
こんにちは!
今回はShopee輸出を実際にスタートして間もない記録を大公開します。
「Shopeeを始めてみたいけど、何からすればいいの?」
「本当に売れるの?利益は出るの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、アカウント開設から初売上・利益・注意点までをまとめました。
ぜひ最後までご覧ください!
Shopeeとは?
Shopeeは東南アジア最大級のECプラットフォームで、日本からでも簡単に出店できる越境ECサイトです。
くわしい概要やはじめ方は、こちらの記事で紹介しています。


アカウント開設前の準備・出店国を決める
まず最初に決めるのは「どの国で販売するか」です。
日本人セラーが出店できるのは、シンガポール、マレーシア、フィリピン、タイ、台湾、ベトナム、ブラジルの7ヶ国です。(2025年9月現在)
Shopeeでは、各国ごとのアカウント開設が必要になります。



その中で私はシンガポールを選びました。
シンガポールに決めた理由は、市場が大きく越境EC比率が高かったためです。
また出品の際、言語を英語に選択でき、通貨は$なので、取っ掛かりやすいと考えました。
アカウント開設~初出品!
Shopeeのアカウント開設は、他のECサイトと比べてもスムーズでした。
申請から開設まで約1週間程度で完了しました。
※売上金の受け取りにはペイオニア口座が必要です。
まだ登録していない方は、こちらの記事を参考にしてください。


Shopee出品時に意識した4つのポイント



私が初出品で意識したのは次の4つです。
- 新品のみ
- 小さくて軽いもの
- 低価格帯のもの
- 販売規制品をチェック
これらを主に出品対象として、リサーチして出品するものを決めました。
①新品
Shopeeで中古品の販売は可能ですが、日本から売れているのはほとんどが新品です。
また無在庫販売の場合、Shopeeの発送期限が短いため、Amazon等で購入してすぐ届く商品がおすすめです。
シンガポールでは、トレンド傾向が近く、ユーザーは若い女性が多いです。
その層をターゲットにした商品、化粧品や健康食品が人気なので主に新品販売が多くなります。
②小さくて軽いもの
初めはやはり小さくて軽いものから扱っていきます。
実際の商品発送後の現地の反応や配送環境への知識がないため、リスクを抑えるためです。
③低価格帯のもの


こちらも小さくて軽いものを扱うのと同様、返品リスクを避けるため、高価格商品は避けて出品しました。
④販売規制品をチェック
国際取引となるため、日本の規制(物流規制で輸出できないもの)と、海外規制(各国の輸入規制と販売規制がされているもの)が存在します。
Shopee Japanが各マーケットごとの販売規制品を「販売規制ガイド」として公開しているので参考にしてください。
基本的には動物や窃盗品、銃器など、常識的に考えて危険なものを販売しなければ問題はないと思います。
それ以外に各国で規制されているものもあるので、一度目を通しておくことをお勧めします。
シンガポールを見るとチューインガムが輸入禁制品と入っています。このような意外な規制品もあるので注意が必要です。


初めて売れた商品は「ビオレ冷シート」!
出品を始めて約1か月、ついに初売上が発生しました。
売れたのは「ビオレ冷シート」。3つまとめ買いをしてくれました。
購入通知はメールで届き、Shopeeオーダー画面から詳細を確認します。
仕入れはAmazonより安かったため、今回は薬局で店舗仕入れしました。


注文後、出荷までの流れ
オーダー画面から詳細を確認します。


オーダー画面からラベルを印刷し、梱包します。
今回は郵便局のレターパックプラスで発送しました。


Shopee梱包時の注意点
日本では考えられませんですが、海外では荷物の扱いが乱雑なことが多いです。
衝撃と雨や風にも耐えられる梱包が必要です。
シンガポールへ送る際も、厳重な梱包をして発送することをおすすめします。
厳重な梱包ってどれくらい?と思われるかもしれませんが、
たとえばお弁当箱だったら、プチプチの断熱材を二重にして巻き、箱へ梱包します。
隙間をクラフト包装紙などで埋めて商品が動かないか確認すると安心です。


厳重に梱包をしすぎて、重量が嵩んで送料過多で赤字となってしまっては、意味がないので利益とのバランスも大事になります。
Shopee初売上の利益計算を公開!
今回売れたビオレ冷シートの利益計算をしましょう。
オーダー画面を見ると、販売価格の詳細がチェックできます。


販売価格 $15.69
送料(日本→シンガポール) $5.65
手数料 $3.19
ペイオニア入金 $6.85
仕入 1,410円
国内送料(郵便局→Shopee配送倉庫) 520円
※当時142.465円/$で計算
粗利-1,825円の赤字!
利益計算をしてわかったことは、
国際送料(日本→シンガポールへ送る)、国内送料(運送会社→Shopee配送倉庫)へ送る送料が高くつくことです。
今回は評価稼ぎの一つとして割り切りますが、利益を取れなければやる意味がないですよね。
国内のShopee配送倉庫へ送る送料は荷物量が多ければ費用を安く抑えることができます。
最初のうちは辛抱してレターパックプラスなどで送るか、 発送代行に頼ってもいいかもしれません。
※上記は2024年9月時点の実績。
Shopeeを実際やってみて感じたメリット
配送ラベルを直接印刷できて便利
Shopeeではオーダから、すぐにラベルを発行することができます。


他のECサイトでは一度配送会社なり、代行会社から発送ラベルを発行することがありますが、
Shopeeではオーダー画面から配送ラベルを発行することができるので便利です。
Shopeeを実際やってみて感じたデメリット
発送期限が短い!
Shopeeの発送期限(注文の支払いを受けてから現地に向けての発送が完了するまでの期限)は、2営業日以内とかなり短いです。
注文の支払いを受けた後は、2営業日以内に発送をしなければなりません。
無在庫の場合は、仕入先の選定をしておくか、Amazonプライムなどを活用せざるを得ません。
国内配送料が高い!
今回、初めて売れた商品のビオレ冷シートの国内配送はレターパックプラスで520円でした(2024年9月時点)
Shopeeの配送倉庫への配送料は、荷物量が多ければ多いほど費用を安く抑えることができます。
たくさんの商品を一度にまとめて国内倉庫に運ぶことができれば1商品に対しての送料負担は小さくなります。
参考までに、4㎏以内で34cm×24.8cm(A4サイズ)以内の場合、一番安く送れるのは日本郵便のゆうパケットプラスで、600円かかります。


売上金の入金までに時間がかかる
Shopeeの売上金は入金されるまでおよそ3週間~1か月かかる可能性があります。
流れとしては、
1. オーダーを発送し、商品が購入者に到着後、購入者が商品受け取りボタンを押します。→受取・オーダー完了
2. オーダー完了後、週単位で売上金の決算が行われます。
Seller CenterのMy Incomeへ売上金が反映されます。→ 反映
3. 売上金反映の後、7営業日以内にペイオニア口座への送金されます。→入金
場合によってはキャッシュフローがうまく回るように工夫が必要になります。
Shopeeでの今後の販売戦略
日本人セラーは薄利多売で勝負
Shopeeの日本人セラーの多くが新品を扱っており、そのため薄利多売のビジネスモデルになっていると思われます。
一気に大量の商品を販売し、消費税還付で恩恵を受ける、という戦略が良いかもしれません。
チャットで円滑なコミュニケーション
Shopeeではチャット機能があり、スタンプなどを送ることが可能でバイヤーと気軽にコミュニケーションをとることができます。
これを活用してバイヤーとの信頼を高め、リピータ取得やまとめ買い促進に繋げたいと考えています。


Shopeeではバイヤーから問い合わせがあった場合、セラーは12時間以内に返事をしなければなりません。
これを怠るセラー評価に影響が出てしまいます。
チャット返信率については下記を確認ください。
各国の人気ジャンル・商品を把握する
たとえば、シンガポールでは化粧品関連や健康・サプリメントが人気で
フィリピンではおもちゃやトレンド商品が人気です。
このように各国の人気ジャンルを把握しておくことで出品する商品を絞りやすくなります。
セール商品、カラフルな見た目が好まれやすい


Shopeeはセールイベント、セールクーポンの発行などが頻繁に行われています。
現地の環境・国民性にもよりますが、定価はあまり売れずセールや割引商品でないと売れない場合もあるようです。
そのため、商品画像は加工して目立たせた方が良いですし、セール・クーポン情報も利益計算しつつ積極的にアピールしたほうが良いと感じます。
eBay輸出もおすすめ!比較してわかる違いと始めやすさ
Shopeeと並行して挑戦するなら、eBay輸出もとてもおすすめです。
どちらも海外のバイヤーへ販売できる越境ECですが、特徴や強みが異なります。
Shopee | eBay.com | |
---|---|---|
対象国 | 東南アジア中心(シンガポール・マレーシアなど) | 世界190か国以上 |
出品形態 | 無在庫販売が公式にOK | 在庫販売が基本 |
言語・通貨 | 英語/現地通貨(USDなど) | 英語/USD |
初期コスト | 低い | 低い |
顧客層 | 若い女性中心、日用品・美容系が人気 | 幅広い年齢層・趣味系・コレクター商品が強い |
eBayは日本製品の人気が高く、特に「中古・ヴィンテージ」「ホビー・アパレル」などは高値で取引されています。
ebay輸出については下記ブログをご参考ください。


Shopee輸出をゼロから始める まとめ
いかがでしたか?
Shopee輸出を始めたばかりのリアルをご紹介しました。
Shopeeを実際にやってみた感想としては、アカウントから出品までスムーズに進むことができ、薄利ではあるが実際に商品が売れることも分かりました。
無在庫販売も公認していて、初期費用をかけずに輸出販売を開始できるのは魅力的ですね。
軌道に乗れば大きな可能性を秘めていると感じます。引き続きShopee輸出で安定した利益をえるために頑張ろうと思います!
これからShopee輸出をはじめるかた、はじめたいと思っている方へ少しでも参考にしていただければ幸いです。
Shopeeについての記事も多数ご用意していますので、ぜひお読みください。




ebay輸出についてはこちらをご参考ください。↓↓



