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【2024年版超簡単!初心者用】発送に困らないebay送料設定を解説【FedEx・DHL・elogi】

【超簡単!初心者用】発送に困らないebay送料設定を解説【FedEx・DHL・elogi】

eBayでの販売を始めたばかりで、送料設定に頭を抱えている方に向けて

このブログではebayの送料設定について解説していきます。

送料設定は販売利益を守り、信用を築く上で重要なステップです。

「とりあえず何でもいいから設定しよう」「早く成果を出したいから送料設定は適当でいいや」とよく調べずに登録してしまうと、思っていた以上に費用が高くなり利益がほとんど残らない、という悲惨なことが起こります。

利益が残らなければ、商品選定から発送までのすべての作業が水の泡になってしまいます。

もちろん、「失敗は成功のもと」という言葉があるように、失敗から学べることもたくさんあると思います。

だからといって調べれば対策できることを、面倒くさいという理由でおろそかにしてしまうのは大きな間違いです。

ebayは海外と取引をするので、少しの気の緩みがトラブルに繋がっていくからです。

そもそも、英語表記や考え方の違いがあるため、やり取りするだけでも一苦労です。

その上トラブルが起これば対処に膨大な時間がかかるおそれがあり、最悪の場合、ebayアカウントに傷がついてしまいます。

「送料設定を間違えたくらいで言い過ぎでは?」と疑問に感じる方もいるかと思いますが、決して大げさに言っているわけではありません。

ebayはアカウントの信用を重視しているプラットフォームだからです。

アカウントは信用がなければ凍結されるおそれがあります。

また、バイヤーからも怪しいという印象を持たれて商品を購入してもらえず、売上が出せなくなる可能性も。

これは送料に限らず、その他の設定にも言えることです。

ただ「とりあえず設定」と急ぐことなく、FedEx、DHL、eLogiの各選択肢を正しく理解し、賢く選ぶ方法をご紹介します。

無用なトラブルを避け、効率よく利益を出すために、初期設定である送料設定をしっかりやっていきましょう。

目次

eBay輸出での最適な発送会社の選び方

ebay 発送方法 配送会社

皆さんは海外発送をしたことがありますか?

おそらく、経験がない人の方が多いのではないでしょうか。

そもそも、どのように商品を海外に発送するのか、イメージが湧かないかもしれません。

ここではebayで発送できる会社について解説していきます。

ebay海外発送で最適な配送会社の選び方

海外に発送する方法はいろいろありますが、発送会社選びを間違えると送料が高くなったり使いにくかったりします。

発送会社はよく調べてから決めるようにしてください。

では、どこを選んだらいいのでしょうか。

まず、ebayで使用する発送会社は主に4つです。

  1. 日本郵便
  2. FedEx
  3. DHL
  4. eLogi

それぞれ説明していきます。

日本郵便

ebay 発送方法 配送会社

日本郵便は日本国内だけではなく海外にも発送できます

誰でも一度は使ったことがあるサービスだから、日本郵便だけ使えばいいのでは?

しかし、日本郵便はアメリカ宛てに使える発送サービスが限られています。

日本郵便でアメリカ宛てに使えるのは、次の3つです。

  • EMS
  • 手紙
  • 航空書簡

EMSとは国際スピード郵便のことで、30kgまでの荷物を最速で送れるサービスです。

ebay 発送方法 配送会社

新型コロナの影響で送料が値上がりしてしまい、他の発送会社よりも高い金額になっています。

さらに、EMS以外の発送方法は集荷ができないため、商品を毎回郵便局に持ち込む必要があります。

デメリットを挙げましたが、もちろんメリットもあります。

日本郵便はすべて実重量計算なので、大きくて軽い商品はFedExやDHLよりも安いことがあります。

例えば、大きくて軽いぬいぐるみを発送する場合、実重量に対して送料が決まる日本郵便は送料が安くなる傾向にあります。

ebay 発送方法 配送会社

逆にクーリエ(国際宅配便)の場合、容積重量というものがあるので、軽くても大きい商品は送料が高くなります。

DHLやFedExのような民間発送会社をクーリエといいます。

サイズは大きいけれど軽い商品をメインに扱っているなら、日本郵便の方が安く発送できることがあるので覚えておいてください。

FedEx

ebay 発送方法 配送会社

FedExは世界最大手の民間発送会社で、220の国と地域に荷物を発送できます。

次のような特徴があります。

  • 料金は実重量と容積重量で比較して重い方が適用重量になる
  • 配送サービスが安定している
  • BtoC割引がある
  • 月の送料に縛りがある

詳しく解説していきます。

FedExの発送サービス

契約次第で送料を安くできて、確実に海外に発送してくれるのがFedExのよいところです。

主な発送サービスには

  • インターナショナル・プライオリティー(通称IP)
  • インターナショナル・エコノミー(通称IE)

の2つがあります。

IPはIEよりも数百円送料が上がりやすいのですが、到着日数がIEよりも2~3日早いというメリットがあります。

少しでも商品を早く届けたいなら、IEよりもIPを使った方がお得です。

一方、送料を少しでも安くしたい場合は、IPよりもIEを使った方が利益は残ります。

BtoC割引契約

FedExでは、現状の発送件数や売上次第で、送料を安くすることができます。

「それなら、実際の発送数を多めに伝えてFedExに安い契約料金をもらおう」と思うかもしれませんが、やめましょう。

なぜなら、最近は実際の発送数の証拠がないと、割引が受けられないケースも増えているからです。

まずは堅実に数字を積み上げてから交渉してみましょう。

BtoC割引契約は、電話やメールなど自分で直接問い合わせて、契約を結ばなくてはなりません。

送料の縛り

契約後の条件として、月の送料で10万円以上を毎月利用しないといけないという縛りがあります。

厳密には、担当の営業さんによって条件のルールが若干変わってきますが、契約したのに全く使用しないのはNGなので注意してください。

FedExは世界最大手

ここまで読んで、「なんだか面倒くさい」と感じているかもしれませんが、FedExは世界最大手という安心感があり、他の発送会社より送料も安いので、利益を多く出したい方にとっておすすめです。

これから解説するDHLやeLogiよりも送料面では安いので、発送数が増えてきたら契約しておきたい発送会社です。

DHL

ebay 発送方法 配送会社

DHLはFedExと同様、民間の発送会社で特徴もほとんど同じです。

  • 料金は実重量と容積重量で比較して重い方で決まる
  • 配送サービスが安定している
  • ebayのセラー割引がある
  • 月の送料に縛りがある


FedExのBtoC割引のように、DHLもebayセラー割引を受けることで通常よりも安い料金で海外発送できます。

これはebayを行っている人からすれば、非常にありがたいことです。

ただし、DHLにも月に利用する最低発送に条件があるケースが多く、全く使っていないと契約の打ち切りも十分にあるので、注意してください。

交渉する際には、利用の条件もよく確認しておきましょう。

DHLのメリット

DHLのメリットは、オーストラリアの送料が安いということです。

後で詳しく説明しますが、オーストラリアは他の国と比較して送料が高いです。

そのため、オーストラリア宛ての商品が売れたとしても手元に残るお金は少なくなってしまいます。

しかし、DHLであれば他の発送会社と比べて手元に残るお金が多くなるので、オーストラリアから商品がよく売れる方はDHLを使ってみるのもよいと思います。

また、DHLは梱包資材を無料で提供していて、その中にフライヤーと呼ばれるビニール袋があります。

ebay 発送方法 配送会社

フライヤーを使うと、地域にもよりますが容積重量がかからず実重量で請求されやすいので、送料が安くなることがありました。

残念ながら2023年7月1日から各地域ごとに順次フライヤー発送でも容積重量に変更となり、フライヤーに入れればすべて実重量で発送、ということはできなくなりました。

これまでフライヤーを使用していた方は、気を付けてください。

DHLのデメリット

DHLは重量が大きくなるとFedExやeLogiよりも送料が高くなります

また、先ほども説明した通り、FedEx同様に最低利用する送料にも条件があります。

FedExとDHL比較:eBay海外発送で優れているのはどちら?

ここまでの話をまとめてみます。

  • DHLはオーストラリアに対しての送料が安くなる
  • 一方で重量が大きくなるとFedExやeLogiよりも送料が高くつく
  • FedEx、DHLともに最低利用する送料がある

利益を出したいなら送料が一番安いFedExがおすすめですが、FedExがダメだった場合はDHLを検討してみてください。

もちろん、最初からDHLを契約してみるのもよいでしょう。

それぞれのメリットとデメリットを天秤にかけてみて、メリットが多いと感じる方を選んでみてください。

eLogi

ebay 発送方法 配送会社

eLogiは、ebayを利用している人なら全員が使えるサービスです。

ebay JapanがFedExと連携して提供していて、FedExと契約を結ばなくても割引料金で配送サービスを使えます。

注文情報からラベル発行まで、すべてeLogiのサイト内で行えるので、その分時間を短縮することができます。

ただし、FedExと直接契約をするより料金が少し高いことに注意してください。

海外発送が初心者の方や、とにかく時間を短縮したい方におすすめのサービスです。

eBay輸出をeLogiでスタートしてFedExへ移行するタイミング

ここまでebay輸出で発送できる会社として 、

  • 日本郵便
  • FedEx
  • DHL
  • eLogi

を紹介してきました。

結局、どこの発送会社を使えばいいの?

判断基準として、月の送料が10万円に満たないうちはeLogiから始めて、発送数や利用金額がある程度増えてきたらFedExの直接契約に切り替える、という方法がよいでしょう。

FedExは他の発送会社よりも安く、利益が残りやすいからです。

最初の頃は発送数や利用金額が少ないので、まずは薄利でもいいので実績作りをして、少しずつ経験を積み重ねていくことからがんばってみてください。

eBay海外配送で押さえるべき送料設定のポイント

ebay 発送方法 配送会社
ebay送料設定のポイント

これから送料設定について説明していきますが、その前に送料設定を作る際のポイントをご紹介しておきます。

「そんなことより早く送料設定を教えてほしい」と思うかもしれませんが、とても大切なことなのでぜひお読みください。

送料設定を作る際のポイントは4つあります。

  1. 取引の多いアメリカを送料無料にして他の区分との差額を考える
  2. クーリエ発送の発送サービスは「Expedited Shipping」にする
  3. ハンドリングタイムは無在庫と有在庫の使い分けをしていく
  4. 発送除外国は徐々に設定する(APO/FPO・アフリカ・南米は最初から除外)

それぞれ順番に解説していきます。

ebayの送料設定を作る際のポイント① 取引の多いアメリカを送料無料にして他の区分との差額を考える

ebay 発送方法 配送会社

送料とは、商品を発送する時に購入者が負担している金額のことです。

Amazonや楽天などのECサイトで購入すると、商品の金額の他に送料が発生します。

例えば、ECサイトで欲しい商品が見つかり、しかも思っていた以上に金額が安くてウキウキした気分で購入手続きに移ったら実は送料が770円かかり、がっかりしたという経験はありませんか?

ebayでも送料が発生し、その額はセラーが決められます

こう聞くと、「少しでも売上を増やすために送料を高くした方が儲かるのでは…」という下心が出てくるかもしれません。

しかし、買う側の気持ちを考えてみてください。

商品を買う時は、できるだけ出費を抑えるために一番安いものから見ていきませんか?

送料を高く設定するとライバルと比較して総額が高くなってしまい、あなたの商品が売れにくくなります。

よく言われる「最安値が売れやすい」のは、このためです。

売り手側になると買い手側の気持ちを忘れてしまうのは、ebayに限らずせどりを始めたばかりの人によくあることです。たまには、バイヤーの立場になってebayで商品探しをしてみましょう。買う側と売る側、両方の視点を養うことができるので、販売につながる商品ページ作りもうまくなりますよ

まず、送料設定をする際はアメリカの送料を無料にしてください。

いきなりこう言われても、戸惑ってしまいますよね。

詳しく説明します。

ebay輸出は、世界190の国と地域に対して取引をしています。

その中で取引が最も多い国がアメリカです。

ebay 発送方法 配送会社

ebayはアメリカの会社なので、アメリカ国内での認知度が高く、取引の約6割アメリカが占めています。

商品を売りやすくするために、取引の多いアメリカでは送料を無料にしましょう。

ただし、基本的には販売額に送料を含めて出品します。

送料分をバイヤーからもらわない、ということではないので気をつけてください。

どうしても追加料金をもらわないと赤字になる地域があるので、その場合は追加料金を入れるようにしましょう。

「なんだか難しいな」と混乱してしまうかもしれないので、ポイントをまとめました。

送料の考え方の基準

  • アメリカと同じくらいの送料、またはアメリカよりも安い地域の場合
    →送料無料
  • アメリカよりも大幅に送料が高い場合
    →追加送料を取る・発送除外国にする

発送除外国については、後で詳しく説明します。

ebayの送料設定を作る際のポイント② クーリエ発送の発送サービスは「Expedited Shipping」にする

DHLやFedExのようなクーリエは、送料が安いので利益が出しやすいです。

最初に発送会社をeLogiや日本郵便に選んだとしても、最終的にはクーリエの直接契約にたどり着くと思います。

クーリエでは、発送サービスを「Expedited Shipping」に設定することで商品ページの到着予定日数が早まってきます。

商品到着までが早いと、バイヤーから購入されやすくなります。

購入したら商品が早く手元に来てくれた方が嬉しいですし、「次もこのセラーから購入したいな」と思いますよね。

発送サービスを「Expedited Shipping」のような速達に設定しておくと、バイヤーの満足度が高くなってリピートがついたり、アカウントの評価が高まったりという副次効果が生まれます。

さらに、「Expedited Shipping」はebay Japanでも推奨しているクーリエの発送サービスです。

FedExや DHLなどのクーリエを利用する場合は、発送サービスを「Expedited Shipping」に設定しましょう。

ebayの送料設定を作る際のポイント③ ハンドリングタイムは無在庫と有在庫の使い分けをしていく

ハンドリングタイムを設定することで購入者に対して「○ 営業日以内に発送します」と伝えています。

ebayでは、1、2、3、10、15、20、30、40日の中からハンドリングタイムの日数を設定できます。

到着日と間違えて認識している方が多いですが、ハンドリングタイムはあくまでも発送するまでの日数なので、混同しないように気をつけてください。

では、実際に何日に設定すればよいのでしょうか?

日数は、無在庫有在庫で変わってきます。

無在庫と有在庫の違い

無在庫とは、商品が購入されてから仕入れをすることです。

無在庫の流れ
  • リサーチ
  • 出品
  • 入金
  • 仕入れ
  • 発送

売る商品が手元にない・仕入れをしていない状態で出品し、購入されて初めて仕入れをします。

手元に商品がないので保管場所は必要ありませんし、仕入れ前なので在庫が残って赤字になるリスクも少ないです。

一方、有在庫は無在庫と反対に、購入される前から商品を仕入れていきます。

有在庫の流れ
  • リサーチ
  • 仕入れ
  • 出品
  • 入金
  • 発送

売れなければずっと在庫を抱えることになりますが、商品が購入されればすぐに発送できます。

ハンドリングタイムの設定

ハンドリングタイムの設定は、無在庫と有在庫で使い分けます。

無在庫の場合は、ハンドリングタイムを5日から10日に設定してください。

購入されてから商品を仕入れるので、商品がなかなか届かない、売り切れになっているなど、いろいろなトラブルが想定されます。

少し長めに設定し、時間的にも精神的にも余裕を持たせた方が焦らずに対応できるため、無在庫のハンドリングタイムは5日から10日がちょうどよいです。

手元に商品があり、すぐに発送できる有在庫の場合はハンドリングタイムを1日から3日にしましょう。

ebayの送料設定を作る際のポイント④ 発送除外国は徐々に設定する(APO/FPO・アフリカ・南米は最初から除外)

発送除外国に設定した国や地域には、発送できなくなります。

発送できない国があったら、その分買ってくれる人が減ってしまうのでは?

実はその通りで、あなたのアカウントを訪れる人が減ってしまいますが、トラブルを防ぐためです。

最初から除外の設定をしてほしいのは次の3つです。

  1. APO/FPO
  2. アフリカ全域
  3. 南米全域

APOは空軍の郵便局、FPOはアメリカ海軍の郵便局のことです。

これらはクーリエの取り扱いがないところもあるので、荷物の追跡ができず保証も受けられない可能性があります。

追跡番号がない発送手段で発送して問題が起きても、自己責任です。

無用なトラブルを避けるためにも、APO/FPO発送除外国に設定しましょう。

アフリカと南米は、郵便事情が悪く商品が届かなかったり、関税が高くてトラブルになりやすいという不安があります。

初心者は最初からトラブルが多いとアカウントのリスクがあるので、この2つも除外しておいてください。

ただし、前述の通り除外国が多いとその分機会損失になっていくのは間違いありません。

売上を最大化するためには、販売に慣れてきたら徐々に発送の対象に加えるのも方法の一つです。

発送除外国の設定は非常に重要なことなので、忘れずにやりましょう。

販売していくうちに「送料が高いな」とか「クレームが多いな」という地域が他にも出てきたら、発送除外国に設定していきます。

送料設定のポイントがたくさんあって覚えきれないという方は、この記事を何度も読み返し、復習してみてくださいね。

ebay輸出で送料設定ガイド

ebay 発送方法 配送会社

ここからは実際に送料設定を作っていきますが、初心者の方は

送料設定基本アメリカへ送料無料で販売
商品の金額をつける時に送料分を上乗せして販売すると良いでしょう。

eBayの取引の大半はアメリカですので、最初はシンプルにアメリカに売り出しておくと良いと思います。

慣れてきたら、オーストラリアやカナダを入れてみるのもいいでしょう。

基本編:eBayの送料設定をゼロから作成する方法

実際に送料設定をやっていきます。

まずebayのトップページを開きます。

右上の「My ebay」から「Selling」をクリックします。

「Seller Hub」の画面に切り替わったら、メニューの中の「Listings」をクリックします。

「Manage active listings」と書かれた画面が開くので、左側のメニューの下から3番目の「Business Policies」をクリックしてください。

これがebayのBusiness Policiesを設定する画面です。

Business PoliciesとはPayment=支払いReturn=返品Shipping=送料のことで、それぞれ作っていきます。

今回作るのはShipping(送料設定)です。

新規で送料設定を作るときは、「Create policy」と書かれた矢印をクリックして「Shipping」を選択してください。

「Create shipping policy」と書かれた画面が出ます。

ここで新規の送料設定を作っていきます

英語表記だと分かりにくい方は日本語に翻訳をしてもよいのですが、ebayに早く慣れるために、なるべく英語のまま進めましょう。

考えながらやっていくと、なかなか前に進まないこともありますので、まずはこの解説の通りに作ってみてください。

上から順に、一つずつ確実に入力していきましょう。

まず「Policy name」には好きな名前を入力します。

決まりなどはないので、自分が分かりやすいように付けてください。

eLogiの0~1.5kgまでの送料設定を作りますので、「eLogi 0 – 1.5kg」とします。

日本語で入力するとエラーになることあるので、必ず英数字にしましょう。

下の「Policy description」はメモ書きなので、未入力のままでも、「eLogiの1.5kgまでの送料設定」と書いてもかまいません。

ここは自由に入力してください。

その下の「Set as default shipping policy」にチェックをすると、今作っている送料設定がデフォルトになります。

よく使う重量帯のshipping policyをデフォルトにしておくとよいと思います。

ここではチェックを入れて、この設定をデフォルトにしてみましょう。

Domestic shippingの設定

次は「Domestic shipping」で、アメリカ国内の送料の設定のことです。

アメリカ国内向けに送料をどうやって取っていきますか、ということを今から設定していきます。

まずは「Domestic shipping」と書かれた下の選択肢から、「Flat: same cost all to all buyers」を選択してください。

これは「アメリカ全域に同一の送料を設定する」という意味です。

その下の「Services」は発送サービスのことです。

クリックすると選択肢がたくさん出てきます。

どれを選んだらいいか分かりにくいのですが、今回は発送サービスをExpedited shippingにしたいので、「Expedited Shipping from outside US(1 to 4 business days)」を選択してください。

これは、商品が「1~4営業日で到着する」という意味です。

先ほども解説したように、FedExやDHLは到着までが早いのでExpedited shippingにすることでバイヤーから購入されやすくなります

ebay Japanも推奨していますのでFedEx、DHL、またはeLogiなどを使われている方はこちらにしてください。

次に、「Services」の右にある「Cost」「Each additional」について解説してきます。

「Cost」アメリカ宛てに取りたい送料のことです。

アメリカは送料無料という設定ですから「Cost」「0」とし、「Free shipping」にチェックを入れてください。

ebayでは送料無料のことを「Free Shipping(フリーシッピング)」と言います。先ほどのクーリエのようにebayでは専門用語がたくさん出てくるので、少しずつ覚えていきましょう。

「Each additional」は、2つ目以降の商品購入に対しての送料を設定する項目です。

送料は無料なので、特に入力の必要はありません。

2つ目以降は半額にしたい場合は、「Cost」の半額の値を入れてください。

続いての「Handling time」は、お客さんが商品を購入してから何営業日内に発送するかということです。

ここは送料設定のポイントでも説明した通り、無在庫と有在庫で使い分けていきます。

無在庫の場合は、「5 business days」~「10 business days」を選択するようにしてください。

自分が何営業日以内で発送できるかを基準に選びましょう。

有在庫の場合は、お客さんにすぐ発送できることをアピールするためにも、「1 business days」~「3 business days」を選択します。

手元に商品があり、すぐに発送できるにも関わらず「10 business days」を選ぶと、発送するまでの期間が長くなり損をしてしまいます。

今回の例は無在庫ベースなので、「5 business days」とします。

ちなみに、営業日に土日や祝日は含まれないので、それも計算した上で設定するとよいでしょう。

以上で「Domestic shipping」の設定は終わりです。

発送除外国の設定

続いて、スクロールして下に行き「Exclude shipping locations」を見てみましょう。

これは発送除外国の設定です。

先ほど、送料設定のポイントでAPO/FPO・アフリカ・南米は除外すると解説しました。

「Create exclusion list」をクリックし、この中から「APO/FPO」を除外します。

ここでは、除外するもののチェックボックスにチェックを入れてください。

アフリカ・南米なので、「Africa」「South America」にチェックをします。

この3つは最低限、除外していきましょう。

これだけでは、実際に売れた国次第で追加送料が膨大にかかってくることがあり得ます。

損失を防ぐために、さらに細かく設定していきます。

除外国シートをご覧ください

eLogiを使って発送する除外国を設定するので、一覧にある国を一つひとつ除外していってください。

例えば、一番上の「Afghanistan」はアジア地域なので、「Asia」の横の「Show all countries」をクリックします。

表示された中の「Afghanistan」にチェックします。

このとき、Macなら「Command+F」、Windowsなら「Ctrl+F」を押すと検索バーが出てくるので、「Afghanistan」とペーストをすると、どこにあるのかオレンジのハイライトで示されます。

この検索機能を使うと簡単に探せるので、スムーズに除外国の設定ができますよ。

続いて、スプレッドシートの「Africa」はすでに除外済みなので「Albania」です。

検索バーに入れてヒットしない場合、現在の画面上にこの文字がない、ということなので「Show all countries」すべてチェックを入れて、全国名を表示させます。

この状態で、もう一度検索バーで検索すると、「Europe」のところに「Albania」が出てきたので、チェックを付けます。

これを繰り返して、除外国の設定をしていってください。

すべて終わったら、右下の「apply」をクリックします。

送料設定を確認し、問題がなければ「Save」をクリックします。

これで送料設定ができました。

「Veiw」の一覧の中から「Shipping」をクリックして、確認してみましょう。

ここに、作成した自分の送料設定があるはずです。

「eLogi 0 – 1.5kg」ができています。

今回のサンプルはここで終わりですが、実際は3kg以上も送料を入力し、アメリカとオーストラリアとの差額を出して、上記のような流れで「Copy Policy」を繰り返して設定していってください。

基本的な送料設定は以上です。

応用編:eBayで高度な送料設定をマスターするテクニック

ここからは、応用的な送料設定の方法について解説します。

ebay輸出をしていくうちに、これ以外の国にも売りたくなる時が来ると思います。

その場合の設定方法を説明します。

画面を下にスクロールしていくと「Shipping rate tables」という項目があります。

これには2つの用途があります。

1つ目は先ほどのサービスの地帯によって送料が設定できない国がある場合でも、個別に送料設定ができるので、取りこぼしがなくなっていきます。

もう一度こちらの地帯を見てください。

オセアニア地帯の国が表示されていませんね。

これでは、ニュージーランド宛ての送料を設定したくてもできません。

このような時に「Shipping rate tables」を使うと、ニュージーランドなど個別の国に対しての送料を取ることができます

2つ目は、「Services」で選択している地帯の中で個別に送料設定をしたい場合に活用できます。

例えば、今は「Asia」にチェックしているので、アジア全体に対して送料無料という設定になっています。

アジアの中でも台湾だけは追加送料を20ドル取りたいとします。

その場合に、アジア全体は0ドルで台湾だけは追加送料が20ドル、ということができます。

Shipping rate tablesで台湾を追加送料を20ドルに設定しても、Servicesでアジア全体を送料無料に設定しているので、台湾も送料無料になるんじゃないの?

しかし、送料は「Services」でチェックした国・地域よりも、「Shipping rate tables」で設定した方が優先されるので、アジアの中で台湾だけ20ドルの追加送料を取ることが可能です。

厳密にはアジアの中でも国によって送料が変わってくるので、より正確に国ごとの設定をするときはShipping rate tablesを使うのがおすすめです。

設定するのは、2つの項目です。

「Apply domestic shipping rate table」はアメリカ国内で細かく設定ができます。

これはアメリカの州の設定なので、あまり関係ありません。

どちらかというと2番目の「Apply international shipping rate table」よく使う設定です。

こちらはアメリカ以外の国と地域が設定できます。

実際に設定してみましょう。

まず「Apply international shipping rate table」にチェックを入れます。

そして「Create rate tables」をクリックしてください。

「Shipping rate table」という画面が開くので、国ごとに送料を設定します。

まず「Table Name」に好きな名前を付けてください。

この例ではニュージーランドだけ個別に30ドルの追加送料を取るので、「New Zealand」と入力します。

発送サービスが「Expedited」「Standard」「Economy」とありますが、クーリエベースの方は「Expedited」を選んでください。

その下の「Add regions/states」クリックすると、地帯ごとの国が選択できます。

ニュージーランドはオセアニアなので「Oceania」の下向き矢印をクリックし、「New Zealand」にチェックを入れます。

これでニュージーランドには個別で追加送料を取る設定ができました。

「Regions」の列に「Oceania」「New Zealand」が選択されています。

「Select shipping service」のところは「Expedited International Shipping」を選びます。

右にある「Cost」にニュージーランド個別の送料「30」を入れ、左下の「Save」をクリックします。

そして今作った「Shipping rate tables」を反映させたいので、プルダウンの中から「New Zealand」を選択します。

これで、ニュージーランドだけ送料を30ドルに設定できました。

このように、個別の国に対して送料を設定する時は「Shipping rate tables」を活用してください。

まとめ

今回は、ebayで送料設定をする方法を解説しました。

これで商品を発送する準備はバッチリですね。

もしも途中で手順が分からなくなってしまっても焦らず、この記事を読み返し、実際に入力しながら設定していってください。

発送方法は世界情勢によって大きく変わることがあるので、コミュニティを利用しておくと気軽に相談ができ最新の生きた情報がすぐにわかります。

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