実際にどんな商品がオーストラリアに売れる?
オーストラリアで約1年暮らしてみて、改めて痛感したことがあります。
日本の製品は、海外では想像以上に評価されている。
第1回では「海外でもeBay運用はできる?」というリアルを、第2回では「国民性から学べる販売のヒント」をまとめました。
そして今回の第3回は、さらに具体的に「現地で本当に人気だった日本製品と、eBayでの狙い目カテゴリ」について、私の体験ベースで紹介していきます。
稲舟各章にて私がオーストラリアに実際に販売した商品例もお見せします!
\前回の記事はこちらから/


👑 オーストラリアで人気の日本製品ベスト5


オーストラリアでは、日本製品の以下のカテゴリーに人気が集中しています。
- 人気カテゴリ①:アニメ・キャラクター・レトロホビー
- 人気カテゴリ②:文房具
- 人気カテゴリ③:キッチン用品・工具
- 人気カテゴリ④:ガジェット(小型電化製品)
- 人気カテゴリ⑤:車関連パーツ
関税の影響でアメリカ以外への販売を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
🇯🇵 人気カテゴリ①:アニメ・キャラクター・レトロホビー


他国でも注目度の高い言わずとしれた日本のアニメ関連はさすがの人気でした。
日本のキャラクターを見ない日はないくらい浸透していました。
■体験談①:買い物中のできごと
オーストラリアのスケートショップで買い物をしていたとき、店員さんが私が日本人だと気づくと
「日本のソフビを集めてるんだ!」
と嬉しそうに話してくれました。ただ、現地では偽物も多いと言っていて、
「だから日本のセラーが一番信頼できる」
とハッキリ言われたのが、とても印象に残っています。



彼自身も昔 eBay でスニーカー販売をしていたらしく、
「すごい大変で辞めたけどね(笑)」というリアルな話も聞けました。
ソフビは1点ものやコラボなど現代でも楽しまれるコレクターがたくさんいるジャンルです。
- 海外にもコレクターは確実に存在し、しかも“日本からの本物”を求めている。
- 初回の取引で相手が満足する取引ができればリピーターになる確率も高い。
相手は毎回違うセラーから購入することは偽物などのリスクも上がりますからね。
実際に海外取引でリピートする心理はこういった部分もあるとこの体験談から実感しました。
- ソフビ(レトロ・デフォルメ系)
- ゲーム関連雑貨(キーホルダー、カード)
- 小型フィギュア
- ガチャガチャ
✏️ 人気カテゴリ②:文房具


文房具に関しては、日本製品の圧勝です。
■体験談②:職場の同僚とのふとした会話
私が職場で普通に修正テープを使っていたとき、同僚が私の文房具を見て言いました。
「これは何!? みたことないけど便利だね!」
またクルトガ(先が回転するシャープペン)にも感動してました。



オーストラリアの文房具は非常にシンプルで、お世辞にも使いやすいものはありませんでした。
こういう“日本らしい精密さ”のある文房具は、オーストラリアでは代わりを探すのが難しいレベルです。
- 海外では細字ペン・高精度文房具が少ない
- 日本の滑らかさ・細かさが非常に喜ばれる
- 機能性とデザイン性の両方で評価が高い
海外の文房具は選択肢が少なく、紙の質も粗め。
だからこそ 日本の滑らかさ・使いやすさ・細かさ が本当に喜ばれます。
- 修正テープ
- 日本独自のシャープペン
- 細いペン先のボールペン
- 筆ペン
- 付箋
- 100円ショップの小物
🍳 人気カテゴリ③:キッチン用品・工具


オーストラリアで生活していて驚いたのはキッチン用品の精度が日本と比べてかなり低いこと。
正直に言うと、オーストラリアの生活用品は日本ほど便利ではありません。
もちろん最低限は揃っていますが、“痒いところまで手が届く工夫のアイテム”はほぼ見かけません。
■体験談③:シェアハウスにあるキッチン用品を使ったとき
特にピーラーは「皮を削る」ではなく、ただ“引っかいている”ような感覚で(笑)切れ味も悪い。
さらに食品ラップは全然切れなくて、毎回イライラしていました。



日本のキッチン用品の“丁寧さ”は本当に恋しくなります。
- 日本の包丁・ピーラーの切れ味は海外では代替品がない
- 耐久性が圧倒的に高い
ホームパーティーや祝い事ではよく自宅で料理を作って招く文化があるので、便利なキッチングッズを探している人は多いと思います。
- 貝印(KAI)ピーラー
- 食品用ラップ
- 燕三条ステンレスツール(下村工業・藤次郎など)
- キッチンの小型ライフハックグッズ(味噌マドラー・油はね防止ネット)
🎧 人気カテゴリ④:ガジェット(小型電化製品)


日本の精密さと耐久性は海外でも圧倒的信頼です。
■体験談④:町中で見る人たちが身につけているものを見て
オーストラリアでは SONY のヘッドホン を付けている人をよく見かけました。
さらに面白いのが、WALKMAN や MDプレイヤーなど“昔の日本製機器”が人気なこと。
レトロオーディオ好きのオーストラリアの方が
「日本の古いガジェットはまだ全然使える」
と話していたのが印象的でした。



「日本のブランド=壊れにくい」という認識が浸透しているように感じました。
- 日本製は壊れにくい・音質が高い
- レトロオーディオの流行
- “日本専売モデル” も価値がある
古いオーディオ機器を集めているコレクターは細かい部分を気にするので若干クレーム率も高いように感じますが、私たち日本人が感じる傷やダメージを気にしない人がおおいのも事実です。
- SONY ヘッドホン
- WALKMAN
- MDプレイヤー
- レトロ CDプレイヤー
- Victor・Panasonicの小型オーディオ
- 家電の小型付属パーツ(イヤーパッドなど)
🚗 人気カテゴリ⑤:車関連パーツ


#2でも話したようにオーストラリアは 中古が当たり前 の国。
特に車は、かなり古い年式のものが普通に走っています。
■体験談⑤:ジムの店員さんと車の話に
自分で修理する文化が強く、日本車に乗っている人は eBay でパーツを買うのが普通でした。
車好きの人は日本でしか買えないパーツメーカーの部品を取り寄せて、カスタムして楽しんでいる人も多かったです。
思い出に残っているのが、ジムの退会手続きをしていたときに、若い店員さんが
「俺、日本の SUBARU インプレッサ乗ってるよ!」
と声をかけてくれたことです。
彼は自分でカスタムを楽しんでいて、
イベントにも参加している“本格的な車好き”でした。



「日本のブランド=壊れにくい」という認識が浸透しているように感じました。
- オーストラリアは TOYOTA / HONDA / SUBARU / Mazda が本当に多い
- 若い世代でもカスタム文化が根強い
- 車検なし → 改造しやすい
- 日本製の耐久性・精度は海外基準で見ても群を抜いている
つまり、
“日本車×日本パーツ” の組み合わせはオーストラリアで非常に強い。
- エンブレム・ロゴ(JDM)
- シフトノブ・アクセサリーパーツ
- 内装・外装の小物パーツ
- SUBARU・HONDA・NISSAN 旧車パーツ
- 日本でしか売っていないアフターパーツメーカー品
なお、日本と海外では売れる商品の特徴が異なります。
実際に売れている日本製品を見ることで、皆さんのストアのラインアップを見直してみましょう。


🌏 人気カテゴリの共通点は「日本の細やかさと品質」
紹介したカテゴリをまとめると、ひとつの結論に行きつきます。
どのカテゴリも“日本の細かさ・信頼性・便利さ”が評価されている。
オーストラリアでは必要最低限の文化だからこそ、日本の工夫や品質が“特別な価値”に変わるのです。
eBay販売に活かせるポイントは以下の通りです。
- Made in Japan を必ず記載
- 商品説明に “Japanese Quality” を一言添える
- 中古でも安心される(むしろ歓迎される)
- 丁寧な梱包は高評価につながる
- 写真は明るく、清潔・丁寧さを伝える構図に
✨ まとめ:海外でだからこそ、日本製品の強さが際立つ


オーストラリアでの生活は、日本の製品やサービスがどれだけ細やかで高品質なのかを改めて実感する時間でした。
ラップが切れなかったり、ピーラーの切れ味に困ったり、文房具を褒められたり、SUBARUを自分でカスタムする若いオージーに出会ったり──
そうした日常の中で、「日本のアイテムには海外の生活を良くする力がある」と強く感じました。
次回の記事はこちら!(※準備中)


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