
今回インタビューさせていただいたのは、eBay輸出を主軸に活躍されている “mooch” さんです。
現在は年商1億5千万円を達成し、eBayをメイン事業にまで成長させました。
この記事では、moochさんの人脈を広げるための取り組み、リサーチの重要性などについて解説します。
- クラウドファンディングの活用
- 人脈を広げるための取り組み
- リサーチの重要性
- トラブル事例と対処方法
事業を拡大するための情報を惜しみなく教えてもらったので、ぜひ最後までご覧ください。
moochさんのご経歴
moochさんは、輸入や輸出など、数々の経験を経て、現在のスタイルを確立されています。
- 会社員時代(福岡):4年間、貿易担当として勤務
- 1度目の独立(大阪):中国から電動スクーターの輸入販売を行うも、苦戦
- 会社員への復帰:一度独立を断念し、再び会社員として働く
- 2度目の独立(35〜36歳):輸入品の取り扱いを再開
- 販路の拡大:輸入ビジネスの厳しさを感じ、ヤフオクやAmazonでの輸出を開始
- eBay輸出への挑戦:
- Amazon輸出を経てeBayを開始
- 当初は結果が出ず挫折しかけるも、ツール(Awiiin)との出会いを機に事業を軌道に乗せる
- 現在(独立11年目):
- 年商1億5千万円を達成
- 現在はeBay輸出を主軸に事業を展開
現在は、仕事とプライベートのバランスを保ちながら、新しい挑戦を続けていらっしゃいます。
以前にインタビューさせていただいた際の、苦労話や初期の取り組みについては、以下の記事でご覧いただけます。

クラウドファンディングの活用を開始
Miaクラウドファンディングを開始されたそうですが、どのような用途で利用される予定ですか?





クラウドファンディングは、主にリスクを抑えながら新しい商品を展開するために活用しています。
moochさんが語るクラウドファンディング活用のポイントは、以下のとおりです。
■完全受注生産によるリスク回避
- 専用の紹介ページを作成して支援者を募る
- 目標数(例:300個)に達した段階で工場へ発注する
- 事前に入金されるため、資金繰りの面でも効率的
■日本市場向けの最適化
- アメリカのクラウドファンディングサイトなどから、最新のトレンドや商品情報を収集する
- 日本市場向けに展開する手法を取っている
■プラットフォームのアルゴリズムを活用
- 目標金額を達成した瞬間にサイト内の露出(アクセス数)が急増する仕組みを利用
- 戦略的にスタートダッシュをかけることで、さらなる集客につなげている
「なぜこの商品がすごいのか」を動画やページで伝え、共感を得ていくプロセスはテレビショッピングに近いです。
アパレル関連事業について



中国でも積極的にお仕事をされているとのことですが、具体的にはどのような事業を行っているのですか?





中国の靴メーカーなどをパートナーに、細かな手作業が必要な商品の企画・生産をサポートしています。
moochさんが中国で行っている仕事をまとめました。
■手作業による高付加価値な商品づくり
- 靴に付ける「手作りのリボン」など、機械では難しい繊細な装飾
- 日本から材料(リボンなど)を送り、現地で加工してもらう体制を構築
- 手作業が得意な現地の職人と連携し、クオリティの高い商品を作成
■日本と現地の「橋渡し」としての役割
- 日本で作成した「企画書」を中国語に翻訳し、現地の職人へ正確に指示を出す
- 「リボンの結び方」や「折り方」の一つひとつまで、細かなニュアンスを現場に伝える
日本のお客さんに喜んでもらえる形にして届けています。
人脈を広げるための取り組み



中国やミャンマーなど、海外での生産体制にも力を入れているようですが、どのようにして現地との関係を築かれたのですか?





会社員時代にもともと知り合いだった方や、そこから広がった人間関係をもとに現在の生産体制が出来上がりました。
海外のパートナーとの関係を構築するには、以下のような取り組みが有効です。
■「先に与える」ことで始まる信頼関係の構築
- 会社員時代から、現地の担当者や社長へお菓子を贈るなどの気配りを行う
- 独立後も連絡を取り、困ったときには「手伝うよ」と言ってもらえる関係性を作る
- 相手の印象に残るアプローチを続けて、仕事を優先的に進めてもらえる環境を作る
現地の方とコミュニケーションを密に取りながら、人脈を広げているそうです。
ミャンマーの外注さんとのつながり



ミャンマーの外注さんとは、どのようにしてつながったのですか?





独立当初、自ら東京のミャンマー大使館や商工会議所に乗り込んで交渉したのが始まりです。
そこから紹介をつないでいただき、40人規模の組織にまで成長した時期もありました。
moochさんがミャンマーの外注さんとつながるまでの経緯は、以下のとおりです。
■行動力によって切り開く
- 東京の大使館で「起業したいから紹介してほしい」と熱意を伝える
- 紹介された相手とは、遊びや食事を共にし、仕事以前の人間関係を作る
- 現地の歴史や文化を徹底的に調べ、相手の誇りを尊重する
■パートナーの生活を守る視点での事業展開
- 「日本で仕事を取ってくるから、一緒に成長しよう」と相手の未来を提示して誘う
- 現地の情勢が不安定になっても、雇用を守るために仕事(ポケモンカードの販売など)を作る



まずは自分が相手を知り、相手に信頼されることが人間関係を作るうえで重要です。
ビジネスパートナーを選ぶ際に心がけていること



海外のビジネスパートナーを選ぶ際に、心がけていることは何ですか?





もし、金銭的なトラブルがあったとしても「あいつを信じた結果なら仕方ない」と思えるかどうかが重要です。
海外パートナーとの信頼関係を構築するには、以下のポイントが大切です。
- 裏切られても後悔しないと思えるような信頼関係を作る
- 利益をオープンにする報酬体系(利益は半分渡す)
- 外注スタッフへのボーナスもモチベーション管理に重要



発注者と受注者というドライな関係ではなく、ビジネスパートナーとして利益を等しく分けることも大切ですね。
moochさんの1日ルーティン



1日の働き方や、作業場での過ごし方について教えてください。





朝は5時に起きて、そのまま作業場へ向かいます。5時から7時までの2時間が、1日の中で最も集中して仕事ができる時間ですね。
moochさんの1日のルーティーンは、以下のとおりです。
■朝の時間を最大限に活用したルーティーン
- 朝5時からメール対応などの事務作業を一気に終わらせる
- 7時に一度帰宅し、朝食を済ませてから小学生のお子さんを学校へ送る
- 午前中は再度仕事をし、午後はプールへ行く
やるべき時は一気に集中し、終われば趣味や家族との時間を大切にされています。
仕事とプライベートのメリハリが、長くビジネスを続けていく秘訣のようです。
こだわりの作業場と理想的な拠点選び



この作業場は、どうやって探されたのですか?





不動産業を営んでいる友人に頼んで、とにかく自宅から近い場所で探してもらいました。
拠点選びや作業環境については、以下のようなポイントを意識されています。
■人脈を活かした物件探し
- 友人の不動産業者に依頼し、希望の条件に合う物件をピックアップ
- 自宅からすぐの距離にある物件を選ぶ
■コストパフォーマンスを重視したエリア選び
- 大阪市内でもエリア(南北)によって賃料が大きく変わる
- 現在は5万5,000円(以前は2万9,000円)ほどの作業場を確保
- 東京など比べ、固定費を抑えられる
1人で作業に没頭する空間を用意することで、作業効率と居心地の良さを両立させています。
トラブル事例と対処方法
トラブルや対処方法は、Awiiinのコミュニティメンバーでも対応が異なります。
ここからは、今回インタビューに参加されている3名のトラブル事例や対処方法についてご紹介します。
moochさんのトラブル事例
moochさんは、過去に「太陽の塔」のフィギュアを販売した際、以下のようなトラブルを経験されています。
万博の時期に需要が高まっていた商品でしたが、返品された箱の中身は信じられないものに変わっていました。


■トラブルの経緯
- 商品のすり替え:返品された商品が、なぜか「CD」と「ナイフ」に変わっていた
- eBayの裁定:
- あまりにひどい状況だったため、証拠を揃えてeBayへ連絡
- 最終的にeBay側に被害を認めさせた



返品はちょこちょこあるので、事務所に在庫が溜まっていく一方です。
orieさんのトラブル事例
Awiiin運営メンバーのorieさんは、以下のようなトラブルを経験しています。
人気ブランド「A BATHING APE®」の商品を販売したところ、中身をすり替えられる被害に遭いました。
■トラブルの経緯
- 商品のすり替え:返品された商品が、APE®とは全く異なるものに変えられていた
- eBayの裁定:
- 証拠写真とともにeBayへ「写真と中身が全く違う」と訴えた
- 「返送ラベルが使用され、追跡が完了している以上、バイヤーへの返金は覆らない」と判断された



返品の際にZipXのサービスを利用したのですが、今後は返品だけDHLを活用するようにします。
Miaさんの返品への対処方法


Miaさんは、商品単価が比較的安いため、手間やコストを考慮した返品対応をしています。
■Miaさんの対処方法
- 返金して商品をあげてしまう(返品を求めない)ことが多い
- 面倒な返品作業に時間をかけるよりも、損失を最小限に抑える
- 販売単価が高くても200ドル〜300ドルで比較的安価なことも、返品を求めない理由



返品作業が面倒くさいので、だったらトータルで考えてあげちゃった方が早いなと思っています。
Miaさんは「効率とスピード」を重視した対応をされています。
リサーチした方が売れる!



最近は「リサーチはいらない」という声も耳にしますが、moochさんはどう思われますか?





リサーチは絶対にした方が良いですね。その方が確実に売れるから。
リサーチの本質については、以下のようにとらえています。
■「リサーチ不要」と言える人は熟練者
- すでに長年の経験があり、何が売れるかを熟知している
- 売れている商品を自動で抽出するようなシステムを自社で構築している
- 普通のセラーが真に受けると危険
自分の目で「今、何が求められているのか」を確認することは重要です。



普通にeBayに取り組もうと思ったら、リサーチしないとムリですね。
Awiiinでも様々なリサーチ方法を解説しているので、以下の記事を併せてお読みください。


まとめ|信頼と挑戦が生み出す、唯一無二のビジネススタイル


今回は、moochさんに海外での事業展開や、ビジネスにおける独自の取り組みについてお伺いしました。
- 信頼関係の構築には「ビジネス以前の人間的なつながり」を最優先する
- リスクを恐れず、自ら大使館や現地へ乗り込み行動力を発揮する
- 「リサーチは必須」と考え、市場のニーズを自分の目で確かめる



moochさんのお話を伺って、年商1億5千万円という数字の裏には、徹底した現場主義があるのだと改めて感じました。
効率を追求しながらも、人とのつながりを大事にする姿勢は、eBayを続けていく上で最も大切なことなのかもしれません。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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菊池 駿(きくち しゅん)
株式会社Awiiin 代表取締役・eBay物販輸出のツールBee運営者
- 芝浦工業大学 数学科 卒業
- 2014~2019年:5年間中学校数学教師として勤務
- 2018年:YouTubeチャンネル「eBayから始めよう by Awiiin」開設
※チャンネル登録者数”9,570人”(2025年9月時点) - 2020年:「株式会社Awiiin」設立
- 2024年:「埼玉を代表する企業100選」に選出
- 2025年:KEIDO 経営を極めるメディアに掲載
- 2026年:BigLife CEO Collection2026に選出


