからです。
実際には、リサーチをしないと言っている販売業者も、以下のような形でリサーチを行っています。
- 出品後の数値分析
- 売れ行きのトラッキング
- 市場動向の把握
- 競合分析
つまり、「リサーチをしない」と言っていても、別の形でのリサーチは必ず行っているのです。
リサーチ方法については、以下の動画でも解説しています。
最初から「売りたい欲」を持ち過ぎない
アカウント開設直後は、利益を求めるよりもアカウントを育てることを意識しましょう。
その理由は、最初は信頼を得ることが大切で、焦って利益を追うよりも安定した評価を得る方が成功しやすいとされているからです。
おすすめの販売方法は、
- 軽くて小さい商品から始める
- 比較的人気のあるキーワードの商品を選ぶ
- 取り扱いやすい商品から経験を積む
- リスクの小さい商品から始める
最初のうちは、軽くて小さい商品を売って、販売経験を積むことが大事ですね！
まとめ
今回は、eBayで出品を始める際の注意点についてお伝えしました。
■アカウント開設直後の注意点
- 本人名義のクレジットカード使用が必須
- 評価が目標値に達しても急な一括出品は避ける
■eBayの重要な規定
- VeROプログラムによる知的財産権保護
- ポリシー違反による段階的なペナルティ制度
■販売開始時の注意点
- 評価集めは自然な取引を心がける
- 1ドルスタートの出品から始めることを推奨
- ハイブランド商品は初期段階では避ける
特に注目すべきは、アカウントの育成を重視し、急激な利益追求をしない点ですね。
小さくて軽い商品から販売を始め、着実な実績を積み重ねることが、長期的な成功へとつながるでしょう。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ご紹介した内容は動画でも解説していますので、合わせてご覧ください。
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