ebay初心者の方がまずやらなくてはいけないことは実績作りです。
アカウントの評価が多い販売者から商品を購入したくなるのが消費者の心理にありますので、ebay初心者の方は特に商品販売の実績を積み重ねることを意識する必要があります。
ところが、初心者の方は商品をリサーチしてもなかなか売れる商品が見つからず、悩んでいる方もいることでしょう。
そこで、この記事では販売に繋がるリサーチ方法について具体的に紹介していき、最初の大きな目標となる「月10万円の利益」を達成する方法を詳しく解説したいと思います。
ebayのリサーチ方法に悩んでいる方や月10万円の利益を達成したいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
eBay輸出で月収10万円稼ぐリサーチ方法4選
ebayで月10万円の利益を固く稼ぐ、即実践できて効果の高い4つのリサーチ方法を紹介していきます。
月10万円の利益と聞くと、eBayを始めたばかりの初心者の方はかなりハードルが高いと感じませんか?
出品数が何千品欲しいんでしょう?
高単価商品の販売でしょう?
そもそも初心者で無理なんじゃない?
不安になってしまう人も多いと思います。
最初はeBayについて情報を集めても何が正しいのかわからずに、気づいたら寝落ちして朝を迎えるなんてことも経験してきました。それほど月10万円の利益を達成するための0から1のフェーズが一番大変です。
しかし、月10万円稼ぐための道筋と戦略をしっかり立ててそれに見合ったリサーチの手順を踏んでいけば初心者でも、開始2〜3ヶ月で月10万円の利益は十分見込んでいくことができます。
今回紹介するリサーチ方法はとにかく再現性が高く価格利益を残せる方法ですのでeBayを始めたばかりの初心者にこそ実践していきたい内容となっています。
STEP1.eBay輸出で月収10万円の目標値
月10万円以上をeBay輸出で稼ぐためには目標を達成するための計画性を持たないといけません。
そのためには下記の項目を知る必要があります。
- 商品単価
- 月間売上げ
- 販売数
- 利益率
それがわからないと詳細なプランを立てることができません。
eBayを始めたばかりの初心者の方の平均単価は200ドル前後で利益率はおよそ10%から20%に落ち着くと思います。
下記は月10万円を達成するまでの目標値を計算したものです。
月10万円を達成するまでの目標値(初心者の平均単価の場合)
為替:1ドル145円
平均単価:200ドル
利益率:10%
1商品あたりの利益が約2900円
月間販売数が35個月間売上げが7000ドル
月10万円を達成するまでの目標値(利益率を上げた場合)
為替:1ドル145円
平均単価:200ドル
利益率:20%
1商品あたりの利益が約5800円
月間販売数が17個月間売上げが3400ドル
中古品や有在庫販売を取り入れて利益率が上がっていけば月間売上げや販売数のハードルは下がっていきます。
一方で新品や無在庫販売ばかりの方は利益率が低くなる傾向にあります。必然的に販売総数も増やしていかないといけません。
ちなみにeBayでキーワード「Japan」とsold検索をすると76万点もの商品が全世界で販売されていることがわかります
下記の画像のように左側のフィルタからプライスの上限を25,000円と入力してみてみると、69万点もの商品が売れているということがわかります。

全体で約90%の商品が25,000円以下で取引されているということから、
200ドル以下の商品は販売回転率が高いということがわかります。
初心者はまず売れやすい単価で実績を作ることが必要。
200ドル前後の商品で利益を確保できると利益率が10%だとしても月間販売数が37個もあれば月10万円の利益は獲得できるということになります。
具体的なゴールを知らずに月10万の利益を出すことは無謀です。まずはプランを立てそこから実際の行動に移していきましょう。
STEP2.eBay輸出で月収10万円稼ぐリサーチ方法4選
月10万円稼ぐための具体的な数値の目標ができたことで少しだけモチベーションが上がりませんか?
目標値が理解できたら次に実行プランを考えていきます。
今回は初心者でも月10万円達成できる実践的かつ具体的なリサーチ方法を4選紹介します。
eBayの販売形式
まずは、eBayの販売形式から解説していきたいと思います。
アメリカのECサイトであるebayは、海外版のヤフオクというイメージが分かりやすいでしょう。
ヤフオクには「即決形式」と「オークション形式」の2種類の販売方法がありますが、ebayも同様に「即決形式」と「オークション形式」のどちらかで出品することができます。
オークション形式の場合は、例えば1ドルから販売をスタートし、入札が入るごとに値段が上がってくる仕組みです。価値のある商品であれば、オークション終了後には必ず複数の入札が入り、販売に繋がるというのがオークション形式の特徴となります。
オークション形式で1ドルから出品すれば、基本的には商品が売れないとか入札が入らないということは考えにくいですよね。
そこで、オークション形式の販売に適した価値のある商品の探し方について、具体的にお伝えしていきます。
今回使用するリサーチツールは次の2つとなります。
- アドバンスドリサーチ
- テラピークリサーチ
リサーチツールの詳細は下記の記事をご覧ください。

上記のリサーチツールを活用して、これから月収10万円稼ぐリサーチ方法4選を紹介したいと思います。
- ①オークションリサーチ
-
オークション形式に適したリサーチ方法。
リサーチツール:アドバンスドリサーチ
- ②マーケットリサーチ
-
一定の規模の市場(マーケット)を隅々までリサーチする方法。
オークション形式に適したリサーチ方法も紹介。リサーチツール:テラピークリサーチ
- ③競合リサーチ
-
ライバルセラーをリサーチする方法。
リサーチツール:テラピークリサーチ
- ④先読みリサーチ
-
トレンドを先読みするリサーチ方法。
リサーチツール:テラピークリサーチ
それぞれ具体的に見ていきましょう。
①【eBayオークションリサーチ】オークション用リサーチ
まず一つ目はオークションリサーチです。
オークションリサーチは、オークション形式で販売する際に適したリサーチ方法です。
ebayのトップページから誰でも簡単にリサーチすることができる、アドバンスドリサーチツールを利用します。
まだebayのアカウントを持ってない方でもできる方法ですので、ぜひ記事を読みながら試してみてください。
アドバンスドリサーチの準備
さて、早速ですが、ebayのトップページを開き、最上部右側にある「Ship To」をアメリカに変更してください。
アメリカに変更すれば、リサーチ前の準備はOKです。

次に、検索枠の右側に「Advanced」という文字がありますので、Advancedをクリックすると入力画面が表れます。

一番上の「Enter keywords or item number」に、適当にキーワードを入れてみます。
たとえば、A、B、Cなど、たくさん出そうな単語を適当に一文字を入れてみてください。ここでは「b」と入力してみます。
カテゴリーも自由に選んで構いませんが、ここでは「Toys & Hobbies」を選んでいきたいと思います。
次に売れた履歴を見ていきたいので、「Sold items」にチェックを付けておきましょう。
Priceも自由に入力することができますが、ある程度の利益を目指すために最低でも1万円以上の商品を見たいという場合は、Min Priceに10,000と入れてみてください。
形式はオークションを見ていきたいので、Aucttionをクリックしてください。
コンディション状態は特に指定しなくてもいいと思います。
最後に、「Number of bids from」の部分を15、20、30など好きなように入れてください。
Number of bidsは入札数なので、入札数が多ければ多いほど競り合いしている人気の商品ということになります。
入札数は15~20くらい入っていれば、ある程度人気の商品と言えます。
最後に「located in」を「Japan」に変更してリサーチをしていく流れになります。

さて、「Search」のボタンを押すと、先ほど入力した「b」というキーワードが入った商品が表示されます。
例えば、下の画像は15の入札が入っていますね。

JPYと記載されているので、日本人の販売者さんが販売した商品が7月2日に売れたということが分かります。
「Toys & Hobbies」というカテゴリーで検索すると、ポケモンカードや遊戯王カードなどが多く検索結果に出るでしょう。
もし、カード類の商品を扱うのが嫌であれば、検索窓のbの横に「-card」と入力すれば、カードを除外することも可能です。
さて、商品を見ていきますと、入札が17ビット入っている商品が見当たりましたので、こちらの商品でリサーチ方法を解説していきます。

こちらの商品ですが、280ドルで売れていて17ビットということは、17の入札が入っていることが分かります。
さらに約40ドルの送料を追加しているので、送料込みで320ドルで売れたということになります。
次に、Googleの画像検索でこちらの商品を見つける作業をします。
ヤフオクやメルカリでも検索することができますが、他のオークションサイトは相場を知る目的で利用することが多いです。
こちらの飛行機の玩具は画像検索では引っ掛かりませんでしたが、ヤフオクに型番を入力すると同じ商品がヒットしました。

商品は実際はもう売れてしまっていますが、もし売れる前にリサーチできていたとしたら、送料込みで、1万2000円くらいで落札=仕入れができていたはずです。
さて、こちらの商品のebayにおける販売価格は40ドルの送料込みで320ドルでしたね。
重量を概算で2キロと仮定して計算すると、320ドルの販売価格に対して1万2千円の仕入れ価格プラス送料を差し引いて、約2万4000円の利益が出ることが分かります。
箱の痛み等を考慮して200ドルぐらいで売れたとしても、約1万円の利益が見込める計算となります。
リサーチ対象の商品が今現在、出品されているかどうかもebayで見ておくようにしましょう。出品されていなければ、レアな限定商品で値段がつく可能性があります。
このような形で、入札数が入っている商品をリサーチをして、利益の見込みがある商品を他のネット販売やオークションサイトなどで仕入れ可能であれば、実際に仕入れてオークション形式で販売していくというやり方がアドバンスドリサーチとなります。
この記事では「b」でリサーチしましたが、もちろん「c」など他のワードでもリサーチすることができますので、どんどんリサーチしてみてください。
次に、オークション販売で気を付けたいことや、オークション販売のテクニックについてお伝えします。
オークション形式の注意点
まず気を付けるべきこととして、オークション形式の販売はリサーチした時の想定よりも入札が入らなくて赤字になる可能性があることです。
赤字のリスクを避けるためには、最低落札価格を設定するのがおすすめです。
「仕入れ原価」「手数料」「送料」の合計を計算して、最低落札価格の設定をしましょう。設定した価格を下回ったらオークションが成立しないという仕組みなので、赤字を避けられます。
ただし、最低価格を設定すると販売に至らないケースがありますし、最低5ドルの手数料がかかりますので、リサーチに慣れてきたら最低価格は設定しなくてもいいかもしれません。
なお、最低落札価格の設定方法はリザーブプライスという金額に入力するだけです。
他の方法としては、速決価格の「Buy it now」を設定することができるので、バイヤーさんはオークション終了を待たずに購入することもできるようになります。
状況に応じて、即決価格の設定も考えてみましょう。
オークション販売のテクニックとポイント
もう一つのテクニックとして、オークション終了時間をカルフォルニア時間の週末の夜あたりに設定しておくと入札が入りやすいです。
例えば、オークション期間を7日間に設定したら、カルフォルニア時間の金曜日の夜にスタートするようにすれば、7日間後の金曜日の夜にオークションが終了するようにできます。
ぜひ、日本時間ではなく、カルフォルニア時間を意識してみてください。
ebayは海外の顧客がメインになってくるので、時差を意識してオークション終了時間を設定しましょう。
②【eBayマーケットリサーチ】市場(マーケット)全体をリサーチ
マーケットリサーチは一定の規模がある市場をとにかく端から端までリサーチをかけていきます。
初心者でも利益が見つからないということを防げるのはこのリサーチの特徴です。
このリサーチ方法は過去に売れている商品を見つけてきますのでまずテラピークというリサーチツールを使っていきます。
テラピークはeBayを登録された方なら無料で使用することができる最もベーシックで使いやすいリサーチ機能です。
過去の詳細な販売データを閲覧することができるため、精度の高いリサーチが可能です。
テラピーク(Terapeak product research)のリサーチ画面
トップページMy eBay
→Selling
→Seller Hub
→Researchタブ
→Terapeak product research
テラピークを使う際には事前に効率化を図れる設定をしておくと便利です。効率化については過去に撮っているこちらの参考にしていただくと非常にリサーチがスムーズになります。
マーケットリサーチはまず市場の調査から行います。
【市場規模の調査】
例:「Japan」「Limited」「Rare」最近では「-abcd」というキーワードも有名
リサーチ設定
キーワード:Japan
販売期間:1ヶ月(Last 30 days)
Seller Location(More filterから設定):Japan

そうすると、Japanというキーワードが付いた商品の過去1ヶ月間の売れた商品が出てきています。
1ヶ月間のキーワードの市場規模をみるため、Total salesの金額をチェック!
下記画像の赤い枠がTotal salesの金額です。
2600万ドルほど売れているというのがわかります。
Total soldというところで28万点ほど商品が売れているというのもわかります。

この月間の市場規模を見ていくというのが今回のマーケットリサーチの肝になっていきます
目安は月間売上が15万ドル以上ある市場を探そう!
【月間15万ドルの市場】1ドル135円換算→月間売上約2000万円
その市場のうち自分が5%のシェアを取ることができれば月間売上は100万円。
利益率をかなり低く見積もって10%と仮定しても、10万円(100万円の10%)の利益が得られるという計算になります。
ただあまりに市場規模が大きすぎるともう何を見ていいのかわからないや競合が強くて価格で勝てないということも起こります。逆に市場規模が小さすぎるとそもそもeBayで需要が少なく利益が見込めづらいということもあります。
なので15万ドル付近ぐらいの市場規模を探すのがおすすめです。
今回のリサーチ設定では市場規模が大きすぎてしまうのでもう少し絞り込みをしていきます。
市場規模が大きすぎる場合の絞り込み方法
- キーワード(メーカー名やブランド名もしくは商材名など)
- プライス(価格)
- カテゴリー
キーワードにどうしても悩んでしまうという方は売れている商品のタイトルからブランド名などを探していってください。
絞り込み例
Select a different category→Pottery & Glass


Tiffany & Co.が多そうなので、今回このTiffany & Co.をコピーして再検索していきたいと思います。

そうすると月間市場規模が53万8000ドルまで下がりましたね
この辺の規模から見ていってもいいんですがまだ多いなと感じれば絞り込んでいった方がいいですね。
その場合はPrice filterで200ドル前後の高回転しやすい商品を見ていきましょう。Price filterを100ドルから300ドルと指定をしていきます。

月間市場規模が15万8000ドルまで絞り込めました。
これぐらいであれば利益率が10%だと仮定しても利益10万円が得られる市場になってます。
あとはリサーチをかけていけばいいという風になります。
リサーチをかける際は、端から端まで全て片っ端からリサーチをしてください
この市場全てで15万ドルもありますので、このうちのシェア5%を取るためにはもう全て見ていけばいいです。
商品件数が976件とかなり多く感じますが同じ商品も被っていますのでここまで多くの商品件数はありません。
1日5品〜10品リサーチで3、4ヶ月ぐらいあれば全て見切ることは十分できると思います。
本当に端から端までリサーチをかけていけばいいです。
【商品のリサーチ】

149.70ドルで売れていましたこちらの商品になります
今出品中の価格はもう少し上がってます。

あとはリサーチをする時はこの仕入れ元を探していきます
じゃあメルカリで検索してみましょう。今回はティファニーのパドロックですね。鍵みたいなアクセサリーになります。

これが12,200円で今落ちています。
eBayの方に出品をする際には、日本人セラーのなるべく最安で取った方が売れやすいです。
なので、最安値検索をしていきましょう。
eBayトップページを開きまして検索をかけます。

この際になるべくタイトルが長くならないようにシンプルなキーワードで絞り込んだ方がいいです。
そしてSortを安い順に並べ替えましょう。
日本人が一番安く販売しているのが145ドルあたりかなと思います。
商品の状態や付属品など確認したのち、その場での値付けをしていってください。
じゃあ仮に145ドルという価格よりも安く付けるとしましょう。
あとは利益の計算シートなどそういったシート上で計算するのがおすすめです。
値付け例
売値:144.99ドル
仕入れ値:12,200円
重さ:200g
eLogi発送:IPエンベローブ送料2,500円(アメリカ宛)
利益:2,060円
利益率:10%
利益率10%の基準をクリアしていますのでこういった形でですねどんどんリサーチをかけていきます。
なるべく販売数の多い順番から見つけていくと売りやすい商品が分かってきます。
その場合はTotal soldをクリックして多い順に並べ替えてください。

実際にリサーチをすると無在庫販売では利益が出ない商品もあるんですけども、それは仕入れのタイミング次第で利益が獲得できます
例えば無在庫では仕入れ先がない場合、有在庫にしてみることも検討してください。
月に5個以上売れているような商品があれば比較的仕入れをしても不良在庫になりづらいです。
なので仕入れが安い時に購入しておくというのも一つの方法ですね。
その場合はフリマウォッチやBidMachine他にも仕入れ先サイトのアラート機能などを使って商品を監視しておくと良いです。

商品を監視しておけば安いタイミングで仕入れすることができます。
またこういった一定規模の市場を見ていくことによって商品の知識がついていくことも多いです。
例えば今回はティファニーの市場規模を見てますので、ティファニーの中で利益が取れる商品がだんだんと分かっていきます。
あなたが興味があるものでもいいので、まずはキーワードを入力して月間の市場規模を見てください。
その市場規模が利益で10万円月に見られる規模であればリサーチをかけていくと良いと思います。
今までカテゴリをバラバラとリサーチしていて、なかなかリサーチがはかどれなかったという方は単純に利益が探せてないだけなのかもしれませんので、こういった一つの市場規模を徹底的に見ていくのも一つの改善策という風になります。
固く月10万円の利益を確保できるマーケットリサーチをぜひ初心者の方、やられてみてください。
【eBayマーケットリサーチ】オークション編
さらにオークション形式で販売する場合に適したマーケットリサーチの仕方をご紹介します。
先ほどはアドバンスドリサーチツールを使いましたが、今回はテラピークリサーチツールを使用していきたいと思います。
まず、キーワードは「-abcd」と入力すると、ほぼ売れた履歴の全数が出てくるはずです。
過去30日間で、日本人のセラーが売れた商品がほぼ出てくるため、「-abcd」のようなキーワードが効率的でしょう。

Format fillterは「Auction」にして、priceはたとえば100ドルと入力しましょう。
これだけだと検索結果が多く出てきますので、右上のBidsをクリックして、入札数が多い順に並べ替えてみてください。

Bidsクリックすると、入札数が多い順に商品を閲覧することができます。
ただし、これだけだと初心者では扱いづらいブランド物が多く表示されてしまうことが多いので、まずは「Toys & Hobbies」や「Collectibles」など、扱いやすいカテゴリーに絞るのがおすすめです。
先ほども触れましたが、「Toys & Hobbies」のカテゴリーはカードが多いので、カードの扱いに興味がない・自信がない人は「-card」を追加して「-abcd -card」と入力してリサーチすればカード類が除外されます。
今回のテラピークリサーチでは、遊戯王のカードを見てみましょう。

こちらの遊戯王の商品は62の入札で152ドルで落札されているので、なかなかの人気商品であることがわかります。
たとえばGoogle画像検索で見ていくと、メルカリで出品されているのが見つかりました。

落札価格は9,999円になってますので、仕入れ価格を1万円と見積もります。
③【eBay競合リサーチ】ライバルセラーリサーチ
3つ目のリサーチ方法は競合リサーチになります。
eBayのプラットフォームの特徴として、同じ市場の競合の商品が見れます。
例えばそれは、出品中の商品も見れますし、その方が売った販売の商品も見れます。
意外とすごいことなんですね。なのでその特徴を生かして競合を分析することは大切です。
しっかり稼いでいる競合を分析すれば自分の出品日数の質も高めていくことができますので、利益を早く獲得することができます。
ではまず自分が月10万円の利益を稼ぐために、ベンチマークとなる競合を探すことから始めていきましょう。
まずはテラピークを開きます
リサーチ設定
キーワード:2023
販売期間:1ヶ月(Last 30 days)
Seller Location(More filterから設定):Japan
キーワードはなるべく広いキーワードから検索すればいいので今回は2023というキーワードを使って検索をかけていきます。

2023というキーワードの検索結果では1948人の日本人の競合が出てきました。
この競合の数があまりに多いと競合リサーチがやりづらくなってきますので、おすすめとしましてはカテゴリごと100人以下の競合数まで落とし込んでいってください。
追加絞り込み
Select a different category→Consumer Electronics

先ほど1900人以上いた競合が36人まで絞り込めました。
ここまで落とし込めればですね、あとはこの競合をすべてを見ていけばいいんです。
ただしどんな競合でもいいというわけではないのでここからですね月10万円稼ぐためのベンチマークとなる競合の条件があります。
その条件がこちらになります。
競合の条件
- 利益率10%以上で稼げている
- 月間売上が7500ドル以上である
- 出品数が500品以下である
- 累計評価数が1000以下である
- 月間評価数が30以上である
これらの条件をクリアしているほど初心者が月10万円稼ぐためのベンチマークとしてふさわしい競合になります。
一つずつ項目を説明しておきます。
- 利益率10%以上で稼げている
あまりに利益率が低いと為替の影響で赤字になると言うとも想定できます。
またあまりに利益率が低い競合はそもそも稼いでないということもあり得ます。
在庫販売でも利益率10%はなるべく確保したいのでまずは稼いでいるという意味で、利益率10%以上というのが一つの目標です。
- 月間売上が7500ドル以上である
月間売上7500ドルは日本円で約100万円になります。
売上100万円に対して利益率10%と仮定した場合、利益が10万円になります。
なので、月10万円の利益を出すためには月間売上7500ドルは必要という意味になります。
- 出品数が500品以下である
出品数が多すぎる競合を真似しても再現性が低いです。
初心者であれば1日平均5品くらいのリサーチ数が精いっぱいかと思いますので、あまり多い出品数ですと再現する前に時間がかかってきます。出品数が500品以下であれば遅くても4ヶ月eBayを継続していけば、再現性が高くその競合を真似することができます。
- 累計評価数が1000以下である
あまりに評価が多いセラーに関しては、販売経歴が長いので業者であったりだとかそれから資金力や組織力の強い個人のセラーである可能性が高いです。
そういった業者に初心者の段階で挑むと、仕入れがなくなってしまって価格で勝てないということも起こります。ですので自分とあまり変わらず初心者の段階でうまくいっている競合を探すためにも累計の評価数は1000以下というところを基準値にしておきます。
- 月間評価数が30以上である
月間の評価数は月間販売数を予想する上での重要な指針になってきます。
およそ月間評価数の3から4倍の評価数がその競合が1ヶ月で販売した商品数です。
つまり月間30の評価をもらっていれば月に3倍だと仮定しても90品の商品を1ヶ月で販売しているということになります。より少ない出品数で月間評価数が多いと、それだけコンバージョン率も高く需要の高い商品を出品できているという意味でもあります。
以上の条件を踏まえて競合のリストを見ていきましょう。
競合を見ていく際にはTotal soldの順番で上から見ていくといいですね。
こちらのTotal soldをクリックすると販売数の多い順になります。

上から一人一人競合を見ていってもいいですし、ランダムに見ていったのも構いません。
まず一番上の競合を見ていきます。
この方がまず累計評価が1814あります。
この時点で累計評価数1000以下の基準をクリアしていないのでこの競合を見る必要はありません。

続いての方の累計評価数が592で条件をクリアしています。
次に出品数を見ていきましょう。現状のアクティブの出品数が1500品ありますので、500品以下の基準値をクリアしていません。ですのでこの競合も飛ばしていきます。

では続いての競合を見ていきます。

まず累計評価数が1000以下で条件をクリアしています。
じゃあ月間の評価数も見ていきましょう。その場合、評価数(数字)→See all feedbackをクリックしてください。
そして月間の評価数は1 monthと書かれている部分の評価数を見てください。

ここは30以上ある競合を見ていってほしいです。ただ今この競合ですとかなり30に近いのでこのぐらいの数だったら見ていっても構いません。
だいたい今28個売っているということは最低3倍だとしまして月に80から90くらいの商品数は販売しているということが分かります。
では次にこの方の出品リストを見ていきます。
出品画面右側にあるSee other itemをクリックします。
そうすると現在のアクティブの出品数が250品ということが分かりますので500品以下の基準をクリアしています

では次にこの方が利益率10%以上の基準で利益を取っているかどうかを見ていきます。

左のSold Itemにチェックをします。
この方が販売した商品が出てきますので、ここからランダムに2,3点ほど商品をチェックしてください。
それらすべてが利益率10%確保していれば基準はクリアできているかなというふうに思います。
では今回いくつか見ていきましょう。
こちらの商品の仕入れ元を探していきます。

ではメルカリで見ていきましょう。

そうするとおそらくこの商品かなと思います。
値付け例
売値:795.98ドル
仕入れ値:8万円
重さ:800g
eLogi発送:IPパック送料3,300円
利益:10,853円
利益率:10%
だいたいこちらの商品ですとeLogiのIPパックなので利益率10%ほど確保していると思います。
単価も高いので利益も1万円ほど取れてますね。
仕入れが高いので還付金を含めていくとかなり利益は高くなってきますね。
では続いてこちらの商品を見ていきます。

こちらの商品が378.88ドルで売っています。
では楽天でこちらの商品を探していきます。

今35,730円で販売しています。
じゃあ利益計算の方をしていきます。
値付け例
売値:378.88ドル
仕入れ値:35,730円
重さ:1000g
eLogi発送:IPパック送料3,300円
利益:6,009円
利益率:12%
こちらも利益率10%の基準を合格しています。
競合がしっかりと利益率を10%確保できているかを数点チェックしてください。
それがほぼ取れていれば、基準が合格できているということです。
そして最後に月間で7,500ドル以上の売り上げを作れているかどうかというところです。
これに関しては1ヶ月分の販売利益のこの単価を足してもらっても構いませんが、全ての売れた商品が出ているというわけでもありません。
ですので大体の平均単価を探ってきます。
全体的に200ドルの平均単価は取れているかなと思います。
そして評価数からも月間の販売数が80個はいっていると思います。
80×200ドル=1万6,000ドルの月間の売り上げが予想できますですので、月間7,500ドル以上はクリアしているということがわかります。
以上の条件からこちらのセラーは、初心者が月10万円を目指すためのベンチマークとなり得る競合となります。
競合を見つけたら過去に売れた商品や、今現在出品中の新規出品などを見ていってどういった商品をリサーチしているのかを参考にしましょう。そこから自分もリサーチすると再現性高く自分も利益を出していくことができます。
またこの競合をそのまま真似するというのは自分の成長には繋がりません。
ですので、この競合がどういう基準でリサーチをしているのかさらに深掘りをしてみてください。
例えば、
・出品商品からリサーチのキーワードやカテゴリに規則性はないか
・どんな仕入れ先からどのタイミングで仕入れているのか
・状態によって利益率を分けているのか
・出品ページやストアのページはどのように作り込んでいるのか
など、この競合がうまくいっている要素は無数にありますのでその要素をあなたが分解してしっかりと見つけていくのが大切です。
そういった利益を取れている本質まで理解できれば、商品の派生が自分もできるようになりますので、自分自身のリサーチスキルが上がってきます。
こういったベンチマークとなる競合を見つけて、この競合から多くを学び月10万円を達成することも最短で結果を出す方法にもなりますので、競合リサーチも取り入れてみてください。
④【eBay先読みリサーチ】トレンド把握
最後に紹介する月10万円稼ぐリサーチ方法4つ目は先読みリサーチになります。
これまで紹介してきた方法は、過去に売れた商品を出品するというやり方でしたが、売れるのは過去の商品だけではありません。
販売日数が経過するほどテラピークに商品が反映されていきライバルの数が増えてきます。
ライバル数が増えていくと価格競争になっていくので利益はどんどん薄利になっていきます。
したがって、早期に出品して販売することができれば、価格競争になる前に先行者利益を取れるので高利益を獲得できます。
先読みリサーチをするときは、よく売れている商品を見ましょう。
よく売れているということは今最も旬であるトレンド系の商品が大事です。
まずはテラピークからeBayで需要の高いトレンド系の商品の特徴をつかんでいきましょう。
検索ものに入れるキーワードは限定性のあるキーワードを入力するのがおすすめです。
例:「Limited」「Anniversary」「Memory」
今回は「Anniversary」というキーワードでやっていきます。
リサーチ設定
キーワード:Anniversary
販売期間:7日(Last 7 days)
Seller Location(More filterから設定):Japan

なるべく直近で売れている商品を見たいのでこちらの期間は7日にします。
販売個数の多いトレンド系の商品を見たいのでTotal soldの多い順にしてください。
今見ていきますと結構「pokemon」が目立ちますので、今回は「pokemon」を省いていきます。
その場合はキーワードにマイナスとつけて「-pokemon」と入力をします。

もう一度リサーチをかけます。
それから順番に見ていくとどういった作品名やブランドなどがトレンド要素があるのかというのがわかっていきます。
例えばこちらの「Tecnics」のターンテーブルです。
よく見ていきますと50周年限定モデルのターンテーブルのミニチュア版です。

これを見て「Tecnics」という商品にまず需要があるということがわかります。
そして〇〇周年にも需要があるということがわかります。
ただしこの商品をそのまま真似して出品しても先読みのリサーチにはなりません。
先読みリサーチをするには、この商品を最初に出品したセラーの立場に立つことが重要です。
この商品を一番最初に出品したセラーは、商品を売る前に自分で商品の情報を探したということになります。
ですので、この商品はどこで発売されたのかという情報を探していきましょう。
情報の探しはいくつかあります。
まずgoogleで「Tecnics50周年ミニチュア」と検索します。
google検索でも発売情報がたくさん出てきます。
そのほかのサイトでも情報をよく確認すると、この商品情報や発売日などもしっかりと掲載されています。
つまり、こういった商品を一番早く出品したセラーは情報リサーチで出品している可能性が高いです。
実際にこちらの商品の情報を報じているサイトを見ていきましょう。

「プレリリース配信サービス」と書かれています。
つまりこちらのサイトは新商品の情報を発信しているサイトということがわかります。
そして投稿欄などで他にも販売の情報がないかっていうのをチェックするのが非常に大切です。

また利用企業という欄からeBayで売れそうな需要のあるメーカーを探すのも大切です。
CAPCOMの情報を見ていきましょう。
CAPCOMは「6月11日創業40周年を迎えます」という情報が書かれているのがわかりました。

情報の方を確認していくと「CAPCOMは創業40周年を記念して特設のウェブサイトでカプコンタウンというのを作りました」と書いてありました。
こちらのサイトになります。
まだオープンしていませんが、例えばこういったサイトにCAPCOMの40周年を記念した限定グッズが出る可能性もありますよね。
そういった情報を「一早く自分が今知ることができた」ということは、この時点でライバルと差をつけているとなります。
リサーチはテラピークから過去に売れた商品だけを見ることだけではありません。
テラピークを軸にしても、そこから過去だけではなく未来にも視線を移して情報を探していくことが高利益につながってきます。
またCAPCOMの商品が本当に売れているかということも不安であると思いますので、その場合はテラピークを活用するといいです。
リサーチ設定
キーワード:capcom Anniversary
販売期間:1年(Last year)
Seller Location(More filterから設定):Japan
少し販売期間を長めにとって1年間で検索をしてきます。
検索結果一覧の方で、過去にアニバーサリー系のCAPCOMの商品自体が売れていますので、CAPCOMには需要があって今回40周年も売れる可能性は高いという予測ができます。
あとは、先ほどのサイトだけではなくCAPCOMの店舗などにも限定グッズなどが出るかもしれません。そういったところにも情報のアンテナを張っておくといいです。
実際に発売されるか必ずチェックしておいて発売日に商品が出てきた場合には、それが無在庫販売できるものでしたら無在庫で出品してもいいです。
無在庫ではきついなというものであれば有在庫を検討してみてください。
有在庫を検討する際にはeBayの方のテラピークを見て、先ほどの40周年の商品が直近で売れてきているのかそういった回転率も必ずチェックしてから仕入れるようにしてください。
一見難しいようにも感じるかもしれませんが、ある程度リサーチに慣れてくれば初心者でもこういった先読みリサーチをすることができます。
実際に僕自身もこういったリサーチは結構初期の頃からやっていました。1商品で利益10万円を取ったこともあります。
今でも通用するリサーチ方法ですので、過去だけではなく未来にも視線を移してリサーチしていってください。
STEP3.eBayリサーチの残酷な現実
ここまで紹介してきました、
オークションリサーチ
マーケットリサーチ
ライバルセラーリサーチ
先読みリサーチ
これらの方法を素直に実践していただければ初心者でも月10万円の利益は十分に狙っていけます。
ただし残念ながらリサーチ方法のノウハウを理解しただけでは、多くの方が稼げるようにはなりません。
事実、ノウハウだけで成功できるなら皆さんも誰でも稼げるようになっています。
なんでよと思う方もいるかもしれませんが、リサーチノウハウはただのゴールへのルートに過ぎないからです。
「リサーチをしても商品が売れない」または「利益が取れる商品が見つからない」という方はリサーチの生産性と投下時間が圧倒的に少ないという問題を抱えています。
もちろん他にも原因はあるんですけども、効率が悪く作業時間も少なければリサーチはなかなか上達しませんし、成果も出ません。
1日1時間でリサーチを終わらせている方と1日3時間でリサーチを頑張っている方とでは時間が経つにつれて商品の検索回数が大きく変わってきます。
eBayにおけるリサーチは需要のある商品を探す力と捉えがちですが実は需要のない商品を見極める力でもあります。
例えば「limited」というキーワードで日本人が販売した商品を検索した場合、表示された商品全てを見れば必ずこのうち利益の取れる商品や需要が高く回転している商品は数パーセントから数十パーセント存在します。
・投下時間が少ない方
リサーチの実行回数が少ない→数品または数十品の商品をリサーチ→利益が探せずモチベーションが下がる→挫折してしまう
・リサーチが得意な方
投下時間と実行回数が多い→利益が取れない商品の特徴が理解→見なくても良い商品がわかってくる→利益にたどり着くまでのスピードが格段に上がっていく
投下時間によってはこのような違いが出てきます。
本日の動画でリサーチを理解した気になるだけではなく、副業でも1日最低2時間ほど必ずまずリサーチを実践してのめり込んでみてください。
まとめ
日々こういったリサーチに対する基準値を上げて作業しているからこそ初心者スタートでも2、3ヶ月で月に10万円以上の利益を突破する方は珍しくありません。
最初の01こそ大変ですけども生産性×投下時間を意識して取り組んでみてください。
今回のリサーチ方法全てを取り組めとは言いませんので、自分に合った方法を1つでも見つけていただいてそれを実践していただければと思います。


