
こんにちは、Awiiin運営メンバーのマサトです。
今回のブログは、初心者がeBayを開始してから6カ月間で経験した「7つのミス」についてご紹介します。
- 一瞬の操作ミスで「62,000円の大赤字」になった原因
- トラブルを回避して黒字化するための対策
- AIマーケティングツール「Bee」活用した作業効率アップ
マサトプロモーション設定のミスによる高額請求から、ワシントン条約に関わるヒヤリとした体験まで、余すところなくお話させていただきます。
これからeBayを始めようとしている方や、私と同じように始めたばかりの方は、ぜひ反面教師としてご覧ください。
なお、eBay開始6カ月間の売上や利益については、【eBay初心者が海外輸出に挑戦#1】でご確認いただけます。


ミス①プロモーションの設定ミスで”62,000円の大赤字”


eBay輸出を始めて、最も大きなミスが「プロモーションの設定ミス」です。
本来は、「Promoted Listings」を設定するところ、「Listing upgrades」を誤って設定してしまいました。





選択する行が一段違うだけで、雲泥の差が生まれます。
「Listing upgrades」は、タイトルを太字にしたり、掲載されている写真を大きく見せたりする機能です。
当時、出品していた「商品数×一品当たり4.4ドル」が請求されたため、約62,000円も掛かってしまいました。
ほとんどの方がこんなミスをしないと思いますが、「Listing upgrades」を選んでしまっても慌てないことが重要です。
以下の画面のように、設定を確定にするには2段階の承認が必要になります。





仮に、「Listing upgrades」を選んでも、最終的にキャンセルボタンを押せば問題ありません。
あとは、翻訳機能を使って、逐一何が書かれているのかを日本語で確認するのも大切です。
ミス②販売価格を高くしすぎて”全く売れず”


デミニミスルールが撤廃された2025年8月末、関税を考慮して販売価格を20%上乗せしました。
販売価格の変更が悪い方向に働き、9月は商品がほとんど売れず、業績は急降下。
- 8月売上:2,322ドル(販売数:13個)
- 9月売上:918ドル(販売数:7個)



利益はほとんど変わりませんでしたが、明らかにバイヤーの反応が悪くなり、売上・販売個数ともに半減しました。
10月以降は、販売価格を10%上乗せにとどめ、薄利でも数を売る戦略に変更しています。
その結果、以下のように業績は回復しました。





関税の影響もありますが、初心者は利益をあげるよりも、「まずは売る」ことを重視して販売した方が良いですね。
関税については、多くのeBayセラーが頭を悩ませています。
Awiiinコミュニティメンバーの体験談から、他のセラーがどのような対策を実施しているかを確認してみましょう。
ミス③送料設定ミスで”赤字で発送”


初心者あるあるかもしれませんが、想定赤字になってしまった経験があります。
送料赤字になってしまったのは、以下の2点です。


- 商品名:雑誌「ドリフト天国」
- 想定送料:2,000円
- 実送料:2,820円
- 赤字額:-219円



赤字は大した額ではありませんが、本を初めて売ったので、どれくらい送料がかかるのか分かっていませんでした。


- 商品名:参考書「建築基準法」
- 想定送料:1,800円
- 実送料:2,703円
- 赤字額:-827円



この商品が売れるとは思っていなかったので、送料を考慮せずに販売価格を設定したところ、赤字になってしまいました。
Awiiinコミュニティの中でも、送料赤字は多くの方が経験しているので、気を付けてはいたのですが…
当ブログでは、利益計算に使える計算表も用意しているので、ぜひご活用ください。


ミス④個数を確認せずに出荷して”クレームに発展”


商品の個数をしっかり確認せずに出荷したところ、バイヤーより「商品個数が足りない」との連絡がありました。
当時、AIマーケティングツール「Bee」でやりとりしていた記録をご覧ください。





この時は「やってしまった」と焦ってしまい、再度出品ページを作成し、不足分を0.1ドルで販売する形をとりました。
後で教えてもらったのですが、このようなケースでは不足分を販売価格から値引いて対応した方が良いそうです。
私の場合、不足分を再度出荷したので、商品+送料で約7,000円近く赤字になってしまいました。
ミス⑤よく考えずに商品を購入して”不良在庫になる”


eBayを始めた当初、よく考えずに商品を購入し、不良在庫になっている商品がたくさんあります。
現時点で、不良在庫化している商品の一例です。





なんとなくサンリオ製品やアニメ系なら売れると思い、自分の感性のままにいろんな商品を購入してしまいました。
いまだに売れず、段ボールいっぱいの在庫を抱えています。





リサーチせずに買ってしまうと、私のように不良在庫を抱えてしまうのでみなさん注意してください。
eBay初心者が行うべきリサーチ方法については、以下の記事で解説しているので、併せてお読みください。


ミス⑥べっこうを販売して”出荷停止”


商品販売後、原材料に「べっこう(鼈甲)」が使われていたため、急遽キャンセルにした商品があります。
「べっこう(鼈甲)」とは、タイマイ(ウミガメの一種)の甲羅を加工して作られる伝統的な工芸素材のことです。
現在は、ワシントン条約(CITES)で国際取引が禁止されています。
ただし、eBayへの出品自体は普通に行えたので、出品・購入の段階では、ポリシー違反になることはなかったです。





不安だったこともありコミュニティで相談したところ、「出荷しない方がいいですよ」とアドバイスを受けたのでキャンセルしました。
べっこうを輸出してしまうと、以下のような罰則の可能性があります。
■無許可での輸出 → 刑事罰
- 5年以下の懲役 または
- 500万円以下の罰金、またはその 併科
※引用元:e-Gov 法令検索(種の保存法 第五十七条の二)
■行政的措置
- 税関で強制没収
- 通関停止
- eBay/各プラットフォームでのアカウント制限や停止の可能性
べっこうは英語で「tortoiseshell」と記載されるため、仮に出品している場合は、検索して取り下げましょう。
もし、どのような商品を販売したら良いのか分からない場合は、以下の記事を参考にしてください。


ミス⑦副業eBay輸出で”本業に支障”


eBayを始めて半年が経過しましたが、一番の悩みが「本業に支障が出ている」こと。
最初は販売数も少なく、作業量的にも問題なくこなせていました。
しかし、販売数量が増えてくると、作業に慣れていないのもあって多くの時間がかかるようになりました。
特にバイヤーとの問い合わせやオファー対応は、既存のeBayのシステムでは操作しづらく苦労しています。
そこでおすすめなのが、Awiiinが無料で提供しているマーケティングツール「Bee」です。


多くの機能を搭載している「Bee」で、私がおすすめする機能は初心者でもすぐに使える「AIチャット返信」です。
例えば、問い合わせに対する返信文を作成したい場合、「Bee」の画面だけで作業を完結できます。





eBayの画面では、日本語を直接翻訳できないので、Google翻訳やChatGPTなどを使って翻訳するしかありません。
「Bee」の場合、二度手間がなくなるので作業効率は大きく向上しました。
もうひとつご紹介したい機能として、「仕入元リンク」が地味におすすめです。
在庫を持たずに販売している場合、商品が売れると仕入れする必要があります。
その際に「Bee」を使っていると、Chat欄横に購入された商品の「仕入れ元リンク」が表示されます。


「仕入元リンク」をクリックするだけで、該当商品の販売ページに飛べるので、すぐに購入可能です。



仕入れ元リンクがないと、該当商品を探すのがホント大変なんですよ。
今回ご紹介した2つの機能以外にも、「Bee」には多くの機能が搭載されています。
マーケティングツール「Bee」については、以下の記事で詳しく解説しているので、ご確認ください。
まとめ|eBay輸出は「失敗からの学びとツール活用」で伸ばす!


今回は、eBay輸出初心者の私が経験した7つのミスと学習した教訓をご紹介しました。
- プロモーション設定や送料計算のミスは、大きな損失につながる
- 初心者のうちは利益率よりも販売実績を優先し、データに基づくリサーチを行うことが大切
- 本業との両立や問い合わせ対応は、AIマーケティングツール「Bee」がおすすめ
最初は設定ミスなどでつまづく場面もありましたが、一つひとつ対策することで業績は回復しました。



失敗しても焦らず、翻訳機能やツールを使って冷静に対処することが、長くeBay輸出を続けるコツですね。
これからeBayに挑戦される方は、私の失敗事例を反面教師にしながら取り組んでいただければ幸いです。
今回も、最後までご覧いただきありがとうございました。
なお、当ブログではeBayセラーの経験やノウハウ記事を毎週アップしていますので、ぜひご覧ください。


■eBayマーケティングツール「Bee」


バイヤーへのメッセージ返信を効率化できるのが「Bee」
「Bee」を使えば、作業時間を大幅に短縮できます。
- AIが顧客への返信文を瞬時に作成
- 海外からの問い合わせを自動で日本語に翻訳
- スマホ1つで複数アカウントを一元管理
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当ブログでは初心者さん向けの記事も多数ご用意していますので、ぜひお読みください。








菊池 駿(きくち しゅん)
株式会社Awiiin 代表取締役・eBay物販輸出のツールBee運営者
- 芝浦工業大学 数学科 卒業
- 2014~2019年:5年間中学校数学教師として勤務
- 2018年:YouTubeチャンネル「eBayから始めよう by Awiiin」開設
※チャンネル登録者数”9,570人”(2025年9月時点) - 2020年:「株式会社Awiiin」設立
- 2024年:「埼玉を代表する企業100選」に選出
- 2025年:BigLife CEO Collection2025に選出
- 2025年:KEIDO 経営を極めるメディアに掲載






