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【eBayとは?】価格戦略の考え方

ebayとは
  • eBayにおける各種費用と価格戦略の考え方
  • eBay手数料について

本記事では、これらを学ぶ事が出来ます。

目次

eBay販売価格の設定における考え方

eBayにおいて利益を最大化する際の考え方は大きく2つございます。

1つ目が配送料をバイヤーに請求するパターンです。

配送料を別途バイヤーに請求するため販売価格から原価とeBay手数料を引いたものが利益として計上できるということになります。

送料の考え方

逆に配送料を無料とする場合販売価格から原価、手数料に加えて配送費用を引いたものが利益となります。

こちらの図においては販売価格において送料分上乗せして販売しているということが読み取れます。

「販売価格に上乗せをしても売れる場合は送料を無料にした方が売れるのではないか」
「逆に配送料を別途して販売価格を安く見せる方が売れるのではないか」

という部分をリサーチなどから商品ごとに決定することで価格戦略、利益を最大化できるかと思います。

補足ですが商品ごとではないため記載はないのですがeBayからペイオニアに引き落とした際ドルから円に換金する際の為替手数料も別途かかる点はご留意ください。

またeBay手数料は送料や税金分も含む購入者が支払った合計金額をもとに計算されるという点も併せてご留意ください。

こちらにある現価、仕入れ価格は皆さんの仕入れ先やビジネスにより異なるかと思いますそのためここからはeBay手数料と販売価格の設定について深掘りしていこうと思います。

eBay手数料について

eBayには主に4つの手数料があります。

まず出品に対してかかる出品手数料。販売された際、消費に対してかかる落札手数料。そして国境を越えて取引が行われる際にかかる海外手数料があります。

eBay手数料

1つだけ別枠となっているストア手数料につきましてはオプション・任意のものとなります。

今回はこちらストア手数料に関しては詳細をご説明いたしませんが出品手数料にかかわるストアプランについては説明させていただきます。

出品手数料

まず出品手数料についてです。

出品した商品ごとに手数料がかかるのですが基本的に初期費用は無料となるのがeBayの特徴でもございます。

先ほど申し上げたストアプランの契約をされていない場合ですとオークション・固定価格出品ともに250商品までが無料となり以降は0.35ドル商品ごとに請求されます。

出品手数料

最初のうちはeBayセラーに求められる要素販売技術編でもご案内しているセリングリミット出品枠もあり250商品以上の出品というのはハードルが高いかとは思います。

ストア契約によってクーポンの配布や自身のストア・店舗ページを開けるというようなイメージになるのですが基本的にはこちらの無料出品枠によるメリットを主に考慮してストアプランを決定いただくのがよろしいかと思います。

例えばベーシックの年間契約は月21ドルとなっています。

350商品も出品をしているにもかかわらずストア契約をしていないと250商品から超えている100商品に0.35ドルかかるので35ドル請求されてしまいます。

その場合はベーシック契約をした方がいいというのはわかるかと思います。
ひとまずはストアなしでも250商品までは無料で出品できるという風に記憶しておいてください。

落札手数料

続いて落札手数料ファイナルバリューフィーとも呼ばれるものです。

落札手数料


こちらは商品が購入された際に商品ごとに請求される手数料となります。
金額に対する何%かが請求されプラスして固定で0.30ドル請求されます。

例えばアニメ関連の商材にてトレーディングカードやフィギュアを売る場合バイヤーにてお支払いいただいたトータルの金額の12.9%が請求されます。

その他トレンドカテゴリーのハイブランドハンドバックの場合2000ドルまでは15%が請求されます。
例えば1000円でポケモンカードを販売した場合129円が落札手数料として請求されるということです。

こちらに記載されたもの以外にもほとんどのカテゴリーに含まれない例外カテゴリーというのはございますので必ず出品を予定されている商材の落札手数料のパーセントは把握しておいてください。

またストア契約をすることで落札手数料は割引されます。こちらもストア契約時に何パーセントに変更されるのか別途ご確認くださいさらに計算方法の具体例を見てみましょう。

例えば7000ドルのブランドハンドバックを販売したとします。

その場合ハンドバックは2000ドルまでは15%以降超過した分は9%となっていましたその場合2000ドルまでは15%となりますため300ドルが請求され超過した5000ドル分は9%となり450ドルとなりますため合計750ドルが請求されます。

では皆さんで実際に計算してみましょう。

例えば1万ドルのポケモンカードを販売した際の落札手数料はいくらになるでしょうか。

ストア契約されていない場合ポケモンカードコレクティブルは先ほどの表にもありましたほとんどのカテゴリに該当しますので7500ドルまでは12.9%それを超えた部分は2.35%となりますのでトータルは1026.25ドルが落札手数料として請求されるという計算になります。

計算例

海外手数料

最後に海外手数料のお話となります。

海外手数料

海外手数料は居住国以外の地域と国への販売時に1.35%の手数料がかかります。

こちらは1ヶ月間の売上高によってボリュームディスカウントというものがございます。

前々月の20日から前月19日まで例えば今年の1月20日から2月19日までの売上高が3000ドル以上9999.99ドル以下ですと3月分は1.20%に割引となります。

このディスカウントが適用される期間は該当月の1日から31日までという風になっております。

ここまでeBay手数料を説明しました。冒頭部分でもお見せしたこの表を実際に具体例を用いて数字を足してみるとどうなるのかというご説明をさせていただきます。

まずは配送料を請求するというパターンからご説明します。

仮にポケモンカードを50ドルで販売したとします。

計算例(配送料請求)

送料を大体16ドルと仮定し請求すると売上総額が66ドルとなります。
出品手数料は250商品まで無料なので0ドル、落札手数料は66ドルをもとに12.9%という風になり、8.51ドルに固定の0.30ドル海外手数料はボリュームディスカウントは今は無いと仮定して1.35%の0.89ドルが請求され合計9.70ドルが手数料となっています。

この商品を仮に35ドルで仕入れているとする場合、44.70ドルを引いた21.3ドルが残り配送費用、ダンボールなどにお金がかかっておらず送料そのままが配送費用であったとする場合利益として5.30ドルが手元に残るという計算になります。

低価格のものは利益率が大体5%から10%ほど販売価格が高くなるとギターカテゴリーは落札手数料が安いというのも相まって大きな利益が出やすいということが分かりやすいかと思います。

こちらあくまでも仮置きの数字ですが低価格であれば海外に配送が必要という観点からより薄利多売になるという傾向にございます。

逆に送料を無料とする場合はどうなるでしょうか。先ほどの図では販売価格に送料を含めて売るという図になっていたかと思います。

しかしこの表では商品価格を配送費用請求する場合と同じ末置きで計算してみましょう。

計算例(送料無料)

商品価格は50ドルのまま送料は請求しないため売上総額は50ドルとなります。
手数料のパーセンテージが50ドルを元に計算されているため先ほどの9.70ドルに対して手数料は7.42ドルと少々安くなっています。

同じく仕入れに35ドルかかっている場合手数料と仕入れ価格配送費用の合計は58.42ドルとなりますため8.42ドルの赤字となってしまいます。

先ほど申し上げた通りまずはシンプルに設定するのを推奨しているかと思いますが新規セラーの皆様の場合やはり購入率も考えると多くの場合送料を無料に設定するという部分を推奨させていただく形になるかと思います。

その場合どのぐらい商品価格に利益を上乗せできるのかという部分をリサーチすることが非常に重要になるかと思います。

例えば先ほどの66ドルではなくこのポケモンカードがeBayでは100ドルで売れるもしくはそれ以上に高く売れるという可能性があるとしたらそれを見逃す手はないかと思います。

このように損失や適切な価格設定のためには大まかな送料の事前の把握そして手数料の理解、リサーチが必要になってくるということが十分ご理解いただけるかと思います。

最後とはなりますが手数料は購入者が支払った総額から計算されていると申し上げましたがこちら購入者の住んでいる地域によってはセールスタックスと別途、税金などがかかりそちらも総額に含まれている場合がございますのでご留意ください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

【輸出参考文献・引用元】
ebay.com
ebay japan
JETRO(ジェトロ日本貿易振興機構)
危険物国際輸送における留意点:日本
税関(財務省貿易統計)

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